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2026年04月01日

医院・クリニックの予約システム 高齢者のハードルは高い 

カミさんの長電話の相手はお友達のようです。

リビングルームから聞こえてくるのは、カミさんのお友達との長電話。
昔のNTTの固定電話と違ってお互いのスマホ電話は、シニアかけ放題となっているのでもう、無限の長電話となっています。
前でしたら、電話代を気にして話していたのが「リミット」なしとなって、定年後シニア婦人の結構な暇つぶし、ホビーとなっているようです。
ようやく、1時間の長電話を終えたカミさんに、
「何の話をしていたの?」と聞くと、今、カミさんが通っている耳鼻科のドクターの評判の話のようでした。
でも、「一時間も話す内容なの?」と聞くと
「いいえ、今どきのクリニックは全てネット予約なので、私に予約する方法を聞いてきたのよ」
「それで教えてあげたの?」
「私が教えられる訳ないじゃないの!」
確かに、我が家のカミさんは先月ジャスト後期高齢者となる程度の年齢ですが、少なくともスマホは何とか使いこなす程度・・・
実際に初めてのクリニックを検索し、住所や時間帯、コミ評判などは出来ますが、今やほとんどクリニック・医院はネット事前予約をやっているので、電話先のお友達に其の説明をしていたみたいです。

今どきのクリニックは事前予約が主流

55歳で早期退職し、鎌倉を終の棲家としてから23年経過しました。
これまで、当然ながら幾つもの、医院・クリニック・大病院に通院・入院・加療してきました。
しかし、一度もネット経由で診察予約をしたことはありません。
先ずは自宅近くの救急・高度医療を担う地域中核・大病院「湘南鎌倉病院」は自宅から徒歩圏内にあり、夜間・救急の場合、当然予約なしです。
その分、選定療養費(初診)として7,000円かかりますが、後期高齢一割負担ですから、夜間緊急時には躊躇せずにER(救命救急)に駆け込んでいます。
現在、23年間通院している湘南鎌倉病院は、「泌尿器科」だけで診察の後必ず次の予約は、各部署窓口で行っています
その他は市内のかかりつけメインの医院(内科・老人医療)・歯科・眼科・脳外科・整形外科はネット予約はしているもの必要とあらば、時間はたっぷりある、後期高齢者シニア診療受付時間の30分前に医院に行くことが出来るため、敢えてネットによる予約はしなくともも用は足りるのです。
そもそも、23年前から通っている、医院(消化器内科・一般内科・歯科・眼科・整形外科)は当時ホームページもないような状態でした。
このような市中のクリニックでホームページを持ち、ネット予約をするようになったのは、ここ10年の最近ことなのです。
というのも、これまでネット予約と云えば「パソコン」が主流でしたが、今の予約ページを見ていると、明らかに、ターゲットはスマートフォンなのです。

スマホもメールも無しでは医院の予約は出来ない時代

昨年、私の住む地域に新規開業医院の新聞折り込みチラシが入っていました。
よく見ると、私が前立腺肥大で通っている湘南鎌倉病院の泌尿器のメインドクターが、藤沢に新規開院のお知らせ広告チラシでした。
私の担当医の上司です。私の担当医は5年前に他の病院に移り、数年置きに担当医が変わる状況でした。
医院の場所は隣りの藤沢市ですが、住所を見ると私のマンションの前バス停から、この新規開業した泌尿器の医院の前のバス停まで、15分、ほぼ徒歩ゼロの場所と分かり行っ見ることにしていたのです。
バス通りに面した新しい建物です。駐車スペースも広いのですが、藤沢・鎌倉の街なかから遠く離れたこの場所で「腎臓・泌尿器専門」クリニックとしてやつてけるのか少し疑問に思ったりしました。
そして、この医院の開業で今どきの新規医院開業の「やり方」「ノウハウ」が垣間みえました。
大病院に長く勤務してたドクターであっても、独立、新規開業するには、かなりのノウハウ・資金が必要なのではないかと思っていました。
やはり、そのような需要に対応する組織・営利会社はたくさんあるようです
「開業を決めたらまず読む クリニック開業スケジュール一覧ブック」なるものが医療従事者の間では有名のようです。
独立・開業資金・開業場所・スタッフ募集・導入機器類・ホームページ作成まで全てお任せでやってくれる会社が実際にあるのは、ある国立大学病院の教授ドクターが小児科医院を開業するまでのプロセスを書いた本をカミさんが読んでいたので知っていましたが、初めて実際の新規開業の場に立ち会って良くわかりました。

パワードは12桁、大文字・小文字・記号混載?

開業2日目にこの新しいクリニックを訪れました。
いままで大病院の泌尿器科は、数カ月に一度のPSA検査のみのお付き合いでしたが、やはり,加齢とともに衰える排尿機能について、気軽に訪ねたい泌尿器のクリニックが近くにあるといいなと思っていたところでした。
開業2日目にドクターとお目にかかり、これまでの経緯を説明し、次回の予約を決めようとした時、ホームページからの予約を進められました。
なるほど、今どき開院するクリニックでは当たり前のことなのかと話している時、私がWebエンジニアと知ると、この予約サイトについてのコメントを求められました。
この予約サイトでは個人情報漏えいを守るためにパスワードが必須で、「パワードは12桁、数字・大文字が・小文字・記号混載」だと担当者がいうのですが・・
とても、私のクリニックの予約をするシニア・御婦人にこんな「12桁、数字・大文字・小文字・記号混載」が出来るとも思えないとおもいますが、どうですか?と聞いてきました。
確かに医療機関としては個人情報保護の為に高度なパスワードは必要ですが、ここまでは必要かな。
私はドクターにパスワードの基本的な設定要領をレクチャーしました。

暗証番号・パスワードは、
誕生日や電話番号、1234などの連番を避け、「12文字以上の長さにし、英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる」のが最も安全。
自分しか知らないフレーズをローマ字に変換し、一部を数字や記号に変える
(例:猫好きなら:ilovecat→1L0veC@t!)と、覚えやすさと強度が両立できます。

安全で覚えやすい暗証番号の決め方・ポイント:
避けるべき番号は生年月日、電話番号、住所の地番、車のナンバー1234、0000、1111 などの単純な連番、そしてIDと同じ番号、他サービスとの使い回し禁止

強固な作成ルールは
長さ: 12文字以上(長いほど総当たり攻撃に強い)
複雑さ: 英大文字、小文字、数字、記号を混在させる
意味を持たせない: 辞書にある単語(英語)は使用しない

覚えやすい工夫(ストーリー作成)
フレーズのローマ字化: 好きな言葉や思い出のフレーズをローマ字にし、一部を数字や大文字に変換する。
例: 「私は2025年に京都へ行った」→ WatashiHa2025NiKyotoHeItta

単語の組み合わせ: 関連のない複数の単語を繋げる。
例: Sora+Ao+Kumo+10

文章の頭文字: 自分で決めた文章の頭文字を取る。
例: 「あかさたなはまやらわ」→ Aksthnmyrw

4桁の数字(クレジットカード等)の工夫
誕生日とは異なる、意味のある記念日や数字の羅列を利用する。
例えば「1980年生まれ」なら、1980ではなく「1980+1111=3091」のように計算した数字を使う。

管理方法
パスワード管理機能: スマートフォンやウェブブラウザの自動生成・保存機能(オートフィル)を活用する。
物理的なメモ: 暗号化したルールで手帳に書くなど、他人に見られない場所で管理する。
安全なパスワードは破られるまでに膨大な時間がかかるため、定期的な変更よりも、他人に推測されず、使い回さないことが最も重要です。



予約システムは外注サイトまかせ

自分のところでは何も出来ない予約システム
その後どうなったのか、この泌尿器クリニックのホームページをみると、何も変更されていませんでした。
理由は分かりました。この予約サイトはここの泌尿器クリニック専用で作られているのではなく、このクリニックの開業をサポートした企業が開業をお手伝いした医療機関に共通した「御仕着せ」の専門的用語でいうたった一つ「CGIシステム」の使いまわしなのです。
ですから、パスワードがあんな「12桁、大文字・小文字・記号混載」にしておかないと、最終的にいっぱいになる可能性がある為です。
つまり、この予約システムはオーナーである、この泌尿器クリニック自身ではいっさい、手をつけられない仕様になっており、その上、毎月月額14,800円、年間18万払い続けなくてはいけないシステムで、このクリニック開業支援会社に永久的にはいってくる、「美味しい仕組」となっているのです。
私達webプログラム経験者からすると、このような一生継続していかないと、営業に支障をきたすシステムは「あんこいっぱいのお宝」なのてす。
一度造ってしまえば、半永久的にお金が入ってくる「玉手箱」のようなものなのです。
今、このようなシステムで世界を牛耳っているのがGAFAと呼ばれる(Google, Apple, Facebook[Meta事], Amazon)米国IT4社です。
検索、モバイル、SNS、ECの各分野で圧倒的なエコシステム(経済圏)を構築し、デジタルデータとインフラを支配しています。
これらは単なるサービス提供者を超え、世界規模のプラットフォーマーとして現代のデジタルインフラを支配・リードしています。
今回、この泌尿器クリニックに予約をいれましたが当日、体調不良でキャンセルしようとしましたが、システム画面には、直接キャンセル操作ができませんでした。
そんなバカな・・直接アナログ的に電話でキャンセルするのも、元エンジニアとしての自負もあるので、最初パスワード設定した時送られてきていた、メールにキャンセル規定へのリンクURLが記載されていました。
後期高齢者のオバサンが、そんな出来るハズ、あり得ません。

カミさんのお友達、高齢者御婦人が新しいクリニックの予約で苦労してカミさんと長電話しているのが、今回よーく理解出来ました。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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