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2020年03月13日

定年後・退職後の海外ロング・ミドルステイを振り返る

ウグイスの初鳴きで春を感じる
3月10日、朝、新聞をとりに共同住宅の1Fメールボックスに降りていくと、ウグイスが鳴くのが聞こえてきました。
もう、そんな時期なんですか!、今年は例年よりも早いのかな?と調べてみました。

ネットで買った「日本の365日を愛おしむ」ー毎日が輝く生活暦ーによると、七十二候「黄鴬睍v(うぐいすなく)」は梅の季節、今年で云うと2月10日から13日の4日間のようです。
おそらく旧暦なのでしょうから2020年新暦に置き換えると3月4日から7日となり例年通りのようで特別早訳でもないようです。
1羽だけではなく、数羽のウグイスが鳴いていました、それもこの初鳴きの時期なのに結構上手に鳴いています。
信州で生まれて育ち、東京に出て生活し、横浜新駅駅前開発物件を購入し、退職する55才まで色々な所に住みましたが、春の訪れをうぐいすの鳴き声で春を知るような土地には、これまで一度も住んだことは有りませんでした。

通勤と云う宿命を抱えたサラリーマンでしたから、住まいは都心に出る駅まで徒歩圏であることは必須条件でした。
21年間住んだ、横浜の新駅駅前大開発マンション群の第1期高層マンションは、ほぼ駅に直結しており、大型ショッピングモールも住み始めてから数年でどんどんと立ち並び、何時しか私の住む街はバブル時の投機対象となっていました。
しかし、そんな庶民の手の届かない価格が長続きする訳もなく、私が退職を機にこの街を離れる時は、バブル崩壊で同じ棟のなかで競売物件が多発していたのに引き続きづられ、底値で手放しました。

何度もブログ書いていますが、退職後の住まいに、駅近、あまりにも便利な環境はあまり好ましくない・・・が私たち夫婦の持論です。
現役時代の時間に追われる生活には、JRターミナル駅に近く、日々の買い物が便利なほうが良いに決まっていますし、不動産と云う財産価値を考えても有利でしょうが、古稀を過ぎた夫婦の場合、便利さよりも日々の生活の心の豊かさを求めるようになります。
家のリビングから見える風景は、コンクリートの近代的なマンション群よりも、緑の森のほうが良い。
電車の発車メロディが聞こえるよりも、公園で遊ぶ子供たちの声が良い。
大型ショッピングモールのお洒落なお店よりも、対面販売の狭い商店街通りのほうが良い。

退職後の一時期の夫婦二人による海外ロングステイの地についても同じことが云えます。
これは、私たちの現役時代に旅してきた方向性にもよるのですが、以前、定年後の海外ロングステイホームページサイトでこんな記事を書いていました。
2004年(退職後2年目)のゴールドコースの取材記事です。

私たちは未だ年金もまともに貰えない、年齢の世代ですが、どうも今、盛んに海外ロングステイを求めている60代半ばの世帯との間に、意識のギャップがあるようです。
この世代の方々が求めているのは、総じて美しい町並み・安全な、医療施設の整った、白人社会のようです。住んでいる方々が二言目言うのが「ゴルフが安い」、そうこの方々は、大橋巨泉世代なのです。
戦後の高度経済成長を支え続けてきた、私たち団塊世代の上司に当る世代、海外旅行は会社か、お仕着せの団体パックしか経験がなく、子供の頃からあこがれ続けて来た、アメリカ・ヨーロッパに住む事自体が生きがいであり、住むだけで満足し、自分たちの環境に陶酔している世代なのです。
白人社会に住み続けるのは、大変です。私がそうでしたから解ります。TVのやらせ番組でやっているような毎週末にご近所の白人夫婦を呼んで、ホームパーティを楽しめる日本人奥様は、100人のうち5人いるでしょうか?
私たち、団塊の世代は、20代の頃から海外へ出かけられました。
ある程度のアメリカ志向はあったものの、ベトナムにおける挫折も知っていますし、実際にその地を旅する事が出来た世代です。

私たち夫婦は、居心地の良いB&Bに泊まり、アジアの街角で、暑い・辛いと言いながらリーズナブルな食堂で駄弁って二三週間過ごし、日本に帰る、そんなミドルステイを選択します。
オーストラリアは、自然遺産の旅を楽しむ国です。
現在の日本との物価差を考えると、年金に少しプラス程度ではとても暮らせる土地では有りません。


この時のミドルステイから戻って来た直後、現在の鎌倉の共同住宅を購入しました。



画像でもご覧いただけますように、私たちの住む地域は、谷戸と云う、多くの小さな小高い森に挟まれ、緑の島に囲まれた平地です。
谷戸とは
丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形である。また、そのような地形を利用した農業とそれに付随する生態系を指すこともある。
谷(や、やと)・谷津(やつ)・谷地、萢(やち)・谷那(やな)などとも呼ばれ、主に東日本(関東地方・東北地方)の丘陵地で多く見られる。

定年退職後の海外ロングステイは、あくまでも海外旅行の延長線上の一時的な生活スタイルです。
一時期、持てはやされた年金だけで生活出来ると云う、経済的な理由での老後の海外生活のほとんどは幻想でした。
このウグイス初鳴きの日、私は歯医者さんに向かいました。
差し歯のブリッジ部分が揺らぎだし、痛みを感じ、当日の朝、馴染みの歯医者さんに電話し急きょ予約を入れてが掛けました。
もし、これが海外ロングステイ地であったらと思いました。
日本語の通じる、日本の海外旅行保険が適用できる医療機関でなくてはならない。
私たちが好きな、アジアの比較的物価の安い国、まわりを気にせずに一年中暖かく過ごせる国、日本人社会とある程度距離を置いて暮らせる国、でもそんな国、場所に暮らすには、日本の住む以上の経費がかかるのは明白です。

老後の海外ロングステイを考える時、「自分たち夫婦が年老いていく」と云うことは頭で解っていても、現実的には実感していません。
何時までも、今と同じように若く、好奇心旺盛で、どんな環境にも適応している、と考えているのです。
古稀を過ぎて、自分の住む街で春を告げるウグイスの声を聴きながら、「林住期」と云う言葉を反すうしています。
私たち団塊世代の定年後の過ごし方をメインテーマにしたwebサイトには、多くの同じ世代の方々が集まり、投稿記事を掲載しています。
そのなかのお一人のの記事のなかに、しばしば、仏教(ヒンズー)用語の「林住期」と云う言葉が登場します。
詳しくは下記リンクより

定年後の過ごし方 投稿「遊行期(玄冬)」入門 by Rocky


年老いてきたからでしょうか。
私もこの「林住期」からそろそろ「遊行期」にさしかかつているのでしよう。
この連日の新型コロナウイルス騒動で時間が余り、我が家の周辺を散歩して歩く時間が多くなりました。
個人のお庭に咲く花を眺め、小学校の桜の木の蕾の大きさを見、森からのウグイスの声を聴く。
いつしか、この街で亡くなっていくのでしょう。

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団塊世代の海外ロングステイと定年後の過ごし方
posted by 西沢 at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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