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2020年02月16日

野村監督の浴槽内での死、虚血性心疾患とは

先月、元仕事仲間、同じ団塊世代、72才の戦友の死をメールで知りました。
自宅のお風呂場で亡くなった突然死のようです。
葬儀は家族葬、身内だけで行われたそうです。
知らせて戴ければ、出席したのに。
そして、今週、野村監督の死をメディアのニュースで知りました。
84才、浴槽内なのか、脱衣所なのか良く解りませんが、いずれにしろ自宅、風呂場で亡くなったようです。

メディアの記事によると、

入浴中の死者は年々増加している。
現在は2万人をこえており、2019年の交通事故での死者は3,200人。
つまり、交通事故の死者の6倍もの人が、浴室で亡くなっている、事実。


ヒートショツクが要因による虚血性心疾患と報じられています。

ヒートショツク=急激な温度差・変化による血圧の急上昇。
浴室内での死亡は12月~3月に集中しているとの統計があります。
寒い脱衣所で服を脱ぐと、寒さで交感神経が刺激され、血圧は30~40上昇し、そこで熱いお湯にドボンと浸かるとさらに10~20上がる。こうして合計40~60も血圧が急上昇することで、脳卒中や心筋梗塞を誘発する。

我が家は、東京首都圏でも比較的暖かいと云われている湘南地域です。
鉄筋コンクリート造りの築16年の共同住宅です。
現役時代に住んでいた1983建設の共同住宅は直床、直天井でしたが、今の住まいは、二重天井・二重床、壁断熱構造ですから、以前の住まいよりも、各段に外気との温度差は少なく、夏・冬のエアコンは年に数度しか使っていません。
それでも、冬場の脱衣室は寒く感じます。
同じ湘南でも、戸建ては寒いと聞いています。
実家の信州の家の脱衣所は恐怖を覚えるほど寒く、年を重ねるにつれ、冬場に行く機会はめっきりと減っています。

今、警戒すべきは脱衣所だけではなく、浴槽内での死亡です。

脳卒中や心筋梗塞ではなく、水没による窒息死です。
低血圧によって命を奪われる高齢者が多くなっていることが明らかになっていると報じられています。


勢いよく湯舟に入ると、最初は身体が暑さに驚き、血圧はぐっと上がる。
しかし、そのままお湯に胸まで浸かり続けると、水圧で心肺が圧迫されて脈が落ち、血圧を全身に送り出す働きが鈍る。
お湯で体が温まると、皮膚表面の毛細血管が広がり、全身の血液が皮膚に集まる。
この相乗効果で血圧はみるみる低下、そのため、本来なら必要な血液が脳に廻らなくなり、意識障害を起こす。


野村監督の場合

東京・世田谷区の野村克也さんの自宅から119番通報がありました。
家政婦さんが浴槽の中でぐったりしている野村さんを見つけたそうです。
妻・沙知代さんを追って自殺したのではないか?と言われていますが、そうではなく病院で虚血性心不全のため亡くられました。
ただこの家政婦が発見したのは午前2時頃。
浴槽での発見だったとのことなので昨晩、お風呂に入浴中に虚血性心不全を発症した可能性があります。


我が家の場合
冬場のお風呂の設定温度は、長い間39℃でしたが、ここ最近40℃に設定しています。夏場は38℃です。
基本的に我が家は、半身浴の長湯スタイルで、換気扇のタイマーを60分にして入っています。
60分間、湯舟の蓋を手元まで引き寄せて、そこで本を読むか、音楽を聴いています。
本以外に、必ず一本のペットボトルを持って目の前に置いておくのが、ルールです。
30分ほど経過した頃を見計らって、必ず声掛け、様子見をしています。
基本的には、半身浴、首まで浸からず、必ずお風呂の蓋に手を載せての入浴ですが、それでも、
本に飽きてウトウトした経験は何度もあります。
この瞬間・刹那が気持ち良いのですが、危ないのでしょう。
でも・・・理想的な逝きかたかも知りません。

妻に先立たれた男は弱いものです

最近、NHKのテレビ番組だったかも知りませんが、夫に先立たれた脚本家の橋田寿賀子さん(94才)と、妻に先立たれた野村監督の対談を見たことがあります。
弱弱しい野村監督は「一人になったら寂しいよ」と云い、橋田さんは「対談・コミュニケーションにならない」状態だったと述べています。
鎌倉の友人の近所に、作家の江藤淳さんが住んでおられました。
子供のいないご夫婦で、奥様をガンで亡くされ、半年後、自宅浴室で剃刀を用い、手首を切って自殺しました。66歳
ご自身も脳梗塞の後遺症に悩んでいたと、聞いています。

私たちの場合
青春時代の出会いから、ずっと同じ時間、同じ旅を共有して来た、子供いない、友達夫婦です。
カミサンが先に逝ったとしたら、私も、浴槽で手首を切るのは壮絶過ぎて、嫌ですが、うとうとと浴槽のなかで眠るように逝くのが理想なのかも知れないと、考えるようになっています。

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団塊世代の海外ロングステイと定年後の過ごし方

posted by 西沢 at 07:51| Comment(1) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
一般的に日本のお風呂は、一晩浴槽の湯を入れ替えしませんよね。
そのため我が家では、最後の人が気持ちよく入浴できるように、身体を
洗ってからでないと湯船に入れませんでした。

この習慣が引き継がれており、時々ヒートショックを経験しましたが、
リフォームした時にシステムバスにしたので、壁や天井が腐りにくく
なり、入浴中の換気扇は使わず入浴後に回します。

と言うのも、リフォームした兄のお風呂はミストサウナを採用したので、
ヒートショックを感じません。それをヒントに湯張りをするときに換気扇
を止めておくことで、ミスト状態になることを覚えてからは、入浴中の
換気扇を使わないことで、ヒートショックを防止する手段としては効果を
あげています。

とは言え、いずれ迎える死を考えるとき、ガンで苦しんだり寝たきりに
なるよりは、ピンピンコロリのひとつとして入浴時の逝き方を望みたい
ものです。
Posted by ロッキー at 2020年02月16日 12:12
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