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2020年03月22日

定年後の働き方 60歳超えても賃金を下げない会社 日本ガイシの新制度

春分の日の朝刊紙に、上記タイトルの経済記事に目が留まり読んでました。
55才で退職し、17年も経過している私のような年金リタイヤおじさんが、改めて解説するのも変ですが、一般的な日本の会社のサラーマンの年功序列賃金体系の年収の最大ピーク年齢は55~58才頃に設定されているケースが多いのは、特に政府公式を頼らなくとも解かります。

ブロブ記事に平均的なサラーマンの収入などの数値を書く場合、私見ではなく公式に公表されている数値を参考にしているんだよ、と云う意味で、グラフや数値を書くのが、確かに正当、真っ当、常套な書き方ですが、今、このブログで誰を対象として書いているのかを意識しないと、その公式数値は何の意味も持たくなります。
例えば 世代別年収を調べようと検索すると、先ずは

年齢階層別に平均賃金の推移をさぐる(2019年公開版)

これを参考にすると、・・・・
50代後半の男性の年収は420万前後です、そんなバカな、そんな低いハズは有りません。
いったいの平均的数字の根拠は何なんだと読むとこれは基本給に家族手当などを足したもので、通常はほぼ固定して受け取れる額を意味する。
また今件はフルタイム労働者を意味する「一般労働者」を対象とし、フルタイムなら契約社員や派遣社員も該当する。
ただしパートやアルバイトは「一般労働者」では無く「短時間労働者」なので、検証対象外となる。そうか、やはり。私の知りたいのは、私のブログやホームページに訪れる、50代半ば過ぎ、これからの老後の過ごし方や、海外ロングステイを考えているような世代、どちらかと云うと固い、大きな企業に勤めている正社員とイメージなのです。

55歳〜59歳の平均年収と給料
このサイトでは、学歴別、企業の規模別の、男女別のピークと思われる50代半ばから60才直前の年収数値が解ります。
おおよそイメージしていた、大卒・大企業のサラリーマンで780万か、私の知る周辺ではもうちょっと上のような気がしますが。


【最新版】年齢別の平均年収一覧(20〜60代)
今回、私が考えている、このブログを読む方々に最も近い、学歴・地域差・企業規模の全国数値を均すとこのくらいなのかと云うサイトの数値です。
50〜54歳 677 万円
55〜59歳 669 万円
60〜64歳 508 万円
でも、団塊世代の私たちの現役時代の感覚からしたら、こんなに低いハズはない、というのが実感です。

年収は年齢×20万円が当たり前だった時代
団塊世代が現役バリバリだった30代から40代の頃の話と限定しますが。
会社にやってくる生命保険会社のオバサン達の結婚・仲人話の常識、基準の年収は、年齢×20万円でした。
30才なら×20万で、年収600万が結婚相手として紹介出来る基準だったのです。
大学或いは専門学校卒で、固い、ある程度以上の規模の会社に勤める男性の年収は600万。
このくらいないと、東京で結婚し、郊外に家を買い、子供二人と専業(時々パート)の妻を養っていけない、というのが保険のオバサンの常識でした。
私が勤めていた会社は、まあまあ、この保険のおばさんの基準に合格していたようですが、しかし、田舎の高校の同級会で出会った、「金融・証券・商社」は30代では×25万から30万はいっていたようです。

私が現役時代、55才で退職していますが、年功序列の賃金体系のピークは58才でした。
58才、子供二人が大学を卒業している年齢、35年家のローンがあと10年ほど残っている年齢と仮定していたのでしょう。
生保のおばさん達の常識・基準の年齢×20万円の鉄則から云うと、定年間際の年収は1200万円ほどとなります。

読者の大半は、この数値前後の方々と推測していますが、実は私が55才で早期退職する数年前から、年収は激下がりし始めていました。
親会社はメーカーででしたが、私たち子会社は建設業界のエンジニアリング会社です。
建設業界の賃金体系は、基本給+現場手当+賞与の3本建で、基本給は一般社会よりかなり低く設定されていました。
基本給1で現場手当が0.5、賞与は年に10(基本給の)~と云う具合で、基本給30万の場合でほぼ1,000万、つまり景気に左右されるのと、担当した現場により、年収が大きく変わるような業界なのです。
こんな、不安定な給与体系に不満を持つ社員もいましたが、しかし、建設業界では現場を任される立場になると、現場経費と云う「第二の財布」的なものがありますので、そんな不満は内勤者だけに限っており、長年の慣習的が続いていると聞いています。

元会社も60才定年、希望すれば契約社員として5年間は在籍することができる制度はありました。
給与は退職時の65%、手当も減額され、賞与も4ケ月程度と聞いています。
どうして、そんなに安いのかは、建設業界と云う理由もあります。
現場では、60才は高齢者と見なし、してはならない業種、高さ制限、立ち入り制限があります。
もうひとつの私たち最先端エンジニアリングなら理由は、設計事務所・ゼネコン・他の業種との打ち合わせで、パソコン・IT知識が必須、図面は全てCADの時代に突入しており、60才過ぎのオジサンは会議に参加してくる他社の若者社員から不安視されるような時代に入ってきていたのです。


55才で早期退職し、鎌倉に越してきてから同じ団塊世代の戦友と知り合う機会が増えました。
彼らは、60才定年後、会社の再雇用制度の契約社員として残ったものの、長くて3年で退社しています。
団塊世代の公的年金の支給開始が63才だったこともありますが、退職した一番大きな理由は、責任の大きさ、仕事量は全く変わらないのに、給料だけが半額近くにさがってモチベーションの低下は著しかった。
特に、入社同期が役員として残ってたり、子会社の社長をしてたりするのを見ると、3年間も我慢できなかった、と述べていました。

では日本ガイシは、どう給与体系を構築したのか
60才定年時(おそらくですが、優良メーカーですから1200万はいっているでしょう。)の給与水準をそのまま継続すると会社全体の負担はそのまま上昇します。
そこで、会社全体の賃金体系を改めたたそうです。
メーカーですから、基本的には年功序列体系です。
子育て世代の昇給カーブを早めて、ベテラン世代の昇給を緩やかにする。ここで得た「節約分」に「企業年金」の早期支給をし、足りない数億分は、会社が負担する。
「ベテラン・有能社員が5年間、働いて稼いでくれたらマイナスにはならない」と云う、やる気を引き出し、シニアの活躍に期待するシステムだそうです。

朝日新聞の記事では、今後このような取り組みが労使の間で増えていくのが望ましいと書いている反面、この日本ガイシグルーブでこの制度を取り入れているのは、本体だけ、グループ全体では「大前提が違って広がりにくい」と云う現実触れていました。

本当は、人類と云う生物、ほ乳類の体力的ピークの還暦60才に身を退き、残された20年を林住期として、ゆうゆう或いはきゅうきゅうかも知れませんが、自分の意思で過ごせたら良いのですが。 夢ゆめ人生100年なんて政府のプロパガンダに惑わされずに自分らしく生きていく、老後設計を考え下さい。

ブログ管理人のホームページ団塊世代の海外ロングステイと定年後の過ごし方
posted by 西沢 at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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