退職後に移り住んだ私の住む町の最寄り駅、東海道線・横須賀線・根岸線・湘南モノレールのターミナル駅「大船」西口前の3本の染井吉野系の早咲き桜「玉縄桜」が満開を迎え、2月21日、はや散り始めています。
玉縄桜とは
玉縄桜(たまなわざくら)は、神奈川県鎌倉市にある神奈川県立フラワーセンター大船植物園にて染井吉野の早咲きのもの中から選ばれ育成されたもので、1990年(平成2年)に品種登録されたサクラの園芸品種である「玉縄桜を広める会」によって植樹も行われており、山口県などに寄贈されたことがある。
ネットのフリー百科事典、ウィキペディア(Wikipedia)でも、紹介されているように、かなりの認知度もあがり、毎年2月の今頃になると、関東民放のニュースで、流れるほどになった地元の誇りでもあります。
早咲きの彼岸桜系の「河津桜」は伊豆下田や、三浦半島京急沿線でも植えられて、この時期の観光資源となっていますが、玉縄桜は色合いが染井吉野系の為に、薄いピンク色であり、それほどのインパクトがないのと、育成が難しいようで、鎌倉の玉縄地区だけの限定となっています。
この玉縄桜を育成し、地区の公民館、小学校、病院、老人ホームに植えて広めたのは、ウィキペディアで述べられている、ボランティア市民活動団体の「玉縄桜を広める会」です。
私は、鎌倉市内の市民活動を支援、育成する「鎌倉市市民活動センター」(通称NPOセンター)を運営するNPO組織の広報部に、退職後に所属しています。
この「玉縄桜を広める会」は、住んでいる地域が一緒であることや、100%、市民の自発的なボランティアである事に共鳴し、自分の持つ、スキル・技術を生かして、この団体のホームページ作成に協力して参りました。
鎌倉に越してきた17年前のネット環境は今とは違い、フェーブックもインスタもツイッターもない時代で、この会の活動を世間に認知してもらい、玉縄桜の名を知ってもらうためには、ホームページとブログしかない時代でした。
玉縄桜は神奈川県立フラワーセンター大船植物園の原木を挿し木して増やしていきました。
会員の皆様は、根のついた挿し木を家庭に持ち帰り、移植するまで成長を見守っていただき、市の承諾を得て、地区の公共施設、道路脇などに会員が植えていったものです。
公的な資金援助はなく、会員の会費とボランティアワークと、私の所属するNPOが主催する年に一度の「かまくらファンド」に応募しての年間10万円ていどの活動費で今までやってきましたが、現在この団体「玉縄をひろめる会」は活動を停止しています。
理由は
1,ある程度の初期の目標が達成され、玉縄地区に「玉縄桜」が広まったこと。
2,会員の高齢化と、後継者不足です。
ある程度広まり、玉縄桜の認知度が上がったとは言え、桜の木のメンテナンスの為には人手は必要なのですが、人材がいません。
この「玉縄桜を広める会」はちようど10年前が会員のピークでした。
そう、団塊世代がいっせい退職した時期と重なります。
比較的、経済的に恵まれた団塊世代の男性が地元コミュニティに戻ってきて、日々の生き甲斐、地元愛と出会って、活動してきた団体ですが、団塊世代は2020年、70代に突入し、徐々に活動を減らす傾向にあります。
これは、「玉縄桜を広める会」だけの現象ではなく、私が関わっている「鎌倉市市民活動センター」に登録している数百の市民活動団体に共通している、課題なのです。
市民活動団体にアンケートをとって、今抱えている問題をお聞きすると、ダントツに1位は会員の高齢化と後継者不足の回答が戻ってきます。
ちなみに、2位は資金不足でした。
ボランティア市民活動団体の特徴として、強力なリーダーシップと理念をもった人の元に、賛同する会員が集まり、一つの目的に突き進んでいくのです、そのリーダーの存在が大きく、強すぎのか、後継者が育たないのです。
或いは、最初から後継者を育てる意思がないのかも知れませんが・・・
ではボランティア市民活動組織が全てそうなのか?
いいえ、「鎌倉市市民活動センター」に登録している数多くの団体のなかには、40年近くたった現在でも、当初の理念どおりの活動をしている団体はかなりの数にのぼります。
そのような団体の特徴はと云うと。
1,活動資金を自力で調達する能力がある。
2,代表、リーダーを数年毎に選挙で選んでいる。
3,代表・理事の定年制を設けており、厳守している。
4,常に、後継者、若い人が入ってくる環境を整えている。
5,会員は定年退職男性よりも圧倒的に女性が多い。
私は、これらの複数の団体のホームページ支援をしてきました。
ほぼ、5年置きのペースで、ホームページ担当者が代わり、システム自体も、次の担当者の感性・技術レベルに合うように変更しています。
もう、正式な、格調高いサイト作りは手書きのhtml、CSS、JavaScriptでなくても、スマホを中心とした、情報発信が出来る時代です。
私は早期退職して17年になり、今年で72才になります。
技術面では、今の若い世代よりも格段に上だと思っていますが、デザイン・感性・求められてるものが違います。
今年で第一線を退く予定で、残された若い世代へのバトンタッチを模索しています。
72才で退くと宣言する、まわりから、人生100時代、早すぎない、ボケてしまうよ。と云われます。そう云って下さる人は、同じ世代でも65才で退職した人、70才まで仕事をして来た方です。
まだまだ、第2の人生が始まったばかりと考えている方々です。
私は55才で退職してますので、もうそろそろ十分、第2の人生ではなく、残された人生と考える思いが強いのです。
では、その後は何をするか?
最低限、今手元に残っているマイレージを使い果たすこと、最低限47都道府県は回りたい。
行ってないところ、通過しただけで泊まったことのない県、夫婦二人で、県庁所在市に泊まったことのない県に少なくとも、2泊3日は過ごしたい、と思いつくままに書くと
福井県・佐賀県・徳島県・鳥取県・富山県・宮崎県・和歌山県・埼玉県・千葉県・秋田県・山梨県と結構あるのです。
上記の県は、私個人としては、学生時代や仕事関係で行ったことはありますが、夫婦二人では行ってなので、これからの当面の目標です。
その後は・・・・
最後は、海外旅行を卒業した私たちですが、カミサンに最後は何処にするか?と聞くと、ワイキキなら行ってもいいわ、と答えます。
うん、新型コロナウイルス騒動が終わったら、考えようかな。
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団塊世代の海外ロングステイと定年後の過ごし方
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