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2018年12月24日

内向きな日本の若者と年金シニアの海外ロングステイブームの終焉

海外から日本にくる外国人は、10年前の2008年は年間800万人だったのが、今年は3,000万を突破し、東京オリンピックの年には4,000万人の受け入れを目指しています。
一方、海外へ旅立つ日本人はどうなのでしょう。
人口に対して、国外に旅行に出る人の割合を表すのが出国率と云います。
日本は13%と近隣アジア諸国に比べるとかなり低いです。。
※これは全人口に対する割合の為、総人口が多い国は数字上は低くなります。



日本の若者は「内向き」と云われて久しいです。
海外旅行にも関心度が低く、日本の20代の若者の出国者数は1996年からの20年間で40%も落ちているという数字がありますが、この世代の出国率ほぼ変わらず、23.4%と全世代平均の13%よりも多く、若者人口が減ったことに過ぎないようです。
そして云えることは、若者の二極化がすすんでいるようです。
海外に出かける若者は、何度でも出かけるが、出ないものは全く出ていかない。

私の甥・姪はカミサンの親戚も合わせると、甥6人、姪2人の計8人います。
そのうち、海外に出たことが有るのは、二人だけで他の6人は海外へでたことはありません。
海外に出る甥っ子の一人は、仕事で海外出張が多く何度もでています。もう一人の姪っ子は、新婚旅行で一度、ハワイに行っただけです。

なんでそうなるのか?
一つは、私たちの甥っ子・姪っ子は団塊ジュニア、就職氷河期の子供たちです。
6人の甥っ子のうち、2人は40代手前で給与の安定しない派遣社員です。
6人の甥っ子のうち、結婚しているのは一人だけです。
2人の姪っ子は結婚していますが、子供がいるのは一人です。
今の日本が抱える諸問題の根源は、日本の戦後の政治・政策・教育にあり、それを生きてきた団塊世代にも一因があると云うのは、云い過ぎでしょうか。

私たち団塊世代が20代の頃は、海外旅行は一つの夢でした。
その延長が定年後の海外ロングステイへと繋がっていったのです。
しかし、団塊世代が古稀を迎えると、この世代の海外旅行への興味は激減していきます。
私が55才で退職して、「団塊世代の海外ロングステイ情報」http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/index.htmlサイトを立ち上げた頃は、「ロングステイ」は一種のブームでした。
マスコミ・テレビは、こぞって、退職者シニアのひとつの過ごし方、暮らし方として、日本の年金でゆったりと暮らせる海外ロングステタイとして、「タイ」・「マレーシア」・「ハワイ」・「オーストラリア」で優雅に暮らす、日本人シニアの生活ぶりを取り上げていました。
私のサイトも、毎年アクセス数はうなぎ上りになり、年間200万にもなりましたが、私たちが海外旅行を卒業した5年前(65才時)から徐々に落ちてきており、最高アクセス時の65%程度となっています。

第二の人生を海外で過ごす・・・ブームは去っ
定年後シニアの海外ロングステイ数の信頼できる統計はありませんが、確実に少なくなっています。原因の一つは、私たちが当時目指した「年金だけで暮らせる」国がなくなったことです。
アジアの国々の経済成長で生活物価が上昇したこと、日本の年金の減額化・・・特に企業年金が少なくなってきているのが多くの要因と、私たちのサイトによる情報発信で、海外で暮らすことの問題点の提起なども考えられます。
もっと大きな原因は、60才定年が65才まで延長されのが大きな要因です。
65才で定年を迎え、さあ、自由な身、今まで考えていたこと、やりたいことをやろうと思っても、男性の65才シニアに残された時間は、人間として生物学上70才になると、確実に体力・気力・好奇心は落ち、第二の人生ではなく、残された人生と云う意味に代ることを悟るからです。

若者が海外にでない、シニアが海外に出なくなる、出国率が低いは、成熟した日本社会構造では、経済発展する新興アジア諸国よりも低いのが当たり前なんです。
posted by 西沢 at 08:16| Comment(1) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
私も同じ団塊世代なので、状況は理解できます。
ただその頃の海外ロングステイはトレンディーというイメージが強く、事前調査も疎かに飛びつく人がいました。

そのため思い描いた現地は楽土、仙境、蓬莱、シャングリラ、エデン、エル・ドラードなどの理想郷ではないうえ、朱に交わろうとしない人たちは失望して帰国したものです。
そして「やっぱり、日本が一番よ」という割には、感謝する気持ちを表さないのもこの人たちの特徴でしょう。
あるいは世間に吹聴した手前帰るに帰れず、奥さんは帰国しても単身滞在を続けている方もいます。

それに引き替え、よく調べたうえで現地の生活習慣を受け入れて溶け込もうとしている人は、日本以上の近所付き合いを楽しんでいます。

確かにマスコミに踊らされたロングステイヤーは少なくなった半面、しっかり準備した方のブログが目に付くようになっています。

いつの時代もマスコミに惑わされずに、オンリーワンを目指す人はいます。
こうした人達は日本の評判を下げること無く、ワンワールドに根差した国際交流が期待できるので、良い傾向になってきたんじゃないでしょうかね。

Posted by ロッキー at 2018年12月24日 15:26
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