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2018年12月09日

海外実習生の日本語教育を側面サポートする団体「日本語コスモス」のパーティに出席

12月に入ると、自分自身の所属するNPOの他に、支援している他のNGO・NPOや任意ボランティcosm0.jpgア団体の暮の忘年会・懇話会に出席する機会が多くなります。
先週の土曜日は、鎌倉稲村ケ崎のホテルで鎌倉市市民活動センター設立20周年パーティがあり、その翌日から「秩父夜祭」の旅行に出たりしていた為、体重は見る見るうちに太り、遂に私のリミット67Kgを超えてしまいました。
この67Kgは、退職前の健康診断でドクターストップがかかった体重です。

12月の第2土曜日は例年、日本に来て、鎌倉市周辺に住む外国籍の人々、子供たちに日本語をボランティアで教えている団体の年に一度の交流パーテイの日で、数か月も前から出席とスピーチを頼まれていたのですが、この体重で参加すると、参加者皆さんが持ち寄った各国のお料理を目の前にして、体重を気にしながら、ついつい食べてしまう、恐れがありました。
3日前から、体重を気にしながらの生活を続け、当日の朝、体重計に乗ると何週間ぶりに、ベスト体重の65.5Kgまで下がっていたので喜んで参加してきました。

cosm1.jpg日本語コスモスは25年前に創設された、一市民団体のです。
創設メンバーの多くは、過去に夫の転勤で一緒に海外に赴任し、ご自身やお子さんの言葉の習得にご苦労された経験があり時代は、海外の方が日本に仕事、留学、観光などで私たちの隣人として住む機会がおおくなってくるのを見て、設立しました。
設立当時の事を聞くと、生徒さんのほとんどは欧米からの留学生や、短期滞在の観光客が多かったそうです。
今から10年前、この団体の代表者から、新しい生徒さんの募集・獲得と、会員の若返りについて、NPO広報部責任者としての立場からアドバイス・提言を求められました。
そして、提案したのがホームページの作成です。
日本語はもちろん、ひらがな、英語、中国語でのページ作りを提案し、実現しました。

cosm3.jpg今でも語り草になつていますがその当時、苦労して3か国語のホームページを造ったって、誰が見てくれるの?、生徒さんが増えるの?と組織内では云われていました。
しかし、今では「あの時が、日本語コスモスのターニングポイントだったね」と古い先輩も若い会員も話しています。
ちょうど、時代は、インターネットが常時接続でどの家庭でも見れるようになり、携帯・スマホが普及しつつあった時代です。
毎週、日本語コスモスの問合せ欄に、海外からのメールが届くようになりました。
来日前に、日本語学習やボランティアのキーワードで入ってくるようになったのです。

生徒さんが増えると、教える先生役の会員も自然と増えて行きます。
何時しか、近隣の行政の目に留まり、親と一緒来日して入学する小学校の課外授業を委託されたり、企業から出張授業も増えていきました。
そして、第2のターニングポイントが4年前です。
最初にホームページを立ち上げを担当した方が還暦を迎えるのを機会に、担当者の若返りを図りたい。ホームページをパソコンでも、スマホでも崩れずに、綺麗なデザインで見られるように改造したい、ついては、30代と40代の若い二人を教育して下さい、と頼まれました。
確かに、もうスマホ時代は始まっていました。
ホームページではなく、Facebook、ツイッター、インスタグラムのほうが、圧倒的に若い世代に支持されているのです。

cosm4.jpgその象徴が2018年12月の「日本語コスモス」のパーティ参加者メンバーです。
昔は、欧米の方が中心でしたが、徐々に増えてきたのが、韓国・中国からの赴任者の家族です。
そして、今日の会場の大半を占めているのが、アジアからの実習生さんたちです。
インドネシア・ベトナム・ミャンマーの若者です。彼らのネットワークでは、土曜日曜の勤務のない時に、同じ寮で仲間と過ごすより、このような日本語支援ボランティアと人達とふれあい、ほとんど無料で日本語を教えてもらい、生の仕事以外の日本社会に触れることの大切さを話している、と云っていました。

この日、国会では改正入管法が通過しました。
これからもいろいろな問題が起きるかも知れませんが、このようなボランティアを主とした団体があることを、実習生の方々に知っていただければ幸いです。
下記の日本語コスモスのホームページをご覧ください。
http://nihongocosmos.sakura.ne.jp/
posted by 西沢 at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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