ご主人は82才になられたようです。
今回のトランプ大統領の来日で面談されるのを機会に、再び北朝鮮拉致問題に注目されることを願ってのマスコミに登場されたようです。
記事では、デーケアセンターから出て来た横田さんは、奥様の姿を見つけると、パッと明るい表情を見せた、と書かれていました。
デーケアへ通うのは、特別認知症だからとは思いませんが、この朝日新聞の記者の表現からすると、そうなんでしょう。
私の亡くなった母(享年85才)を思い出しました。
一度、実家に戻った時に、実家の兄は認知症初期状態だった母を車に乗せて、母の実の娘の嫁ぎ先に行きました。
母は、車に乗るのを嫌がりました。
兄はネーチャンの家に行くんだよ。久しぶりに孫にも会えるよ、となだめて出発。
姉の家について暫くは、落ち着いていましたが、直ぐに帰る、云いだし始めます。
そしてついに、この家も、実の娘の姉も解らなくなりました。
今、ボランティ活動を通じて認知症のことが少しづつ解ってきました。
認知症の方の主な行動も考え方のベースは「不安」と云うことです。
自分でも、どんどん忘れて行く、認識力が落ちて行くのを解っています。
ですから、不安なのです。
一番不安なのは、慣れ親しんだ日常、身の回りからの変化です。
特に医療機関は、一度連れられて行き、何週間もほっておかれた記憶があり、家に帰りたいのです。
横田さんをづっと昔から、拉致問題がマスコミに取り上げられる頃から、紙面を通して拝見しています。
本当に、めぐみさんが戻ってくるのをお待ちしています。
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