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2021年01月15日

コロナ下の不要・不急の外出 富士山と菜の花畑へ

緊急事態宣言が東京首都圏から全国に広がりつつありますが、果たして昨年のような効果があるのか、素人目にみても疑問です。
昨年の緊急事態宣言下では、駅構内は閑散としており、駅ビルのルミネも、地元商店街もほとんど人が歩いておらず、電車車内もガラガラと空いており、座る際にも、特に要請された訳でもなく、自主的に一人分空けた状態で座り、その中間の空いている席は、混雑してても誰も座らないような雰囲気がありましたが、今はごく普通の通勤電車風景です。
それでも、カミサンに云わせると、昨年のようにスーパーのインスタント食品売場の棚に空きスペースが目立つし、ドラッグストアーのアルコール消毒スプレーが姿を消してしまっていると云います。

政府の政策の小出しのが原因と云う見方があります。
若者はたとえ感染しても、無症状や軽かったりするのという意識があるのでしょうか。
政府は、感染すると重症化する世代を守り、医療崩壊を防ぎ、医療従事者の負担を軽減するという意識を国民全体に丁寧に何度も伝えていかねばならないか、あるいは、欧州のようにロックダウンを限定的にでもやるしかないでしょう。
と云っている側から三連休の翌々日、電車に乗って菜の花と富士山の名所に出かけました。

不要・・・ではなく必要です。
三連休とその翌日は、一歩も外に出かけていません。
一番の理由は、寒く、お天気が良くないからなのが本音ですが、緊急事態宣言の発令も大きかったのですが。しかし三度、4日間一歩も外にでず、一日中室内、それも自分の部屋のパソコンの前、食っちゃ寝の生活が良い訳がありません。
不要ではなく、健康維持の為の必要な外出なのです。



不急・・・ではなく、「緊急」「至急」今しかないのです。
先週の新聞の湘南版で、東海道線二宮の吾妻山の菜の花が見頃と報じており、お天気が良かったら行かなくてはいけないと、決めていました。
13日朝、起きて西の空をみると綺麗に晴れており、昨日まで寒さもなく、天気予報では一日中晴れ、気温も14℃まで上昇するとの様子なので、朝食後すぐに出かけることにしました。
過去三度行ったことのある吾妻山から富士山撮るには、午前中が良いのです。

朝9時東海道線で大船⇒藤沢⇒辻堂⇒茅ヶ崎⇒平塚⇒大磯⇒二宮で 25分 510円です。

二宮・吾妻山公園

湘南で富士山を正面に綺麗に見える、そして駅から近い場所として「二宮 吾妻山公園」は人気・有名な場所です。
吾妻山は標高136mとちょっとと、高い丘ていどの山で、二宮駅北口より公園入口までは徒歩で約5分、そこから階段、山道を登り、山頂(標高136.2メートル)の展望台までは約20分です



水仙の群生

頂上公園にいく途中には、この時期、水仙の群生が見られます。
ここをすぎると、頂上展望台までは5分程度です。
展望台手前には、子どもたちに大人気の地形を巧みに活用した「ローラー滑り台」があります。
全長は102メートル、傾斜は約10度。 相模湾を見下ろしながら、一気に下っていく大人でも楽しいすべり台です。



吾妻山展望台

吾妻山公園には1年中咲きほこる花々や、包み込むように生い茂る木々に囲まれた小道があります。
また、頂上には湘南のここちよい潮風を受けながら相模湾を一望できる全面芝生の展望台があり、この日は真っ青の雲ひとつない青空で公園内の一本の緑の葉を落とした大樹が見事でした。



相模湾を一望

公園から左手、東南方面には国府津・小田原の町並み、静かに広がる相模湾、そして箱根の山々が見えます。
山頂公園には東屋、ベンチ、椅子、トイレも完備されていますが、山頂にはレストラン・売店、飲み物の自販機はありません。
これらは、下から上る途中に小さなお店がありますが、いつも開いているかどうか分かりませんので、駅周辺で準備したほうが良いでしよう。



お目当ての富士山と菜の花

二宮町の吾妻山では、12月下旬頃から斜面に植えられた6万株の早咲きの菜の花が咲き始め、1月上旬から中旬に見頃を迎えます。
吾妻山に菜の花が植えられたのは1989年(平成元年)。
初秋に、ひとつかみの種をまくと11月中旬頃から花を咲かせ始め、新聞には「日本一早い菜の花」という見出しで掲載されました。
しかし、規模が小さかったことから、訪れる人たちにとっては期待外れだったようです。
そこで、5年をかけて斜面を開墾し、試行錯誤を重ねた結果、6万株もの菜の花が咲く景色が出来上がったのだそうです。
今では二宮町のシンボルとなり、訪れる人々に感動を与えてくれています



ほぼ全員シニア・高齢者

朝9時に自宅を出て、10時15分でこの晴れた絶景にたどり着きました。
1月の緊急事態宣言がでている平日の午前、ざっと見回すと20人ほどのカメラを変えた男性と、シニアのカップルが見受けられます。
10時半をすぎると、人がどんどんと増えてきます。
皆さん見た限りで、私と同年代のシニア・高齢者です。
考えるのは一緒のようで、自宅巣ごもり、自粛しているが、4日ぶりの晴天と暖かい日、朝起きてお天気が良いので、来たそうで、ほぼ皆さん湘南、遠くても横浜にお住まいの方々のようです。
お一人、かわいい猫を連れた方がいました。
自宅から猫を連れて、写真を撮るのが趣味のようで、「あら今年もネコちゃんがいるのね」という、吾妻山の常連の方もいました。

自分も高齢者・シニアと呼ばれる年齢なのですが・・・
最近、このような観光地や人が大勢集まる場所にくると、以前は皆さん、私よりもお年寄り、年齢が上に見えていたのですが、古希を越すと最近、この大勢のなかで自分はかなり年齢が上のほうではないかなと思うようになってきています。

お昼頃に帰宅すると、やはり4日ぶりの女性スポーツクラブから帰ってきていたカミサンが
「どうだった、このコロナ自粛でも人が出ていた」と聞きます。
「ピーカンの青空、富士山はくっきり、雲ひとつなし」
「吾妻山はジジ・ババでいっぱいだった」と云うと、
「君だって、十分、立派なジジだよ」とおっしゃいました。
そうか、ジジと云われ、そうじゃないとも返答できる年齢でもなくなってきているのか


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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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