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2025年06月11日

上野の森美術館浮世絵展と「NHKの72時間のぞき坂」

上野の森美術館で、今NHK大河ドラマの時代背景となっている浮世絵の世界の展示会やってるとだいぶフジテレビで宣伝しており、五大浮世絵展に興味を惹かれました。

・女性を優雅に描いた喜多川歌麿、
・劇的な役者絵で人気を博した東洲斎写楽、
・風景・花鳥・人物と森羅万象を独自に表現した葛飾北斎
・名所絵を中心に浮世絵に新風を吹き込んだ歌川広重。
・ユーモラスな画風で大いに存在感を発揮した歌川国芳
既に五人の浮世絵は版画であるために、広く世に知られていますが、実際の色合い・大きさを、自分の目で見たことがないので、これを機会に見に行こうと思いました。

カミさんにも声をかけましたが、わざわざ鎌倉から上野まで往復交通費1,890に美術館入場料2,000円かけて、浮世絵は見たくないと云います。
そして、カミさんの提案は、「君が浮世絵をみている間、私はお隣の日暮里駅前の繊維問屋街に行きたい、ちょうど6月の第一週にセールをやっているから」と云います。
ではそうしましょう。
そして、カミさんは「私には3時間は必要」と云います。
「えー3時間?も、何を買うの?」
「行ってみないと分からないけど、女にはそのぐらいの時間す必要なのよ」
でも、上野の森美術館の浮世絵展で3時間も必要ないし・・・

そこでは昨日見た「NHK72時間」の舞台「のぞき坂」に行ってみようと。

NHKの人気番組「72時間」とは
NHK72時間とはどういう番組ですか?
ファミレス、空港、居酒屋、花屋、自動販売機の前など、一つの現場に3日間(72時間)カメラを据え、そこで起きるさまざまな人間模様を定点観測する異色のドキュメンタリー番組。
「予定調和」を廃し、カメラの前で起きた「リアル」な出来事をありのままに伝えることを目指した番組で、私達団塊世代の年齢層では人気の番組。
以前は夜の11時からの1時間番組放送だったが、現在f10時からの30分放送と、時代と共に今の時短風潮になってきている。
そうだ、カミさんを日暮里まで送っていき(来年後期高齢者となる大人なのに、甘やかして育てたせいで、神奈川県湘南から日暮里まで一人で行くのに不安だというのです)、
日暮里駅構内での再開場所を打ち合わせた後、先ずは「NHK72時間」の舞台「のぞき坂」に行こうといことになりました。

日暮里駅は様変わりしています。

昔、47年前に一緒に住み始めた上野・池之端時代の頃の日暮里と全く違ってきています。
日暮里は現在、JR線・京成線・舎人ライナーの3線のターミナル駅となっています。
特に京成線は、成田空港への特急スカイライナーのJR接続駅となっており、都内と成田空港を結ぶを私鉄として、JRの成田エキスプレスよりも、早く、安いので多くのインバウンド来日客が利用しています。
東京駅から日暮里経由⇒成田空港第二まで 京成では56分 特急券込で2,734円です。
一方東京駅から成田エクスプレスを使うと乗換なしで 50分、3,072円 京成より一割ほど高いです。
昔の日暮里の駅構内には何もありませんでしたが、今やショピング・飲食アーケードとなっており、方向音痴のカミさんには無理とこの日は、ここまで送ってきて、3時間後の再会、ミーティングポイントを確認して別れました。

先ずは、NHK24時間の舞台「のぞき坂」の最寄り駅へ
先日の放送直後からこの、都内の急坂の住所・行き方は調べておきました。
豊島区高田三丁目ということはわかっていました。

メトロ副都心線雑司が谷駅か、都電荒川線(鬼子母神前)です。
退職年金シニアは常に早いルート、よりも安いルートを選択しています。
先ずはJR日暮里⇒JR大塚で都電乗換⇒鬼子母神前 21分 335円
次にJR日暮里⇒池袋⇒メトロ雑司が谷  23分 356円
都電で行きましょう、昔ながらの東京の道路を走る都電荒川線は今は「東京さくらトラム」 と名前を変えてから一度も
撮影も乗車もしていないので、ちょうど良い機会となるでしよう。
帰りは東京メトロ雑司が谷⇒池袋⇒上野 27分 358円
そして、上野の森美術館浮世絵展で1時間見てから徒歩で日暮里へのルートとになるでしょう。
距離にしてJR駅二駅、2.5km 鶯谷駅経由、日暮里駅 30分でしょう。
も同じルートでカミさんと日暮里繊維問屋街で少し遅いランチと喫茶をしてというプランでした。

30数年ぶりの都電はJR大塚から乗換えました。

大昔、高校生の頃、東京に来て上野広小路に路面電車が走っている見た記憶があります。
その後東京で暮すようになっても都電を利用する機会はありませんでしたが、一度だけ仕事の関係で「飛鳥山」に行くとき利用しただけです。
その時、都電が一般自動車道を走っていた事を覚えています。
現在は全路線のほとんどは、一般道ではなく専用レール上を走っています。
「鬼子母神前」で降りて目白通りにでるとちょうど交番があり「のぞき坂」を訪ねると、眼の前でした。
ここ一週間、急に「のぞき坂」を訪ねる人が増えてきたと云います。
やはりNHK24時間を見て、実際に見て見ようと思う、好奇心の強いは暇人いるものです。

まずは坂の上から撮影を開始しました。

 

坂の上、平坦な道路に立って下を見下ろすと全く坂が見えないような急勾配です。
下っていく車があっという間に消えていくのです。
下からみると車がさかの頂上までいくと消えていく、それほどの急勾配です。
しばらく見ていると、自転車の二人組かやって来ました。
一人は、レーサータイプの自転車、もう一人は一般的なママチャリ程度の自転車です。
レーサータイプの自転車の男性が過去に来たことがある模様で、普通自転車の男性に、そのと自転車で下るのも危険だと話しています。
下りでも一番ママチャリでも危険なほどの勾配のようです。
上からの撮影から下に下っていくと、若い男性二人組がカメラ三脚に乗せ、路面すれすれから坂の上を撮影していました。
話し声からすると、どうやら外国人、恐らく、台湾・香港からの二人のようです。
ここは、そんなにも有名になっているのかと、びっくりしました。
ほぼ30分ほど、この坂を見ていると色々な人を見かけます。
この急坂をトレーニングなのでしょうか、ダッシュを繰り返す人、坂をあがった角のコンビニから下ってくる人・・・
郵便配達のバイクも一生懸命にこの急坂をあがっ行きます。
この坂の途中、両側は多きなマンションです。
環境の良い住宅街ですが、私達のような年齢になったら毎日のこの急坂は大変だろうと思われました。

ここからまた同じルートで上野駅に戻ります。

上野駅公園口から西郷さんの銅像へのルート上にある上野の森美術館へ。
上野には多く美術館、博物館がありますが、以外と知られていない小さな美術館です
上野公園にあるフジサンケイグループ傘下の唯一の私立美術館で、私も今回初めてでした。
事前にネットで入場券を買ってあったので、並ばずにはいれました。
思ったよりも、大勢の私と同じような年齢のシニアグループが多くいました。
事前にネットで撮影可能か調べてみましたら、五大浮世絵展の五人の作品の各々一点だけ、撮影可能のシールが着けてられておりそれたけは可能と知りました。

期待していた浮世絵展ですが、がっかり

狭い展示室に大勢のシニアが並んで各浮世絵師の画像をみているのですが、浮世絵は思ったよりも小さなものでした。
サイズ的にはA4横サイズぐらいなのです。それを狭い展示室に横いっぱい広げて展示しているので、有名な浮世絵の前は人だかりで渋滞しており、ゆっくり見られませんでした。
何故か、私の頭のなかの浮世絵は大きく、繊細で、色使いも斬新なのですが、眼の前の浮世絵は本物なのに色は冴えないし、ぼやけて見えます。
確かに、浮世絵は版画てすから、私達が思っているような迫力のある、大きな「赤富士」は版画サイズとしてあり得ないのを今回、改めて理解しました。
日本の絵画展の在り方について考えさせられました。
私達夫婦は、フリーて海外の美術館を巡っていました。
パリのルーブルで「モナリザ」を見ました。
ほぼ手の届く、眼の前、観客は模写をしている画学生ひとりだけ、ゆっくりと穴があくほど身近でみれました。
オルセーで名だたる印象派の名匠の作品も、スペイン・マドリードのプラド美術館も、ロシアのサンクトブルグのエルミタージュ美術館でも、中学時代の教科書に登場する名作を、眼の前で実物大で観ることができました。
それを期待して、初めての浮世絵版画を見に来たのですが、今回の浮世絵展、残念、もっと展示方法を考えてもらいものでした。

この上野の森美術館でカミさんからのライン着信が

カミさんは「浮世絵」にも「NHK72時間」にも全く興味がなく、この日の目的は現在日暮里の繊維街で行われている特売でした。
元々、手芸か大好きでシニア・カーブスのお友達にいろいろなトートバッグなどを造ってプレゼントやら物々交換するのが趣味の人です。
鎌倉に全国的に有名な「スワニー」という輸入生地専門店がああったり、横浜にも手芸専門店の「ユザワヤ」に入り浸りしており、今日の私との待ち合わせ時間を決める時に最低3時間は欲しいと言っていましたのに、未だ2時間近くもあるのに何かとラインを開くと、「つまんない、帰ろう」ときたのです。
私としても、「浮世絵」は最低1時間は必要と思っていたのが大幅に時間が余りそうなので、日暮里の事前待ち合わせ場所」へと急いで行きました。
しかし、久しぶりの東京、上野から日暮里まで二駅、何に乗ってもいけると、来た電車に乗り込む、京浜東北線でした。
なんと、京浜東北線は日中、品川・田端間は快速となり日暮里には停車しないのです。
もう大都会東京でのサラリーマン生活から卒業、リタイヤして23年。
つくづく、私は鎌倉に引っ込んだ田舎者、お年寄り、年配者となったのだと実感しました。
たった半日の鎌倉・上野間でも、もうかなりの疲れを感じました。
やはり、77歳は後期高齢者であることを実感しました。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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