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2018年01月12日

定年後のロングステイ候補地 インドネシア バリ島の生活

定年退職後の海外ロングステイの人気地と云えば、これまで紹介してきたマレーシアのペナン島やタイのチェンマイが知られていますが、隠れた人気NO1はバリ島なのです。
日本人リタイヤシニアが描く海外ロングステイイメージと条件の
ubudo1.jpg「青い美しい海」
「一年中暖かい」
「エキゾチックな文化」
「日本からの直行便」
「安い生活費」
「比較的取りくみやすい言葉」
これらが全て揃っている場所なのです。

一般的に、バリ島は、若い女の子同士で4・5日遊びに行き、安い買い物、珍しい風景、どんな子でも日本人女子は現地バリボーイにもてる、開発途上国のビーチリゾートというイメージがあります。確かに、それは本当です。これが誤解を生んでいることもありますが、それは、バリ島のクタ・ヌサドゥアを中心とした海岸部の話です。

退職シニアがロングステイするウブドは、空港から車で一時間の内陸の町、村です。
ここは、古くからインドネシアの国教のイスラム教ではなく、インドネシア土着信仰と交わり独特の発展を遂げてきたバリヒンズー教のメインの村で、芸術の村と呼ばれ、古くからヨーロッパの人々に愛されてきた町です。
日本の有名人・芸能人にも愛され、かなり多くの人達が別荘を持っています。

退職シニアの海外ロングステイ地と有名になってきたのは、団塊世代がリタイヤする少し前、2000年頃からです。
前号で書いた、年金シニアに受けいられる諸条件が比較的、整っているからです。
それまでの定年後海外ロングステイを志す人は、お金持ちシニアであり、特に女性は美しい街並み、豪華で安全な宿泊施設英語圏をめざしていた、経済的にも恵まれた人々でした。

しかし、一般的な普通のサラリーマン団塊世代の退職時期になると、先ず優先は経済的に年金の範囲以内で暮らせること、暖かいところ、美しい所、安全な所、と変化し、バンクーバーやゴールドコースト、ニュージーランドなどの高い、白人社会を敬遠して、アジアの国々にロングステイ地を求めてきたのです。

バリ島はともかく安かった(10年前の話です。)
一般的な居心地の良い民宿は一日一部屋10ドルから30ドルで山ほどあります。
これまで海外旅行といえば、ただ物見遊山の通過するだけの旅でしたが、ここでは滞在し一般の家庭のお客様としてシニア女性が望む、ふれあいが有りますし、バリ島には見て回れないほどの世界遺産観光地があります。
私たちの退職一年目のロングステイ候補地は、このバリ島にしました。

定年後のインドネシア バリ島ロングステイするに当たって、最重要課題が宿泊先です。
バリ島には、ロスメンと云われる、所謂民宿が多く存在しています。
これらの形態は海岸側の ビーチリゾートではあまり多くなく、内陸部のウブドに集中しています。ロスメンにも色々 あって、本来の家族同居の敷地内に客用のコテージが建てられ、家族で切り盛りしている正統派ロスメンと、この頃多くなって きている、半商売的なホテルタイプのものなどがあります。
値段は500円〜3000円迄、当然宿泊日数により違ってきます。
お部屋の設備も、バスタブ付き、温水シャワー、冷水シャワー、トイレ共同など値段により差はあります。今までPAC旅行の ゴージャスホテルに慣れ親しんで来た方には、抵抗があるかも知れません。
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バリ島の正統派ロスメン
私たちがお世話になっていたのがこの正統派ロスメンです。
大きな敷地内に10室ほどのコテージタイプのお部屋があり、 値段は公表10$〜30$、美味しい日替わりの朝食と、アフタヌーンティー、何時でも自由に飲めるお茶・コーヒーサービス 付き、シーツ交換は中2日、室内清掃は毎日です。
経営はウブド目抜きどうりにある超有名レストラン「カフェ・ワヤン」のマネージャー の奥さんの「ニョマンさん」三人の子供がいます。
長女はバリで一番有名なバリ舞踏団 のプリマ、と言うのが奥さんの自慢の種です。
このロスメン「family Guest House」は欧米のガイドブック、日本の地球の歩き方にも紹介されている超人気の宿です。

理由は色々あるのですが、家族同居の正統派のロスメンである
短期の旅行では味わえない、バリの普通の人々の暮らしぶりが体験出来ます。
特に私の場合、朝夕の神様へのお供えを見ているだけで飽きません。
ウブド目抜き通りから適度の距離があり、静か、かつ便利ウブドの中心街「モンキーフォレスト」までは歩いて15分程度の「トゥブサヤ」という場所にあります。
メイン通りから一本入っているので静かです。中心街のようなコンビニやしゃれたレストランはありませんがこれまでの滞在で、近くに安くて美味しい「ママズ・カフェ」という奥さん一人でやっているお店を発見しました。

値段相当の設備が整っています。

ロスメンで、バスタブまで付いているお部屋はなかなか有りません。ここでも10室のうち3部屋だけです。私達が毎年泊まる部屋は、ママの云う「スイートルーム」。彼女は私達の手にしているガイドブックのホテルの部屋の写真 を見ては、「うちも、こういったお部屋を造りたいのよ」と云って今年は天蓋付きのベッドにしました。

食事が美味しい
朝食は付いてます。4種類のメニューから選べます。場所は庭の食堂で、宿泊客のコミュニケーションの場所になってます。 もちろん、お部屋のベランダへも持ってきてくれます。他に午後は地元のお菓子付きのティーがでます。
夕食も注文すれば出してくれます。(別料金≒200〜500円位)

従業員が良い・日本語が少し解る
オーナーのご主人がレストランのマネージャーだけあって、従業員がしっかりしてますし、皆な良い子ばかりです。 日本人が多いせいか(独身女性と中年夫婦で、あまり若い男性が泊まっているのは見た事がありません)スタッフはかなり日本語が話せますし、他の女の子もカタコトですが理解できます。当然英語はOKです。

バリ島で、どうやってロスメンを探すか?
バリ島に限らず、ロングステーの宿を探す最もオーソドックスであり、最も有効な方法とは?
私達がとる方法は、先ず最初、一回目はPAC旅行を利用します、通常バリの場合は4泊6日パターンですが、最大延長可能 日数を聞いて、期間を延ばします。PACに含まれている4日間はそのままのホテルを利用して、この4日間の間で歩き廻り 実際に見て歩きました。ニ週間の宿泊予定を告げればどんな高級ホテルでも部屋を見せてくれ、料金の交渉に応じて くれます。

情報は何処で手に入れるのか?
事前のインターネット情報・ガイドブック・現地の人の評判・ひたすら足で探す、結構楽しいものです。ほとんどの宿は、決まれば今泊まっているホテルまで迎えに来てくれます。注意しなくてはいけないのは、こうやって PAC旅行を延長、ばらす際、PAC離脱料金なるものが取られます。3000円程度ですが・・・
他に帰国の際の空港送迎が 無くなります。帰りは自分で手配することになりますが、通常ロスメンで有料で手配してくれるから心配ありません。

詳しい情報はhttp://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/bali.htmlをご覧ください
ここで紹介している民宿の動画はhttps://youtu.be/G77rHHfZLAAここから
posted by 西沢 at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外ロングステイ
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