CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2020年10月14日

メディアが報じないgotoトラブルの裏側

最寄り駅で革新系政党が朝立ち演説をしていました。
近々国政選挙も、地方選挙もないのに、何を訴えたいのかと、渡されたチラシをよると、政府の経済対策「Gotoキャンペーン」の不備、不平等について、これらの音頭取りを安倍政権時代を続けていた首相を批判していました。
「Gotoキャンペーンは、旅行に行ける人たち、外食できる人たち、富裕層だけが恩恵をうける」
「暇・時間があり、何もしなくても一定年金がはいる、余裕のあるシニア・老人だけが恩恵をうける」
「毎日炎天下の下で働き続ける、ヨレヨレ交通指導員や、テグテグメーター検針員の日当をはるかにうわまる支援金を豪華ホテルに泊まり受け、地域クーポンでお土産を爆買いしている」
「新型コロナに対する経済支援政策はもっと幅広くすべきである」と
まあ確かに、一理はありますが、Gotoトラベルは、疲弊している交通・鉄道・航空・ホテル・飲食・小売りに幅広く、薄く行き渡る政策だと私は思うのですが・・・

ここにきて、問題点が生じ、メディアが報じるようになりました。
Gotoトラベルとは、旅行代金の50%相当を、一人一泊20,000円(上限最大)を上限に補助する観光支援策その50%のうち、35%分は旅行代金から割引き、残りの15%は旅先の買い物や飲食で使える地域限定クーポンで配る。
これを担当する官庁は観光庁です。
日本の行政制度で観光庁が直接やる訳もなく、委託された団体がすべて業務を担当します。
GoToトラベル事業の運営にあたる事務局は、一般社団法人日本旅行業協会を代表とするツーリズム産業共同提案体です。
観光庁から事務局に支払われる委託金は「1,860億円」です。
その内訳は、システム製作費や広告費などもありますが、ほとんどは人件費のようです。
この事務局への出向者はぼ全てが加盟旅行代理店、大手JTBや日本旅行等の社員です。
そのほとんどが、海外旅行部門の社員だと云います。
海外旅行が99%消滅し、航空機も飛ばなくなり、海外旅行部門の人員整理も目前にした時期にこの事業案が浮上し、旅行業界からの1日でも早いスタート要請、事情もあり、付け焼刃・泥縄・突貫で8月1日スタート予定でしたが、業界の要望で7月23日からの4連休に繰り上げられました。

私たち二人は、このGotoトラベルの事業内容が広く一般に知らされる前の7月20日から7月23日の3日間、個人手配旅行で城崎・湯村温泉旅行をJTBのサイトから予約していたのです。
解っていれば当然ながら、1日遅らせていたのに、情報は全く届いていませんでしたし、ホームページもありませんでした。
その後、9月には大手旅行会社の団体パック4日間の知床秘境ツァーに参加した時は35%の割引はあったものの、地域限定クーポンは間に合いませんでした。
如何に付け焼刃、場当たり的な政策だったことか!
そのGotoトラベルは、当初、コロナ感染が続く東京都を除外していたのを解禁としていたのに、抜け道もあったのです。
知床ツァーに参加していた多くのツァー客のなかにかなり多数の東京都民がおりました。
話を聞くと、旅行を申し込んだ代表者が東京都以外の在住者であれば、同行者の住まいについては問われないとのことでした。

そして旅行金額の35%と地域限定クーポン15%、東京都と解禁となった10月1日からスタートしましたが、1週間もしないうちに、付け焼刃・泥縄のシステムに破綻が生じました。
地域限定クーポンは、紙レベルのものと、電子(スマホ対応)レベルの2種類あるのてすが、紙レベルでは、偽造防止の未熟さや、印刷レベルの差で、受け取りを拒否する店が続出したり、地方の中小小売店で電子クーポンを取り扱うお店が少なく、地域・日にちをオーバーして余ってしまう事態が発生しています。

そして深刻な想定外の問題がメディアを賑わかせています。
宿泊予約サイトでは、東京が解禁になって僅か10日で35%の支援金予算が足りなくて、一律3,000円の割引のみと発表しました。
このニュースを見て、なんで?Gotoの政府予算は1兆6,800億もあるのにこんなに早く足りなくなるなんてあり得ない、少なくとも来年3月までは保つだろうと予測していたのに。
調べてみると理由が分かりました。
Gotoの政府支援金は、宿泊したホテル、旅行代理店、ホテル予約を代行したサイトが、実際に利用した人数・数値に応じて、観光庁に還付・請求するものと思っていたのが間違いでした。
これらの支援金は、事前に各旅行代理店、旅行サイト、或いはホテルの昨年度の実績から換算して、予算を事前に割り当てしていたのです。
これらを実際に取り仕切っているのが、「一般社団法人日本旅行業協会を代表とするツーリズム産業共同提案体」つまりJTBを筆頭とする大手旅行会社なのです。

宿予約サイトの楽天・じゃらん(リクルート)・一休.comが35%をやめ、一律3,000円とするのは理解できます。
このまま、予約を受け付けする度に、赤字が発生するのですから、当たり前です。
観光庁はこれらの各社に対して、予算額の変更を検討すると云ってますが、何時からと云う情報は伝わってきていません。
そして、私のサイトに集まる旅行好きのメンバーの間では、もそもの旅行代金、割引き前の元値、割引き35%の分母にあたる部分が高いgoto前に比べて、高いのではと云う疑問が投げかけられています。
今回の「秘境知床4日間」にしても、元値は10万、割引きは35,000円とお得感を演出していますが、実際に参加してみて、この観光コースでは、4日間は必要なく、3日間で十分廻れるコースなのでした。
旅行会社は今、これらの「意識して高く設定しているのではないか」の声が聞こえ始めて、否定にやっきとなっています。
「コロナ対策にお金がかかっている」
「バスも定員いっぱいに乗せられない為、経費が上昇している」
「Goto割引きの為の人件費・経費がかかっている」と。

駅の朝立ちで演説している革新系政党の皆さん。
悪いのは、暇・金を持て余してGotoを利用、謳歌している、私たち小金持ちシニア年金生活者を非難する前に、もっと大きな相手、私たちの税金から大きなお金を引き出している相手を非難し、真実を掘り起こして下さい。

ブログ管理人のホームページ
団塊世代の海外ロングステイと定年後の過ごし方
posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
コメントを書く
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック