定年後の過ごし方、生き方

桜の名所幸手権現堂は彼岸花の名所？
朝の新聞報道に、今年の猛暑の影響の話題として彼岸花・曼珠沙華の開花にかんする記事がありました。関東首都圏の一番の彼岸花の名所としては、埼玉県日高市の「巾着田」は有名で以前上皇后陛下ご夫妻もおとずれた程の名所で、以前私たち夫婦も訪れたことがあります。
自宅大船からは2時間6分、1,489円　103Kmの距離
大船からJR湘南新宿ライン⇒池袋⇒飯能⇒高麗、徒歩15分で巾着田、およそ自宅から2時間30分の距離でした。
一方、この日の新聞報道では、遅れ気味だった曼珠沙華が今週が見頃で、同じ埼玉の幸手権現堂の紹介記事でありました。

1あの桜の名所の幸手権現堂が彼岸花の名所?

早速行きた方を調べました。
自宅最寄り駅大船08:26⇒品川09:03下車、
北千住へ常磐線乗換
北千住は常磐線です。
今までは上野駅乗り換えでしたが、上野駅での常磐線の乗り換えは移動距離が長く、上下フロアー移動も伴います。
数年前から常磐線快速・特急は品川駅発着となり、品川乗換が便利です。
品川09:09⇒北千住09:36(土浦行)東武線乗換え
北千住09:46 急行南栗橋行⇒幸手10:29、1,479円
自宅大船からは2時間3分、1479円97.2Kmの距離
幸手東口からバス10:43⇒「五霞町役場行」乗車、
「権現堂入口」下車　200円
秋の気配がきており、幾らか歩きやすくなりましたが、幸手駅から1時間に一本路線バスがででいます。かつて桜の撮影に権現堂に来た時は2019年春、六年前70代にはいったばかりの頃、まだまだ体力・筋力の衰えを感じる前、会場の権現堂へは真っ直ぐ「旧日光街道」を歩けば20から25分程度でいけるので歩きましが、77歳となった現在、30分待ってもバスで行くことにしています。

10月3日、幸手駅からのバスは超満員でした。
桜と違ってどんな人がきているか。
1時間に一本の「五霞町役場行」「権現堂入口」下車ノバス車内は平日の10時台で満員です。
桜の季節はかなり若い層、ファミリー層のプラスしてアジア系インバウンド客が多かったのですが、この日、平日、彼岸花・曼珠沙華では圧倒的に多かったのは、シニア世代の女性二人組、同じく年金世代の御夫婦、次は大きなカメラを抱えてた高齢の男性、そしてやはり一人できている、旅慣れ雰囲気の
70代の女性・・・普段地元鎌倉で見かける大陸系のインバウンド観光客は全く見かけませんでした。
幸手駅から権現堂入口までは、旧日光街道、最短コースを歩いて2.7km普通の速度で歩けば37〜82分、後期高齢者で旧日光街道の史跡を眺めながらの歩きですと
40分はかかるので、1時間に一本のバス、200円をお勧めします。

権現堂の彼岸花・曼珠沙華は何処に植わっているの？
　
権現堂の彼岸花・曼珠沙華はあの有名な土手の、外側・内側の斜面に植わっていました。

幸手権現堂堤の歴史
幸手市権現堂公園の桜土手は、江戸時代から続く治水のための堤防に、戦後、再び桜が植えられたものです。
単なる花見の名所としてではなく、防災と歴史、そして地域の努力が一体となった場所です。
治水機能: もともと利根川の支流にあたる権現堂川の氾濫を防ぐための堤防として築かれました。洪水から地域を守るという、非常に重要な役割を担っています。
歴史の継承と復興: 太平洋戦争中に燃料として伐採された桜を、戦後、地元住民や関係者の手によって再び植樹し、復活させました。桜並木の景観を守り、
後世に伝えていくという強い思いが込められています。
景観の保全: 現在もNPO法人などによって、桜並木の景観を保存する活動が続けられています。
このように、権現堂の桜土手は、治水施設としての本来の役割に加え、地域の人々の手によって歴史を乗り越え、美しい景観を未来に伝えるためのシンボルとなっています。

桜の季節はただの桜並木の土手道と思っていたものが
　
土手の両側、びっしり真っ赤な彼岸花・曼珠沙華が植わっています。
一体何本くらい植わっているかと、調べるとおおよそ300万本、
四季折々の花を楽しんでもらうため、NPO法人幸手権現堂桜堤保存会のメンバーが2000年から植え始めたものです。
今や、日本の彼岸花の名所「巾着田」の500万本と並んで、日本の彼岸花の名所として全国に知られている大名所として育っています。
「巾着田」のような平面ではなく、土手の左右の傾斜に植わっているので、写真・ビデオを撮るもとしては巾着田よりもかなりボリュウム感がある映像が撮れると思いますし、スマホカメラマンの女性も、陽射しが違う土手の向こう側・こっち側と何枚も撮影していました。

あの桜と菜の花の会場は今どうなっているのか
ピンクの桜の手前に一面の菜の花畑。
幸手権現堂の桜が大人気の理由の一つが桜と菜の花のコラボレーションですが、この彼岸花の季節、あの黄色の菜の花畑は、ただのグランド場状態でした。
彼岸花は球根栽培ですが、菜の花は種栽培なので、咲く時期4月から5月に咲かせる時期を見計らって9月、彼岸花のシーズンが終わってから準備するのでしょう。
ここの彼岸花は花が終わった後どうするのでしよう。
球根ですからそのままで翌年咲くのでしょうか？
あの土手の斜面、私と同じようなボランティアのシニア人材が新たに球根を植え替える・・そんなメンバーを抱えている団体・NPOがあるとは思えませんが。

帰路、再び路線バスと電車で
来る時に一緒に並んでいたほぼ同じ団塊世代と思しき美しき女性、私のカメラアングルに入ってきたその女性、帰りのバスでも一緒・・・
東武線急行電車の三人掛けの端の席に座っているとかの女性は発車間際に乗り込んできて、三人掛けの左端に座ってきました。
横顔の綺麗なほぼ同じ世代、座ると本を取り出して読み始めました。
チラッとみると、英文です。じっくり、小さな声を出して時間をかけてページ読んでいるのは、お勉強の為でしょうか。
町内会の麻雀教室のオバサマ方とはちょっと違う女性・・・
やはり、歳をとつても外に出かけなくては。
帰りの1時間、良い目の保養になりました。

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