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2018年12月03日

鎌倉唯一の映画館 川喜多映画記念館で「砂の器」をみる

首都圏に近い、17万都市鎌倉にはかつて封切り映画館はあったようですが、現在は商業用映画館はありません。
横浜や茅ヶ崎・辻堂など近くに多くのシネコンがあるので、経営的に成り立たないのは明白です。しかし、商業・娯楽映画ではなく、映画好きの人たちのための「名画座」と云われる小劇場も、横浜のような大都市でもどんどんと少なくなくってきています。
横浜では「ジャックアンドベティ」が一軒だけ頑張っている状態です。

鎌倉では、名画座と云うより映画を愛する、半ボランティア的団体運営による映画館「川喜多映画記念館」があります。
川喜多映画記念館サイトより引用

鎌倉市川喜多映画記念館は、映画の発展に大きく貢献した川喜多長政・かしこ夫妻の旧宅跡に、鎌倉市における映画文化の発展を期して、2010年4月に開館しました。本記念館では、映画資料の展示、映画上映をはじめとし、映画関連資料の閲覧やWeb検索も行なっていただくことができます。
また講座・講演会やワークショップなども年間を通じて開催いたします。
建物は平屋建ての和風建築で、数寄屋造りのイメージを表現し周囲の環境に調和しています。
板塀もかつての面影をそのままに復元しており、展示室の明るく広い開口部からは緑豊かな庭園も眺められ、古都鎌倉の落ち着いた雰囲気をかもし出しています


場所は、鎌倉のお土産屋さん通り「小町通り」をまっすぐ行った突き当り近くにある、昔ながらお屋敷町のなかにあります。今年の秋、9月から12月にかけて、横溝正史VS松本清張ミステリー映画全集を開催中で、その一環として12月は「砂の器」・「張り込み」・「黒い画集」・「悪い奴ほどよく眠る」と「白い巨塔」を上映します。
日曜日2日、名画「砂の器」を見てきました。




川喜多映画記念館のシアターは座席数51席だけです。
ゆったりとした雰囲気で、映画好きだけが集まる所ですから、騒がしくもなく、当然ながらCMも予告ももありません。
料金は大人1,000円(税込み)です。
前売り券は、川喜多映画館窓口、市内のたらば書房(鎌倉西口)・島森書店(鎌倉東口)・上州屋(大船東口)で販売してます。
指定席ではないので、少し早めに行くことをお勧めします。
上映スケジュールはホームページ http://www.kamakura-kawakita.org/ をご覧ください。

映画「砂の器」は松本清張が原作の1974年の社会派のサスペンス映画です。
映画評論家や映画ファンが選ぶ全ての日本映画ベストランキングなどでは、いまだに必ず20位内に入る歴史的名作。
当時、松本清張は映画化されてきた自らが原作の数々の映画に対し「ことごとく失望してる」と辛口な事しか言わなかったが、この映画「砂の器」に対しては、「原作を超えてる」と言ったのはあまりにも有名なエピソードです。
ここ数年、ライ病患者に対しての当時政府の対応、非人間的な強制堕胎や去勢についての問題があきらかになって来ていますが、この映画が上映された当時は、この映画のなかと同じよう状況で、ライ病は接触感染するものだと、信じられていたのです。
この伏線を知らないと、殺人事件の動機が若い方には理解できないかもしれないでしょう。
posted by 西沢 at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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