
昔から海浜リゾートとして開発され一時期、日本人若者観光客で賑わっていたのですが、最近の日本人観光客の人気度はかなり低いです。
理由は簡単、「海が綺麗でない」この一言に尽きます。
おまけに日本人が南国海浜リゾートに 持っているイメージ、「カラッと抜けるような青空・心地良い潮風」は有りません。
却って季節によって は、漁港のような匂いさえします。
確かに暖かいと云うよりも常夏です。
それも日本と同じような湿度の高い常夏、つまり一年中 蒸し暑いと考えた方が良いでしょう。
ペナンに定年後の海外ロングステイ候補地として訪れる方は、想像ですが海外旅行の旅のビギナーなのでは?
理由は世界各地を旅している人々でしたら 本当に綺麗な海とはどんな所なのか、良く知っているはずです。
「カリブ海」・「南太平洋」・「紅海」そして沖縄南西諸島。
ロングステイ候補地として、美しい場所と云うのも選択肢の一つですが、ペナンで美しい場所を探すのは無理です。
売りの海がこの程度では。或いは特別な 観光地は?、これも皆無です。
観光資源は貧弱
「涅槃仏」のお寺は、アジアの目の肥えた観光客からすれば一回、目にすれば十分です。
初めて、ロングステイ候補地としてペナンに来て 2日目で、この街に住もうと云う考えは夫婦共になくなりました。
物価が安い・安いと聞いてましたが、他の私たちが 知っているアジアの国々からすると高いし、ただ暑いだけ の埃っぽい、
華僑系の東南アジアの三流リゾート地に過ぎないと判断したからです。
自分の住むホテルだけで選んだはダメ
定年後の人生を夫婦二人で、心豊な時間を共有して過ごすには、ホテル内だけが立派で居心地が良いだけでは ダメです。
そのホテルの周辺環境・公園の緑、安全で美しい道路、便利で安い公共交通機関、徒歩圏にある 言葉に不自由でも買物が出来るスーパーが必要なのですが、
ペナンロングステイ用サービスアパートメントホテル は、海が見えるだけを謳い文句したものばかりで、買い物はジョージタウンまでバスで
いかなくてはなりません。私たち夫婦が最後に調査に訪れた1012年当時、バトーフェンリンギのリゾートエリア周辺には、美味しいパン屋さんも、スーパーも有りませんでした。
でも何故シニア層に人気なのか
では何で、このペナンが今定年後 海外ロングステイ候補地として未だ、人気になっているのか?一つにはこの地は、本土側バタワースに日本企業の工場が沢山建設され、日本企業の駐在員及び家族が多く住むようになり日本人向けの不動産情報やサービスが、他の地域より格段に利用し易いことです。
あと、考えられるのは ロングステー候補地選びの段階で、消去法として残ったのではないかと推測されます。物価・英語・日本から交通の利便性などを他の地域から比較していって、仕方 がないか、と残ったのか?
これは勿論私達夫婦の個人的判断です。
現在かなり沢山のリタイヤ世代がペナンに お住まいになっています。
これを書くに当たってサイト検索でペナン生活を楽しんで いらっしゃた方を見つけました。
ペナンリタイヤ生活のサイト マイセカンドライフに掲載されていました生活費の概略をご紹介しいますが、残念ながら、この方のサイトは閉鎖されて、日本に戻ってきております。
至極当然と云えば 当然のことで、ロングステイとか、海外移住と云うものは、現役時代に夢見るもの、そして実行に移しても、海外での 生活を本当に楽しめるのは、定年後の3〜5年だと、私は思えます。
移住する前に先ずお試しステイを
お試しステイをパックで扱う大手旅行会社は沢山あります。
しかし、それではダメです。必ず自分たちの手で往復航空の手配、ホテルの予約をし、空港からホテルまでの足を確保することから始めて下さい。
お試し海外ロングステイは最低でも10日間は必要です。
旅でしたら、3日4日は物珍しさで過ぎていき、食事も現地のフードコートで間に合いますが、生活するとなるとそれまで見えてこなかった、実際生活する上の不便さ、ストレス、時間の持て余し、などが出てまいります。
そして、これまで土日しか一緒に過ごしてこなかった夫婦の生活が、異国で24時間10日間過ごすことにより、色々な面を見ることになります。
ロングステイ先を決めるのは、それからでも十分です。
一生住む訳ではないのですし。
【海外ロングステイの最新記事】