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2021年04月01日

70歳定年時代 勝つ人、負ける人

週刊朝日は、令和の出版物の売れないデジダル時代に、好調な売れ行きを伸ばす「週刊現代」を見習ったのか、或いは本当に日本の高齢化社会の問題に対して取り組む姿勢なのか、日本の高度成長を支えてきた団塊世代の後期高齢化、少子高齢化社会を迎えた70代をターゲットとする特集に力をいれています。
下記の人口グラフでも分かるように、70代の人口は働き盛りのメイン40歳~49歳の世代に続く、第2の大きな山、文字通り塊、団塊を構成しているのです。




シリーズ週間朝日と考える老後の4K 介護・金・健康・孤独
今週号は、4月に「改正高年齢者雇用安定法(70歳就業法)」が施行されるのを受けての特集です。
新聞広告のキャッチタイトルは
「70歳定年時代 勝つ人、負ける人」です。
だんだんと、大げさモードの週刊現代の様相に近づいてきていますが、勝つ人・負ける人って何に勝つの?負けるの、カミサンの会話と同じく主語・目的語が分からない。

私は、この70歳定年時代 勝つ人、負ける人という意味を週刊朝日を立ち読みするまで勘違いしていました。
勝つ人とは・・・
日本のこれまでの従来の定年制度60歳でスパッと仕事をやめて、自分の老後の人生を自分で設計し、切り開き、公的年金とこれまでの蓄えの範囲内で悠々自適・・あるいは汲々自適でも、人に流されずに生きていく生き方ただと思って読み始めました。
しかし違いました、4月から始まる選択定年制度に適応できる、希望する職場に就労し、孫や子供のような若手社員と上手くやれる、再就職出来る人を勝つ人、勝ち組と評しているようです。
負ける人とは、4月から変わる定年とシニアの働き方ルールに乗り遅れる、適応出来ない人たちを云うようです。
新制度4月1日施行
70歳就業機会を確保する努力義務は以下の7つ
1,定年の引き上げ
2,定年の廃止
3,再雇用
4,他の会社への再就職を支援
5,フリーランスとして業務委託
6,起業の支援
7,社会貢献活動への従事を支援

これで何が変わるのか?
何も変わらないと思います。その理由の一つが会社側の「努力義務」だからで、罰則規定はないのです。
でも、でも大企業はそれなりに、形だけでも70歳就業法を意識してきています。
私が昨年まで在籍していました、NPOには昨年さっそく地元一部上場企業からアプローチがありました。
「7,社会貢献活動への従事を支援」についてのコラボの提案を求めてきたのです。
話をしてみて、企業側は先ず今年、一年目「こう動いている」と云う格好・体裁を整えたいようでした。
私達NPOの方としても、それならばある一定程度の協賛金・寄付と云うお話は、雑談・水面下という形でもっていきましたが、正式な会議録・記事録として掲載は拒否されました。
おそらくですが、大企業の中では、この70歳就業法施行にむけて準備はしていると思いますが、中堅、中小規模の企業では特段の変化はないでしょう。

社会は本当に70歳の労働者を必要としているのか
上記の人口グラフを見る限り、70代の人口は働き盛りの人口とほぼ同じくらいいるのです。
政府がこの大きな塊に目をつけ、働いて、収入を得てもらえば、支払う年金は少なくなり、税収も自ずと増えます。
「シニア人材は現役世代以上に即戦力かどうか問われる」
求人が多いのは、実際に現場で仕事が出来る人
・会計や税務(もちろん会計ソフトを扱える人)
・施工管理(各分野 建築・意匠・電気・設備などの専門家、CADが出来ること)
・自動車整備or運行管理者
・看護、介護など明確なスキル、国家資格を持つ人
・VB、web言語、JavaやPHP、C++、JavaScriptなど、現在の若者が苦手なPC言語の使い手
これら人たちは、今回の70歳就業法施行以前から、年齢に関わらず求められていた人材で、私のまわりでも75歳後期高齢者ととなった今で必要とされている人たちは大勢居ます。

でも日本のサラリーマンは本当に70歳まで働きたいと思っているのでしょうか?
引用東証マネー部 https://money-bu-jpx.com/

公的年金の支給開始年齢も引き上げが続き、社会人の引退の時期は確実に引き延ばされていく方向だが、現在働いている会社員の本音としては、
何歳ぐらいまで働きたいものなのだろうか?全国の20〜40代の会社員552人に聞いてみた。

Q. 何歳くらいまで働きたいですか?
いますぐ退職したい 8.3%
30歳 2.9%
40歳 5.1%
50歳 8.5%
60歳 18.1%
65歳 23.7%
70歳 7.8%
75歳 2.7%
生涯現役 7.1%
考えていない/わからない 15.8%

65歳が23.7%で最多となり、60歳と合わせると41.8%を占めた。
現在の定年程度の年齢までは働きたいという会社員が多いようだ。
50歳までに退職したいとした人は24.8%、70歳までもしくはそれ以降も働きたいとした人は17.6%であった。
長く働き続けたい人よりはアーリーリタイアを希望する人の方がやや多い。
70歳以上と回答した人の割合は、20代では12.6%、30代では15.1%、40代では25.7%であった。
年齢が上がるにつれて仕事が軌道に乗ってくるともっと働き続けたいと思うようになるのかもしれない。


アンケート調査の方法にもよると思いますが・・・・

前記のアンケート対象者は、20〜40代の会社員552人とあります。
これが現役世代でも50代後半から65歳の定年間際の年齢層に対しての質問ですと大幅に変わってくるのは間違いありません。

・夫婦二人世帯、夫厚生年金、妻国民年金の平均的年金
 金額 年265万程度の年金収入がある。
・子どもたちは独立している。
・持ち家のローンは完済済み。
・ある程度の金融資産(2~3,000万程度)がある。


このラインでしたら、特別贅沢しないかぎり、65歳定年で普通の老後シニアの生活が送れるだけの日本の社会環境は整っています。
退職直後は時間が有りすぎたり、支出が増えたりしますが、自然に収入に合った生活スタイルに落ち着きます。
人生は短い、70歳を過ぎたら日々のスピードは思ったよりも早く進みます。
ゆったり、自分のペースで、こんな生活でいいのかなと、思いながら行くのがちょうど良いのだと思います。


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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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