
お一人様というと生涯独身K人を思い浮かべ安いですが、夫や妻と死別したり離婚したり、子供がいても遠くに住んでおり疎遠だったり、身寄りのないケースは未婚に限らない。
お一人様の悩みは、これから団塊世代のすべての人が抱える問題になろうとしています。
2024年の平均寿命は男性81歳、女性87歳。
死亡者が最も多い年齢は男性88歳、女性92歳。
50代までの男女ほぼ同数の人口は、70代で女性が122万人、809代では209万人も男性よりも多くなります。
女性は男性より高齢期に単身になりやすい状況です。
お一人様は何に困るのか
老後資金は公的年金や自己貯蓄で備えられ、身体の機能が衰えると介護保険が使える。
保険料負担の重さや給付の不十分さもあるが、現代の日本では社会全体で支え合う仕組みがある。
一方で身元の保証や死後の事務は、身寄りがいないと、社会のサポート態勢を築きにくい

病院や介護施設に入る際、費用の未払時の対応、死亡や退去時の引き取り役を担う人が必要になります。死後の事務は火葬手続き、病院や施設の費用精算、電気・水道・スマホの解約など演るべきことが幅広く、そして多く煩雑です。
これまでは家族が担ってきたが、面倒を見られる人がいないケースも増えてきている。
そこで近年、注目されているのが民間企業による高齢者向け「終身はサポート事業」です。
身元保証・死後の事務から日々の金銭管理など生活支援まで、利用者の望応じて支える。
総務省の最近の調査によると、サービスのの内容、価格はまちまちで、利用開始時に100万以上か必要になる等高額なケースも目立った。
監督官庁や事業のルールを定めた法律がなく、消費者保護が不十分な姿が浮かび上がっている。
中には、本人が死亡した際、残った財産をを契約事業者に渡す「死因贈与」契約もあった。
頼れる人材不在・官民支援で

お一人様の悩みは、団塊世代の私達にとっては遠い先の話ではなく、団塊世代女性にとっては10年後の切実な問題になる。
65歳以上の単身世帯の比率は、1995年は5%だったが、2025年今年は14%、20年後の2045年、団塊世代女性は97歳、20%5世帯に1世帯はお一人様世帯となる。
団塊世代男性はとっく亡くなっているハズ。
認知症など判断能力が落ちた人は、重要な契約行為に対して成年後見制度などがあるが、判断力や経済力が会っても頼るべき相手がいない人への支えは乏しい。
これらのこれから予想される、団塊世代のお一人様を支える仕組み、地元共生社会つくりは、まだ先が見えてこない。
我が家の切実な問題、カミさんのお一人様ライフ必須

私は団塊世代の77歳、カミさんは3つ年下の74歳、来年の誕生日で二人共に後期高齢者です。
世間的には、子供なしの老老介護世帯とみなされるでしょう。
二人共に地方出身で、首都圏に住む、子供のいない夫婦がこれから先起きる諸々の問題対策を今から、念入り想定し、検討しておかねばならない点は山程あるのです。
カミさんはある日テレビ番組を見ていて云いました。
「私、君の火葬を、火葬場で一人待っている姿を想像すると、寂しくてやりきれない」
「誰も、立ち会ってくれるお友達はみんな私より年上ばかりだし」
「田舎の姪っ子立ってきてくれないかも知れない」
そして、私に「今テレビ特番でみた会社をネットで探しておいてくれない」と云います。
その番組は、やはり年老いたご家庭の色々な困りごとお手伝い「便利屋さん」でした。
私も一度見たことがあり、見ていて意外とリーズナブル、値段に驚いていました。
元々私は大型物件の建設業監督なので、すべての工事仕事にたいする単価を、人件費・交通費・機械工具損料・諸経費の積算するので、ちょっとした簡単・短時間の仕事、工事でもかなりの金額を弾き出してしまうのですが、ネット調べたこの「便利屋さん」はほぼ作業時間の時間単位請求なので、元大型物件の工事屋からすれば安くおもえるのです。
家庭内のちょつとした困りごとでもリーズナブルに
カミさんが見ていてのは番組で、半日女性スタッフを派遣して18,000円でした。カミさんは、一人淋しく、火葬場で待機するには耐えられないので、便利屋さんから半日スタッフを借りたいというのです。
鎌倉にお店があることはネットで分かりました。
簡単な家のなか、周りの仕事を短時間でやってくれるようです。
今までなら、その程度、天井面の照明器具の新規交換などは簡単・平気で自分でやってましたが、77歳ともなると、小さな脚立の天場でさえ、少し不安感があるのに
天井の蛍光灯照明器具を撤去しLEDに交換しなくてはならないのはかなり不安を感じています。
こんな、後期高齢者お一人様夫婦の不安にいちいち、自治体が動いてくれる訳でもないし、遠い親戚の甥っ子を当てにもできないのてすから、これからはこんな地元の便利屋
さんに頼る生活になるのでしょう。
老後資金的にはそれほどの不安はないものの、やはり、子供いない夫婦では、私がいった後ののカミさんのお一人様ライフには不安が残るものです。
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