
先月見た映画、認知症の父親と息子の話横須賀ドブ板通りが舞台の「父と僕の終わらない歌」の時の予告で次にみる映画は決めていました。
今回の映画の舞台もほぼ地元・・の横浜、大黒埠頭が舞台あの世界中をパンデミックに陥れた新型コロナウィルスの序章となった、巨大客船のなかでおきた実話、今でも思い出します。ビデオカメラを抱えて、怖いもの見たさで大黒ふ頭に駆けつけたことを。
今回の映画はあの時、船内・現場では何が起きていたかのお話です。
タイトルのフロントライン・・とは最前線という意味
映画館はテラスモール湘南のシネコン109シネマ湘南

最近、月に一度は話題作を自宅からJR駅二駅辻堂駅前にあるショッピングセンター「テラスモール湘南」に入っているシネコン「109シネマ湘南」に行ってます。
辻堂東口駅前は元々鉄鋼メーカー関東特殊鋼工場があった場所です。
この駅前の立地を囲むように住宅公団のマンションが立ち並び始め、2002年関東特殊鋼は全面撤退し、跡地は「湘南C-X」という都市再生事業で再開発され、テラスモール湘南を中心とした、湘南のイメージの街作りが今も続いている、おしゃれな街で、行政的には藤沢市に属しています。
この辻堂駅のから茅ヶ崎方面正面には秋から冬にかけて、きれいな富士山が見えます。
一方、昔から辻堂駅東側は地元の商店街があり、そのまままっすぐ進むと、松林の先に辻堂海岸がある、湘南らしい趣のあるどちらかといういうと、藤沢・茅ヶ崎に挟まれた、静かな、大人しい住宅街の駅でした。
しかし今では、湘南一のお洒落な、比較的裕福な、若い世代が集まる町へと変貌している最中の若い街です。
映画、フロントラインの副題のDMATとは

2020年2月、乗客乗員3,711 名を乗せた豪華客船が横浜港に入港した。
香港で下船した乗客1人に新型コロナウイルスの感染が確認されていたこの船内では、すでに感染が拡大し100人を超える乗客が症状を訴えていた。
出動要請を受けたのは災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」。
DMATとは、災害派遣医療チーム (Disaster Medical Assistance Team) の略で、大規模災害や多数傷病者が発生した事故現場で、災害の初期段階から活動できる機動性を持った専門的な医療チームです。医師、看護師、業務調整員で構成され、災害時に被災地へ駆けつけ、現場での医療活動や、広域搬送、病院支援などを行います。
全員が医療資格者で通常時地域の医療機関に働くひとで、原則ボランティアです。
DMATの主な活動内容は以下の通りです:
現場医療:
被災地での救急処置、トリアージ、治療など広域搬送:負傷者のドクターヘリや救急車での搬送時の診療
病院支援:医療機関への情報提供、機能維持・拡張支援
DMATは、災害時に迅速に対応するために、専門的な訓練を受けた医療従事者で構成されていす。今回の場合主に神奈川県の医療機関に属し、DMATに登録している人たちが現場に駆けつけた。
地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医療チームだった。
現場は大黒ふ頭に停泊している豪華客船プリンセス・ダイヤモンド

横浜港の大桟橋は、中華街や山下公園にありますが、今回の新型コロナの舞台となったプリンセス・ダイヤモンドは船の高さが、横浜ベイブリッジの高さ制限に引っかかり、横浜港の大桟橋に横付けできず、川崎からバスで行く大黒ふ頭に停泊していました。
対策本部で指揮を執るのはDMATを統括する(小栗旬)と厚労省の役人(松坂桃李)
船内で対応に当たることになったのは代表とは旧知の医師(窪塚洋介)と、愛する家族を残し、船に乗り込むことを決めたDMAT隊員(池松壮亮)たち。
彼らはこれまでメディアでは一切報じられることのなかった最前線<フロントライン>にいた人々であり、治療法不明の未知のウイルス相手に自らの命を危険に晒しながらも乗客全員を下船させるまで誰1人諦めずに戦い続づける。
全世界が経験したパンデミックの<最前線>にあった事実に基づく物語映画化。
日本のマスメディアの報道姿勢に疑問

プリンセス・ダイヤモンドは日本を発着するとして、近隣の国を日本で建造されたプリンセス・クルーズの大型客船です。
小型船のような落ち着いた雰囲気で、5つのメインダイニングで食事を楽しめるのが特徴です。
また、日本語スタッフが多く乗船しており、外国人船ながら日本発着クルーズツァーが多いのが特徴で、この2020年の時は香港で下船した外国人が新型コロナに感染したのとの情報が横浜に寄港して初めて知らされました。
全く未知の新型ウイルス感染症で、現場に向かった「DMAT」のチームには、全員が医療従事者ですがDisaster Medical Assistance Teamの名のとおり大きな災害に対応するボランティア医療チームで、全く未知の感染症に対する、知識は持ち合わせもなく、彼らは苦労します。
そんななか、この船に乗船していた感染症対策専門家が、ネットで「DMAT」を批判する動画をしました。
この話は実際にあったものかどうがわかりませんが、映画のなかでは、感染症対策としての感染地域と非感染地域の仕切りもなく、船内は自由に移動出来ていたのが、こんなに大きな感染者を生んだと批判します。
伝って来ない船内の様子・史実


テレビでは連日、大黒ふ頭に停止しているプリンセス・ダイヤモンドの姿が映し出されますが、一体、今、船内では何が起きているのか、全く何も伝わったきませんでした。
今回のこの映画「フロントライン」が全て真実であり、フィクションはまったくないのかどうかは分かりませんが、ほぼ、社会全体の見方やら政府の取組はまさにそのとおりだったでしょう。
メデイアは船内の様子は全く知らされておらず、只々、感染症の恐ろしさ、感染力だけが伝わってきて、「DMAT」のチーム参加している医療関係者の家族、子供までが学校や地域で嫌われるような社会現象までが起きるようになっていきました。
この映画のなかで、このような閉鎖的空間に、感染者、非感染者、健常者は閉じ込めておけないと、愛知県に新設する大型の病院に数百名を移動させるシーンがありました。
この話は、この映画のフィクションなのか、本当にあった話なのか?
ブログを書くために調べてみると、本当の話でした。
関連記事がありました。
藤田医科大学・国難ともいえる事態に果たした責務
受け入れを巡り隣接する岡崎市立小の保護者らから「感染リスクはないのか」と不安視する声が上がったが、児童らは入所者や職員らに寄せ書きを贈った。
同センターの守瀬善一準備室長は会見で「皆さまの気持ちが伝わる大変素晴らしい贈り物だった」と感謝した。
湯沢病院長は4月1日に開院を予定していたセンターについて「消毒や医療器具搬入の状況を鑑み、開院日を同7日に延期する」と明らかにした。
乗客らが滞在したフロアやエレベーターを消毒し、布団は処分するという。
センターは開院前で感染拡大の恐れが低いとして厚生労働省の要請で、2月19日からクルーズ船の乗客乗員計128人を受け入れた。
うち17人が肺炎の疑いなどで病院に搬送されたが、3月9日までに全員の退所が完了した。
あの当時、メデイアはセンセーショナルなニュースだけを報じていた、今回の映画で初めて知ったことが多かった。
クルーズ船の全員下船3月1日完了

厚生労働省は28日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に残る乗員の下船が3月1日にも完了する見通しとなったと明らかにした。
1日にインドネシア政府のチャーター機で約70人が帰国するほか、船内機能の維持作業に当たっている約60人も下船し、国が用意した施設に移る予定。
2月3日の横浜港到着時に乗っていた乗客乗員3711人が船を下りることになる。
同省は全員を対象にウイルス検査を行い、のべ705人が陽性だった。
19日以降、陰性が確認された乗客乗員の下船を進め、27日に乗客の下船が終了。
28日も乗員84人が下船した。船の運航会社が船内の消毒作業や交代要員の確保などを検討しているが、出港予定などは未定という。
参考 2020・2 ダイヤモンドプリンセスin大黒ふ頭撮影ビデオ
今回の映画で初めて知ったことばかりでした。
つくづく大黒ふ頭岸壁まで行って身近にダイヤモンド・プリンセスを見ていても、中で何が起きていたのか知らなかっし、マスメデイアが流す情報のみが真実だと思っていた。今更遅いと思いますが、
何時も私が映画館から帰って来るとカミさん問います。
「私が見て面白い映画?」と
別にカミさんと同じ業界の話でもありますが、「絶対に観るべき作品」と太鼓判をおしました。
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