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2018年01月20日

夫定年後の妻の、「夫在宅症候群」と我が家ルール

朝日新聞の土曜版の「悩みのるつぼ」を良く読んでいました。
相談への回答者は同じ団塊世代の上野千鶴子さんでした。
よく覚えています相談内容は 「退職した夫が束縛します」です
悩み相談者は同じ世代64歳女性、。
要約すると【夫は私を愛していると確信しているようですが心配性です。あまりにもわたしの行動を束縛するのです。 夫は、組織の中でトップ近くまで昇進したので、退職後は趣味どころではなく、燃え尽きたのかもしれません。 私は、夫源病一歩手前?です。いいストレス解消法をご伝授ください。】

fuu.jpg上野千鶴子さんの回答は;
夫の退職がきっかけで夫婦の間に危機が訪れるケースは良くあります。
ずっと仕事一筋で不在だった夫が四六時中家にいるようになってから、えーこんな男だったっけ、と云う番狂わせ が起きるケースです。
〜中略〜 仕事のなくなった夫は「かまってくれ症候群」なんでしょうね。一昔前は、 「濡れ落ち葉」・「ワシも族」と呼ばれていました。〜中略〜
夫はまだ退職ライフビギナーのようですから、出歩く機会を妻が積極的に造って下さい。オヤジの地域デビューサクセス 談を聞いたことがありますが、そのほとんどが、妻が地元の情報を収集し、段取りをつけ、肩を押してようやく 出て行った先にはまったというケースでした。
成功した夫の妻は「私の平安の為に出歩いてもらっています」と動機を 語っていました。
妻の夫源病、別名「夫在宅症候群」のストレスは源は夫です。ストレス解消の決定打は、ストレス源を無くすことです。

我が家の場合は;
私たちは子供のない家庭で、共働きでした。
働き盛りの40代半ばから50代の前半は、バブルとその余韻時代で、 仕事柄、土日・祝日・深夜は当たり前、平日の帰りは、ほぼ毎日、品川23:59分大垣行のアルコールの匂いプンプンの最終電車でしたから 、たまの休みは二人の時間を大切にしていました。
しかし、同時に55才と52才で退職した夫婦が、平日の毎日マンションに居ると何かしらの罪悪感・何かをしなくてはと云うストレス があるであろうことは、解かっていましたので、退職後の二人の生活ルールを決めました。

お金に関して
・退職時に各々にある一定金額を分与し、使途を問わない自由なお小遣い原資とする。
・お互いに、このお金の使い道を詮索しない、残高を聞かない。
・バイト収入が入った時は、一部を相手にプレゼントする。
・一か月の小遣い高は平等とし、他に各々の年間ゆとり経費を設定する。

生活に関して
・相手の交友関係に立ち入らない。
・炊事・洗濯は妻、掃除は夫が行う。
・銀行等の出し入れ、資産管理は夫が行う。
・予算消化状況・資産内容は、常に妻がみられる状態にする。
・遺言状は年に一度、更新する

週刊スケジュールに関して
・月曜日から金曜日まで、二人が一日中同時に在宅する日は造らない。
・どちらかは、必ず、午前或いは午後外出する状況を造る。
・昼ごはんは、外で食べるか、或いは自分で造る。

年間スケジュールに関して
・三ヶ月に二回計8回、一泊以上の海外・国内旅行をする。
・年間予算が余る場合は、翌年に繰り越さない。使いきるか、無効にする。

など等、明文化した訳でもないですが、暗黙のルールとしてこれまで15年、やってきています。
これは、特別退職後に始まったのではなく、現役時代と同じです。 子供のいない、ニューファミリー・友達夫婦世代だからでしょうか?
posted by 西沢 at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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