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2026年06月09日

カンヌ映画祭と是枝作品映画  箱の中の羊

私が月イチでいく映画館は

辻堂テラスモール・湘南109シネマ
現役時代、ほぼ、全く映画を見たいとは思いませんでした。
特に、退職前の10年間は日本経済バブル崩壊で、属してい建設業界への波及は徐々に浸透してきており、新築現場は減少し、私はこの時から業界の稼ぎ頭となった「大型ビルのリニューアル」担当となり、休日・祭日・夜間がメインの仕事日となり、平日は久しぶりにゆっくりと自宅で過ごす時間となっていました。
しかし、55歳で早期退職後、自由になる時間はたっぷりとある・・・と思っていましたが・・・
でもまだ体も心も若く、今、やらねば、今、動かなくては、今、行かなくては、と結局65歳までと退職前に憧れていた、海外ロングミドルステイと、アジアの秘境の国を歩き、最後に行き着いた定番の地、ハワイ・ホノルルで過ごすことになり、まだ、月、最低一回はゆったりしたソファーの、暗い館内で二時間を自分の世界に浸り切る「映画の世界」は知りませんでした。
それが行くようになったのは、パスポートも自動車免許証も放棄した66歳からでした。
ちょうどその頃、東海道線で二駅の辻堂駅前の大開発が完成し、マルチスクリーンタイプの「シネコン」がオープンした時からでした。
月に最低一回、カミさんとではなく一人でゆっくり寛げる場所、映画館という居場所を探り当てたのです。

私と映画館の歴史
長野松竹相生座・長野ロキシー長野県長野市権堂町にある映画館。

私の生まれ育った信州・長野市、県庁所在地、そして善光寺のお膝元です。
その長野市の大繁華街、大人の歓楽街は「権堂」というその当時県下唯一のアーケード商店街で私は生まれ、育ちました。
私の家から徒歩1分のところに、大きな映画館がありました。松竹系の映画館です。
昭和30年当時、映画館は制作会社毎に分かれており、市内には松竹・東映・東宝・日活・大映の各邦画系の映画館の他に、独立系、成人映画系の映画館、洋画系の映画館など、田舎信州の10万足らずの町に覚えているたけでも10数件の映画館あった、娯楽の王様「映画」があった時代、私達団塊世代は青春時代を過ごしたのです。
ネット上で知られる全国区の映画館になっていました。
今、あの懐かしい「相生座」は全国の映画ファンに知られて、古き良き「映画館」として知られています。
古くからの繁華街に位置する、国内最古級の映画館です。

引用
1892年(明治25年)に開場した芝居小屋「千歳座」が前身で、建物は増改築が重ねられているものの明治時代当時のものが今も使われている。
当初は歌舞伎などが上演されていたが、日本で最初に活動写真が上映された1897年(明治30年)には県内で初めて活動写真の上映が行われた。
映画の時代の到来とともに、1919年(大正8年)に長野演芸館(現 長野映画興行)に買収されて「相生座」と名を改めた。
相生座の名は、劇場が面する相生町通り(1913年(大正2年)開通=現 権堂アーケード通り)に由来する。
1972年(昭和47年)には松竹と劇場賃貸契約を交わし、翌年スクリーンを増やし「長野ロキシー」との2館体制として、松竹配給の洋画も上映するようになる。
現在では長野映画興行の直営館であり、新作映画のほか、隔月で観客へのアンケートによる「名画特集」が催されている。
建物は既に築120年以上経ち、建築年が明確にわかっている中で日本一古い映画館である高田世界館(新潟県上越市の1911年(明治44年)開館よりも更に古い。


今回、今月は見てみたいと考えていました、カンヌ出品作品是枝映画の「箱の中の羊」も当然、同じ全国封切日やっていました。
どんな映画かというより、今評判の映画と云うと、やはり、有力な国際映画祭のエントリー、そして受賞作ですから、必ず、封切初日の金曜日に見に行ってます。

まずカンヌ映画祭とは

カンヌ国際映画祭は、毎年5月にフランスのカンヌで開催される世界最高峰の映画祭です。
ヴェネツィア、ベルリンと並ぶ「世界三大映画祭」の一つに数えられ、映画の芸術的な評価だけでなく、世界最大の映画見本市(マーケット)としても業界を牽引しています。

映画祭のメインとなるコンペティション部門では、世界中から厳選された新作が上映されます。
その年の最も優れた作品には、最高賞である「パルム・ドール」が贈られます。
また、日本映画も過去に『地獄門』、『影武者』、『楢山節考』、『うなぎ』、『万引き家族』が最高賞を受賞するなど、世界的な評価の登竜門となっています。

世界最大の映画マーケット映画祭の期間中には「マルシェ・デュ・フィルム」と呼ばれる国際的な映画見本市が同時に開催されます。
世界中の配給会社やプロデューサーが一堂に会し、新作映画の買い付けや製作資金の調達など、巨大なビジネスが動く映画業界の最重要拠点でもあります。
一般公開されない業界関係者向けのイベント他の多くの映画祭と異なり、チケットの一般販売は行われません。
参加は完全招待制または事前登録制となっており、世界中から集まる監督、俳優、ジャーナリストなどの映画関係者やメディア関係者のみが入場できる特別な空間です。
日本の映画制作関わる全映画人にとって、ハリウッドよりも大切な世界ジャンプアップの場なのです。

カンヌについで大きく影響するのはハリウッドアカデミー賞

アカデミー賞は、米国の映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催する世界最高峰の映画賞です。
毎年、ハリウッドで開催される華やかな授賞式で優秀な映画人たちに授与される「オスカー」像でも世界的に知られています。
1929年選考方法は映画業界のプロフェッショナルであるアカデミー会員(約1万人)の投票によって受賞者が決定されます。
授賞式と影響力開催時期は 毎年2月または3月頃
開催場所は 米国カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッド(ドルビー・シアターなど)
映画界への影響はノミネートや受賞は作品の興行成績やその後の映画制作に絶大な影響を与えます。
主な部門作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞などの主要部門のほか、国際長編映画賞、長編アニメーション賞、視覚効果賞など20以上の部門に分かれています。
日本との関わりこれまでにもスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』(長編アニメーション賞)や、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』(国際長編映画賞)など、日本作品や日本人クリのエイターも数々の栄誉ある賞を獲得しています。

是枝監督作品とは


私が是枝監督の映画に惹きつけられる理由は2つあります。
一つは「是枝」というかなり珍しい苗字の女性とほんの僅かな間、つながり恋心をいだいた時期がありました。
それもロマンチックに船上で・・二十歳弱で初めて海外に向かう時、その当時は横浜から貨客船でした。
同じ船内に、2人の娘さんを連れた上品な女性がいました。船上のデッキの足元をみると足の爪はピンクのマニュキアをしています。
あの当時、私の母親と同じくらいの年格好で、手指はおろか足先にマニュキアをしている日本人女性は初めてみました。
お子さん2人姉妹は私と同年輩で、清楚な感じの綺麗女性でした。
このご家族、これから商社勤務のお父さんの赴任地、南米エクアドルのキトに向かうため、荷物も多いので、横浜から船でパナマヘ下船し、お父さんの待っているキトへは、空路でいくそうです。これまでの地方出身の私の人生のなかで巡り合うことのない世界に住むご家庭の三人でした。
私はその長女の方と仲良くなり、横浜からパナマ運河を通過し下船するまでの20日間あまり、毎日、一緒にすごしました。
そしてこのご家族はパナマで下船し、お互いにキトとブエノスアイレスの住所交換をしました。
その後、私がブエノス・アイレスの住所変更するまで、淡い恋心の文通が続きました・・・彼女の苗字は「是枝」と比較的少ない苗字で、今でもこの有名な映画監督と何らかのつながりがあるのでは、と勝手に想像しています。

もう一つ、是枝作品に親近感を抱く理由があります
「海街ダイヤリー」も今回の「箱の中の羊」も映画の舞台が私の暮らす、地元鎌倉・大船なのです。
海街ダイヤリーの家族が住む家のの設定は江ノ電の「極楽寺」駅か最寄、鎌倉の海岸が霧台として頻繁に登場してきます。
そしてオバサン樹木希林(の住まいは「大船」です。この映画のロケ地、家屋は現在もあり、カミさんのカーブスのお仲間の古い、大きな家出そうで、庭に梅の木も残っているそうてす。

そして、今回の映画「箱の中の羊」の舞台は「大船」です。
海から少し離れている、交通の便の良い町中の今風の一軒家。
亡くなった子供は、小学低学年ながら、横須賀線・江ノ電の駅名を暗記していて、スラスラと云えるそんなストーリー実際のロケ撮影は大船では難しく、是枝作品によく使う、広島・尾道で撮影されたようです。

箱の中の羊とはどんな映画か

映画タイトル『箱の中の羊』における「箱の中の羊」とは、
サン=テグジュペリの小説『星の王子さま』の1節に由来しています。
「箱に入った羊の絵」は、「想像力次第でどんな羊にもなる(真実は見る人の心の中にある)」という象徴です。
映画では、亡くなった息子の姿をしたヒューマノイド(AI)を自宅に迎え入れた夫婦が描かれます。このタイトルは、主人公たちが「目の前にいる存在(ヒューマノイド)を、かつての息子として愛し受け入れるのか」、あるいは「別の存在として見つめ直すのか」という、観客自身の想像力や解釈をスクリーンに投影する意味が込められています。
是枝裕和監督はこのタイトルを通じて、テクノロジーが発達した現代社会において、人間が「大切な存在をどう捉え、どう向き合うべきか」という深い問いを投げかけています。
是枝裕和監督の最新作。死んだ子供そっくりのロボットが製造される近未来というSF的設定から出発して、人間感情の機微を細やかに描きだす秀作。

ストリー紹介
「怪物」「万引き家族」の是枝裕和監督が、綾瀬はるかとお笑いコンビ「千鳥」の大悟を主演に迎え、亡き息子の姿をしたヒューマノイドを迎え入れた夫婦の物語をオリジナル脚本で描いた長編映画。少し先の未来。建築家の甲本音々とその夫で工務店の2代目社長を務める健介は、2年前に亡くした息子・翔の姿をしたヒューマノイドを迎え入れることになる。
ヒューマノイドが到着した日、翔と同じ笑顔と声をした彼を音々が喜んで迎える一方で、健介は戸惑いを隠しきれず硬い表情を浮かべる。
家族の時間は少しずつ動き出すが、やがて予期せぬ事態が起こり、夫婦が息子の死に対してそれぞれ抱えていた想いがあらわになっていく。
そんな中、ヒューマノイドの翔はひそかにヒューマノイドの仲間たちとつながりはじめる

映画評論での評価は
映画『箱の中の羊』(是枝裕和監督)がカンヌ国際映画祭でコンペティション部門の最下位クラスの低評価を受けるなど酷評された主な理由は、初のSF要素(人型ロボットやAI設定)が陳腐とみなされた点や、お笑いタレント(千鳥・大悟)の演技が浮いてしまっていた点にあります。
主な批判の声は以下の通りです。
SF設定の失敗:是枝監督が得意とするヒューマンドラマの枠を越え、チープで時代遅れなSF設定を持ち込んだことで、作品のリアリティが損なわれたと指摘されています。
キャストの不調和:千鳥・大悟の起用が賛否を呼び、特に演技面でセリフの聞き取りにくさや世界観とのミスマッチを感じる視聴者が多く見受けられました。
テンポと焦点のズレ:ストーリー展開が混乱しており、何を伝えたいのかが浅く、監督の過去作と比較して「最低の出来」と厳しく評価する声も上がっています。
一方で、この酷評は「SF映画」というジャンルとして捉えたことによる誤読であり、
喪失や家族のあり方を静かに問うヒューマンドラマとして見れば味わい深いという擁護の意見も存在します。
確かに、家族間のストーリーから、人間社会とヒューマノイドとの共存へのストーリー展開には無理があったと私も感じました。
いわゆる、後味の悪い作品・・・でした。

次は再来週、同じくカンヌ映画祭に出品した時代劇、今、NHK大河ドラマで「豊臣兄弟」の舞台となっている秀吉の「播磨攻め」の黒い内幕を描いた時代劇「黒牢城」を見に行く予定です。
米澤穂信による戦国歴史ミステリー小説(第166回直木賞受賞作)の映画化 主演本木雅弘の時代劇ミステリーで、今回のような比較的高齢者、女性向けの映画ではないでしょう。でも上映時期が大河ドラマとジャストリンクしているので、意外とヒットするかもしれませ。?

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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