CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2018年07月20日

話題の映画「焼肉ドラゴン」を見に行く

名画『月はどっちに出ている』などを手掛けてきた、在日コリアン三世の鄭義信の
日本の新国立劇場と韓国の芸術の殿堂によるコラボレーション作品の映画化です。
ストーリーは、大阪万博によって消えて行った、在日コリアン集落、大阪国際空港横の伊丹市中村地区がモデルの「I空港そばのN地区」に住む、在日コリアン夫婦・家族の物語です。

doragon.jpgこの映画を見て、最初に思い起こしたのは、神奈川県川崎市幸区の多摩川の河川敷にある戸手4丁目の一角JR川崎駅から北に2キロ足らずの多摩川沿い、200メートルほどに、戦後住みついた在日コリアン集落がありました。
この辺りは、現役時代毎日通勤で通った横須賀線の車窓からいつも眺めていました。
いつの間にかなくなり今は高層住宅が立ち並んでいます。

今では、韓国・朝鮮籍の人は、属する企業の名刺でも普通に本名で名乗っていまが、ついこの間までは日本での通名で通していたのです。
日本国内での「第三国人」と云う言葉が、若い世代にはなんのこと、と不思議がられるように、元植民地の人々への偏見・差別はどんどんと無くなっている時代。
ひとえに、韓国経済の発展と、韓流ドラマ・音楽の影響でしよう。

映画の舞台は1969年から1971年の3年間、大阪万博が象徴するよう、日本の高度経済発展テイクオフの年の話です。誰もが豊かになっていく時代に取り残された、川沿い、空港に面した不可侵の、無かったこととして忘れられようとしている、旧植民地の朝鮮人集落の家族の物語が、劇場演劇ではなく広く誰でもか見れる一般映画館で上映されるのは、喜ばしい兆候なのですが・・・

果たして、興行的にどうなのでしょう。
私は、この映画を知ったのは、封切りから1か月以上経ってから、韓国語を学んでいる友人女性のフェーブックで知りました。
ハリウッドの荒唐無稽のCG映画や、大金をかけた邦画などが、あらゆるメディアを駆使して、事前通知・CMを打つっているのと違い、割と映画好きな私のアンテナには引っ掛かりませんでした。月に二三度は行く、109シネマでは話題の映画は必ず予告編を上映するのですが、何もありませんでした。

この「焼肉ドラゴン」は商用映画の範疇ではなく、「万引き家族」のような芸術作品に属するのでしょうか?今回、SNSで知ってから、鎌倉周辺での上映館を調べると、どうやら東宝系の劇場でやっているようで「横須賀」・「桜木町」・「上大岡」でやってました。
封切りから6週間も経過しているので、やっていても上映は、シニアには不向きの時間帯の夜が多く、ギリギリ、近くて明るいうちにやっている「TOHO上大岡」まで行きました。
水曜日、レデイーズデーですが、87席の一番小さなスクリーンの入りは3〜4分程度でした。

終わって、外に出るとまだ猛暑・熱波が襲ってきます。
主演女優「真木よう子」の憂いのある演技、彼女はああいう役が一番似合う。
「風に立つライオン」でアフリカに旅経ったいドクターの元恋人を思い浮かべながら、地元の幼馴染の漁師と結婚し港に立つ姿に今でも泣けてきます。

男は何歳になっても少年なんです。
posted by 西沢 at 06:55| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
コメントを書く
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック