一昨年、信州の実家の兄と二人で青森・秋田の桜の撮影旅行に行きました。
兄の目指すメインの撮影目的地が、私の好きな吉永小百合のJR東日本のCM地「鶴の舞橋」であると知った私は、個人自由旅行で鉄道・路線バスだけでは大変行き辛い、難しい場所でもあったので、一緒に車でいくことを申し出、信州の実家からのガソリン代・高速代は兄が持ち、私は宿二泊、食事代、その他を負担して、お天気にも恵まれてかなり自由な旅を味わいました。
その時、次回は紅葉の時期に来ようと話した覚えがあります。
そして二年後、75歳後期高齢者となった兄と72歳古稀を過ぎた弟の私、二人にとって、そろそろ車での長距離移動の撮影ドライブツァーこれが最後になるやも知れないねと云う自覚をもって計画を始めました。
ともかく、出発日は決めず、お天気が100%良いだろう日を狙って信州を出発しよう、となり、ルートも宿も決めずの行き当たりばったりの旅となりました。
1日目 10月17日(土)
私は、お昼前に鎌倉の自宅をでて、東京・上野ラインで大宮へ、大宮で北陸新幹線に乗り換え、長野市で下車、実家で兄と合流。
少し午睡してから夜の7時過ぎに長野を出発、兄の車は上越道・磐越道・東北道経由で、最終目的地、十和田ICを目指しました。
運転は兄一人です。元々私は60歳で運転免許は更新せず放棄していますから、ただひたすら助手席で、兄が眠くならないように話しかけて行くだけです。
それでも眠くなくなります。
カーナビーは2時間ノンストップですと、ご丁寧に「もう2時間停まっていません、そろそろ休憩しましょう」と語りかけてきます。
ちょうどこの日、私は前立腺のご機嫌うるわしくなく悪く、ほぼ2時間保たずにトイレ休憩をすることになりました。
2日目 10月18日(日)
まだ未明、4時半に十和田湖畔に到着しました。
この日の最初の撮影目的地は、奥入瀬の川の流れと紅葉とのマッチング映像です。
兄も私も3度目の奥入瀬で、如何にベストポイントで車を停めることが出来るかがカギであることは分かっていました。
先ずはまだ暗い中、ベストポイントの撮影地の駐車場所の確保に動きました。
まだ暗いのですが、10月の3週目の奥入瀬は紅葉はまだまだで、後2~3週間先がピークのようです。
私たちが確保し駐車した、奥入瀬上流の仮設トイレ脇のスペース(車8台分)は、まだ薄暗い8時前にはすべて埋まってしましいました。
何だ、まだ紅葉していないではないかと、云いながら奥入瀬の水の流れと滝を撮影して戻ると、観光協会の係員が待っていました。
この停めた場所は、団体観光バス3台分の駐車スペースだったのです。
奥入瀬の最上流の4つの滝が集まっている最大の名所の撮影で約2時間。
お天気は良いのですが、陽の光は渓谷に届かず、廻りの雑木林はまだたまだ紅葉に程遠い状態に、早めに切り上げて今回の本番の八甲田山系に向かいます。
奥入瀬から、蔦温泉・酸ヶ湯温泉のドライブルートはまさに、日本一の紅葉ドライブルートでした。
お天気は最高の撮影日和の青空、途中の酸ヶ湯であることに気が付きました。
今日は日曜日・・・このお天気の良さ、まだ午前中と云うのにどうりで酸ヶ湯も蔦温泉の駐車場もいっぱいな訳です。
これは、ロープウェー乗り場に急がないと・・と八甲田ロープウェー乗り場に急ぎました。
11時半に到着した八甲田ロープウェーの前は、超長蛇の行列、駐車場は空きがなく、大型観光バスは、一目見て20台以上です。
切符売り場では「只今2時間30分待ち」の看板が出ており、躊躇なく今日の八甲田ロープウェーに乗るのはあきらめ、翌朝一番に再びくることにしました。
今晩の宿は、早朝に電話で確保してあり、明日、予定していました青森市内観光に切り替えました。
青森市内観光は
三内丸山遺跡、棟方志功記念館、ねぶた展示の「ワラッセ」、そして兄が楽しみにしていました青函連絡船等です。
この日は、予定より早く、5時前には宿である「あおもり健康ランド」のツイン個室に潜り込みました。
二人の宿泊費は7,600円、このgotoトラベルの時期、けっして激安の施設でもなかったですが、前夜の寝不足で、超特急で眠りにつきました。
3日目 10月19日(月)
八甲田ロープウェーの始発は8時30分が第一便です。
これに間に合うように、5時半にスマホ目覚ましを設定し、朝5時前に起きて、天然温泉露天風呂の空を見上げると、今日も一日良いお天気のよう。
しかし、外に出てみると道路が濡れています。先ほどまで少し降っていた様子、確かに薄い雲が前方、八甲田の方面にかかっているのですが・・・
7時前に八甲田ロープウェー駅に来ると、車も観光バスも停まっていません。
かなりまだ早すぎたようで、時間を確認して、この近辺の紅葉スポットの一つ、「城ケ倉大橋」に向かいました。
陽はさしたり曇ったりの連続ですが、大橋の上から眺める八甲田山系の紅葉は、ますますロープウェー山頂駅での景色に期待が高鳴ります。
8時30分の始発前に到着すると、既に数10人の行列が出来ていました。
チケツト売り場(一人往復2,000円)では、「現在、山頂駅では雲がかかっていて、眺望率0%」と前置きしながらの販売でした。
どうしようか思案しても、昨日、今日と2日間も来ていてここで、断念する訳もなく、ロープウェー途中からの風景も見ごろの一つとして、第一便で乗り込みました。
あの名画「八甲田死の彷徨」のラストシーン、生き残った弘前連隊の兵士(緒形拳)がロープウェイゴンドラのなかから眺めていた風景が真下に展開しています。
大満足です。ゴンドラが山頂駅に到着すると真っ白な雲に覆われ、数メートル先も見渡せず、今乗ってきたばかりゴンドラに再び乗車して下山しました。
さあこれで、青森の紅葉はおしまいにして、次は日本海に抜けて、五能線沿線を南下し、千畳敷海岸・不老不死温泉・白神十二湖と廻り、今晩の宿秋田を目指します。
このルートは、テレ東「出川の充電させてもらえませんか」の再現で、兄は2度目ですが、私は初めて場所です。
そして、秋田での最大の紅葉の眼玉は、角館から車で15分の「抱きかえり渓谷」の紅葉が待っているハズです。
青森・秋田の紅葉旅後編へ続く
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