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2025年06月03日

日本の30年前と今の違い、失われた30年

X(旧ツィッター)でバズっていた投稿に目がとまりました。
通常インプレは10,000いけば、かなりアピール成功といえますか、この投稿は300万を超えていました。かなりのユーザーの目にとまったということになります。

※ツイッターのインプレッションとは、投稿されたツイートが、他のユーザーのタイムラインに表示された回数のことです。
簡単に言うと、どれだけのユーザーがツイートを見たと推測できる指標です。
最近の米の値段高騰、あらゆる物の値段が上がっていっても、日本のサラリーマンの給料は上がらず、ついには一人頭のGDPが隣国、韓国に追い越されたという現実をみて、停滞してきた日本の30年の変化を数字表したもののようです。


30年前と言えば1995年
■ 平成7年、1月に阪神淡路大震災
  を朝のテレビ番組で知oった年

■ その年の3月に地下鉄サリン事件
  があった年、

■ マイクロソフトがWindos95を発
  売したした年

■ プロ野球野茂英雄がドジャーズに
  移籍した年

■ 不動産バブルが崩壊した2年後

■ そして、私が早期退職を決断
  した年です。



1996年3月、私達夫婦はお互いに退職届を職場に提出して、90日FIX航空券を手に中米コスタリカに旅立ちました。
当時のレートで往復10万円を切っていました。
LAX乗換メヒコ経由コスタリカ・サンホセのフライトでした。
LAXの空港では至る所にドジャーズに移籍して活躍していた「野茂英雄」の大きな幟が目に付きました。
1ドル100円を切っていた時代、退職金と蓄えで中米で一番安定している国コスタリカで、ゲストハウスをやろうとして来たのですが、やはり旅するのと、住まうのでは大きく違うということを改めて実感した滞在でした。結局三ヶ月、キューバやカリブ海で滞在して帰国しました。
カミさんは専門職ですから、帰国しても幾らでも転職先がありました。
私として退職届を出している会社に出向き、具体的な退職手続きをしようとすると、不動産バブルは弾けていても建設業界は、受注残が残っていたのか、まだ私が必要とされていたようで、勝手に退社は出来ず、かといって元の部署にいられるハズもなく、客先の大手ゼネコンへ片道切符での出向となりました。

出向先は居心地良く7年間過ごし、2003年3月円満退職となりました。
55歳の誕生日、カミさんも52歳で退職しました。22年前です。
そして早速、退職後一定期間過ごす、海外ロングステイ候補地巡りを始めました。
その当時の円ドル相場は
2003年当時ドル相場は117円台
30年前の1995年当時よりも円安傾向にありました。
リタイヤ直後から私達は年に最低二回はハワイ・ワイキキに最低でも一週間、パジェトホテル(割と安い旅慣れた人用宿)宿泊する旅をパスポートの再更新
を止めるまで2014年まで繰り返していました。

2003年と現在2025のハワイ旅行の比較
例えば、2003年にリタイヤした夫婦と今年65歳の御夫婦がハワイに一週間滞在(7泊9日)する旅行を計画した場合今2025年、それと同じ条件試算すると・・・

2025年ハワイ七泊9日、夫婦二人の費用は (データは阪急旅行社より)
往路 羽田発20:15 ホノルル着 09:00 
復路 ホノルル発 16:00 羽田着 翌日19:25
航空会社 ハワイアン航空
ホテル オヒア ワイキキ ステューディオ スイーツ 7泊
空港・ワイキキ送迎なし 混載車 +7,000円
2025年6月23日出発
その他
 ホノルル空港税 一人+11,900
 観光税 一人+1.000
 観光ビザ 自己申告
 旅行代金 一人167,600円 合計約190,000円
その他、ハワイ滞在費、移動費、観光費、食事など 一人一日最低100ドル=200ドル✕7日=210,000円
ハワイに相当旅慣れた夫婦でも、最低60万円はかかる計算です。
恐らく、恐らく久しぶりの昔の感覚で旅するハワイは退職直後の若い60代の御夫婦だと、100万はかかるのではないでしょうか?

22年前退職直後の私達二人のハワイ七泊9日の場合

成田発着・ホノルルホテル混載車送迎あり
宿泊はアンバサダーで基本フライト・ホテルは一人90.000☓2=180,000円
7日間の滞在費・交通費・食事代は二人で一日100ドル☓90円=約10,000円☓7=70,000円
お土産など余裕をみて 夫婦二人ハワイ7泊9日は楽勝30万円で収まっていました。
パック旅行会社はあの格安「テルミークラブ」でした。
つまり、現在退職したシニア夫婦の場合の半分の費用だったということでしょう。
如何に、25年前と今では退職シニアの置かれている経済環境が違うかいうことでしょう。

日本はこの30年で確実に貧乏な、アジアの国となってきています。

失われた30年と云われていますが、
30年の間、早期退職した私達夫婦にとってはそのほどんどは、リタイヤ後の収入は年金と個人資産の取り崩しの生活であり、日本経済はデフレ傾向にあったのでので、それほど感じませんでしたし、65歳で海外旅行を卒業したので、ドル高・円安の実感も経験せずに海外の旅は終わりました。
しかし、現役世代にとっては、この30年の日本経済の低迷で収入にも大きく影響しているようで、国力・経済力の差が一般個人にも影響を与え何と、国民一人当たりのGDPではなく、一般企業のサラリーマンの賃金さえもお隣韓国が上回ってきているのです。

そして、ここ数年の著しい物価上昇です。
世界中の退職年金シニアが恐れているのがインフレです。
私達早期リタイヤ組のほとんどは、公的年金はせいぜい毎月の基本生活費に充填できれば「御の字」と考え、年間の経費やら豊かな老後を過ごす費用は、自己資金の取り崩しという生活をしていますので、一番恐れているのが、ハイパーインフレなのです。
現在、日本以外の各国は米国をはじめ、オーストラリア、中国、韓国ても大幅の物価高が続きそれにつれての労働者の賃金も伸びてきています。
日本の若者がオーストラリアのワーキングホリデーと称した、短期単純労働者として目指すのもそうです。
オーストラリアの最低時給が23.23豪ドル(約2,207円)であり、土日・夜間はプラス25%となると、高学歴の日本学生まで、日本を離れ目指すのも頷けます。
確かに、この都内のマンション、住宅価格の高騰を海外へ飛び出していく気持ちはよく解ります。

ここに来ての「お米の値段の急激な値上がり」はその一旦か

高齢夫婦二人暮らしでは
通常お米は2キロパックを購入しています。七十代老夫婦ですからそんなに食べませんが、きっと食べ盛り子供がいる家庭では、この主食米の異常に高騰は家計に大きく響いていると思います。
私達、年金シニアが恐れているのは、たんにお米の値段の急激な高騰がこれから起きる、ハイパーでなくても二桁インフレのトリガーになるのではないかと、心配しています。
関東のある、メガバンクに続く大手地方銀行は、一年に限りという条件で定期預金金利1%を募集しました。
昔のバブルの時代の金利を経験している団塊世代とっては、歯にもかけない利率ですが、個人金融資産を多く持つ退職者世代は大くこれに応募しています。
限度額はないようですが、政府保証している一人1,000万円が多いようてす。
ここ一年はし大丈夫でしょうが、確実に日本国力・経済力は衰えていくのは目に見えていくてしょう。
カミさんは楽観視しています。
どうせ私達はそれまで生きていないんだから・・・


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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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