• もっと見る

2021年03月12日

10年前のあの日と今、 今日、会話したのはカミサンとだけ

あの日からもう10年経ちます。

私は当時早期退職して8年の63歳、今、振り返れば、一番油が乗っていた年齢だったのでしよう。
あの日、鎌倉市役所内のNPOセンターで会議をしていました。
確か、会議の内容は今年の市民活動フェスティバルについての参加募集団体向けの素案づくりだったの打ち合わせだったと思います。
参加していた会議のメンバーも、かなり明確に覚えています。
ネットミーティングも、SNSも、Twitterもいまのような標準ではなかった時代。
もちろん、感染症なぞ、衛生大国日本には存在もしない時代。
週に一度以上は、顔を合わせて、議論していた時代。

2011年311日
地震発生当時、鎌倉NPOセンター内で、会議の最中でした。
突然の停電の後、数秒してから建物がゆっくりと揺れ始めました。
高校生の頃、新潟地震や、地元長野の松代群発地震を体験していますので、震度5の感覚は持っています。
揺れはの大きさは、4弱かなと感じたのですが、何時もの揺れと違って時間が長い、もしかするとすると考えました。
最初の地震が納まって、数分後に前と同じ程度の余震がきました。
これは何時もの地震と違う肌で感じ表にでると、同じ敷地内の鎌倉市役所の駐車場には、全職員が集まっています。
ほどなく、庁内の緊急放送で全職員、指示のあるまで役所内建物には入らないようにと云うアナウンスがありました。
普通ならすぐに復旧する電気がきませんし、交通信号も消え、JRも止っているようです。
この日は金曜日で、夕方から大船センターでweb支援講座がある為に、5時までに大船センターに行かなくてはならないので、大船まで歩くことにしました。
大船までは、亀ヶ谷切り通しを抜けて、北鎌倉・小袋谷経由で1時間かりました。
全てJR踏切がクローズしている為、道路は車で溢れかえっていました。

当然ながら、夜の講座は中止、自宅に戻ると停電・断水状態、ガスは不思議にOKでした。
自宅にいたカミサンは、最初の大きな揺れの後、近所のコンビニで水と食糧を買ったそうです。
しかし、その後予備の電池を買いに行くと、店内は満員で、お店は、閉める準備に入っていたようです。
停電は、夜の9時に復旧しましたが、今度はインターネットが通じません。
結局インターネットが通じたのは、翌日12日15時、まる24時間我が家は、webの世界から切り離されていました。
まだまだ、TVでは災害の報道が続いています。
今回は、水・電気そして、通信のインフラの重要なことに今更ながら、認識した次第です。



あれから10年、私は73歳になりました。
あの日の震災を共に経験した会議のメンバーとは、今は半年、一年以上も会っていません。
皆さん、私よりも上の世代3~5歳年上の方々ばかりてすからみんな、齢をとって、緩やかにバックアップに廻ったり、家庭に引き込んだり、孫の話をする年齢になってきています。
私もこの10年で大きく変わったとことは、パスポートを更新せずに海外旅行・海外ロングステイから卒業したことです。
そして、断捨離・終活と称して、色々なものから卒業してきています。
写真の整理、手紙、年賀状、趣味のクラブ、そして、昨年、NPOボランティアから卒業し、一歩距離をおいています。

すると、どういう変化があるかと云うと・・・

何を食べても、すこしくらい長く距離を歩いても一向に体重が減らないのです。
1日中、PCに向かっている時間が長く、移動もキャスターのついた椅子でズルスルと移動生活、それでなくても基礎代謝が老化とともに落ちてきているのに・・

毎朝、体重計に乗って量っていて、急激に体重が落ちている日があります。
昨日、何を食べたたっけ?、何か運動をしたっけ、と考えてみるのですが思い当たりません。
ある時、もしや思ったことがあり、意識し、翌日の朝、ヘルスメーターに乗ってみました。
僅か・・100~3000g程度ですが、痩せたことを確認できました。
それは、何かというと、外で人と会って長時間会話した翌日です。
昨年、一度にいろいろなことから卒業し、それに加えてコロナ禍モードの自粛で外出が減り、今日一日、外部の誰とも会話をしていない・・・のが当たり前の状態、話し相手は、わがカミサンだけそんな日が珍しくなくなってきているのです。

ひながな一人暮らし、一日中誰とも話さない、話す相手はTV画面

ステレオタイプイメージとしては、小さな公団のアパートで、猫とテレビだけが会話の相手の老人の一人暮らし。
1日どころか1週間一度も、生の人間と会話がないシニアライフ・・そうはなりたくない、と思っていますが、確実私自身も含めて、日本社会では増えて行くのは間違いないのでしよう。

外に出て会話をする、と云う事はある程度の体力・気力を使い基礎代謝量をあげ、食事もおいしくいただけるのでは、という仮説は私だけ?

今日から、駅前の商業施設「グランドシップ大船」にヤマダ電機がリニュウアルオープンするみたい、すこしは暇つぶしの場が復活するけど、会話は生まれるか?

ブログ管理人のホームページ
団塊世代の海外ロングステイと定年後の過ごし方

  
ブログ管理人のwebサイト
2011から2019年過去のブログ
posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
コメントを書く
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック