
誰でもが口ずさめる大ヒットが続々とうまれ、「ザ・ベストテン」をはじめとするテレビの歌番組が全盛期を迎えた1980年代。
私達、団塊世代は30代前半なかば、結婚後新しく家を建てたり、住まいを購入したり、子供たちが生まれたりする頃、今、振り返るとあの頃が第二の青春時代だったも知れません。
後期高齢者となり、夜、一人、湯船に浸かって一人ゆっくりと聴く音楽はいつも70年代半ばのフォークソングが多いです。
結婚前の私達夫婦の生活そのままだった「神田川」、何時も上野駅のホームの風景を思い出す「なごり雪」やら一人しんみり聞いています。
そして、80年代・・・仕事も家庭も落ち着きだしたあの頃。
今、令和の時代に流行っている楽曲と違い、口ずさ易いメロディと、歌詞の持つバックグラウンド。今回、読者らより選出された20位までの曲、すべて歌詞まで覚えており、歌えます。
今の30代半ば若者の40年後、今の私達ほぼ全員が思い出し、歌える楽曲があるのでしょうか?
1,異邦人 久保田早紀 79年10月


一位に選ばれた「異邦人」は衝撃的なメロディーでした。
二十代半ばまで、世界各地を旅してきた私にとって、この詩歌の内容そしてそれもアラブ世界、アジアの風景がまざまざと蘇るメロディ、まさに私の青春そのもの風景が瞬時に蘇るものでした。
あの頃、A型肝炎に感染し、宿で紅茶を沢山飲めと介護してくれたウズベキスタンの宿の女将さんを思い出しています。
2,ルビーの指輪 寺尾聰 81年2月


2位のルビーの指輪、この都会的な男の洒落た曲
・・・この曲の背景が似合いそうな街、六本木の再開発の現場で仕事していたを思い出します。
33歳、中途入社の三年目の新人時代、まるで今まで生活してきた東京下町と全く違う夜の世界で、六本木交差点のタクシー列、灯りをこの曲を聴くたび思い出しています。
3,昴 谷村新司 80年4月


3位の昴、作詞・作曲の谷村新司
が自分と同じ団塊世代と知って驚きました。
海外旅行がかなり自由化され、中国、シルクロードへも行けるようになってきていた時代、あの詩とメロディを自分と同じ年齢の男性が歌詞も・楽曲も作り、そして朗々と歌う姿に当初驚愕し、嫉妬の思いもありました。この曲は好きで今でもお風呂のなかで聴く定番の曲ですが、歌えません。
あの中国の大地を連想させるような名曲は歌うこと無理です。
4,川の流れのように 美空ひばり 89年1月


4位,川の流れのように、美空ひばり
は私達団塊世代が親近感を持つような歌手ではありませんでした。
フォークソングや中島みゆきとは全く違う歌謡界の女王でした。
歌詞の内容も直接的表現による「ド演歌」だと思いました。同じ頃の「愛燦燦」の作詞は同じ団塊世代の小椋佳の作詞作曲で美空ひばりでなくても誰が歌っても大ヒットするものでした。
今調べるとあの「秋元康」です。そう、この「川の流れのように」は美空ひばりが亡くなる晩年、秋元の美空ひばりに対する思いが込められた作品なのでしょう。
5、さよなら オフコース 79年12月


5位のさよならは オフコースの小田和正の作詞作曲、
同じ団塊世代の男として「嫉妬する最頂点の男」が作った曲なのです。
同じ団塊世代に同時代に沢山の才能をもった男たちが登場します。
海援隊の武田鉄矢も、もしもピアノが弾けたらの西田敏行も同じ才能をもった団塊世代、同い年ながら彼らに嫉妬しません。ド同輩と親近感があります。
でも同じ団塊世代・同年代の小田和正は別格、とうしてあんな詩が思い浮かぶのか、凡人の私には嫉妬しかないのです。
そして、カミさんの一番好きな音楽家なのです。
ランキング6位以下はつぎの通りでした。

6,贈る言葉 海援隊
7,恋人よ 五輪真弓
8,ワインレッドの心 安全地帯
9,聖母たちのララバイ 岩崎宏美
10,赤いスイートピー 松田聖子
11,大都会 クリスタルキング
11,ダンシング・オールナイト もんた&ブラザーズ
13,乾杯 長渕剛
14,恋に落ちて 小林明子
15,待つわ あみん
16,悪女 中島みゆき
17,守ってあげたい 松任谷由実
18,ラブ・イズ・オーヴァー 欧陽菲菲
19,飾りじゃないのよ涙は 中森明菜
19,長い夜 松山千春
80年代の楽曲の特徴は
80年代、つまり団塊世代の32歳から41歳、昭和のバブル真っ盛りの時代、多くの団塊世代は家を購入し、子育て真っ盛り時代。
音楽の世界ではポピュラー音楽の在り方が大きく変わった時代なのでしょう。
82年にCDが登場して一枚のデイスクに収納出来る時間が大幅に増えて、つくり手たちも一つの曲の大ヒットを目指すよりもアルバム全体での完成度や売上を重視するようになった。
曲の音作りもシンセサイザーなどの電子楽器を多用するデジタル時代へと以降し、プロモーションビデオなど音楽と映像の一体化も進んだ。
80年代は今ではほほ死語となった「歌謡曲」という言葉自体がキラキラとまぶしかった。
今、令和の時代、私達団塊世代、後期高齢者、喜寿年金シニア世代にとって、末長く思いつ伝えた音楽、唄はあるだろうか?
今流れてくる唄は「歌い手の名前?」「楽曲の名前?」なのか解らない。
大晦日の紅白歌合戦の視聴率低下というよりも、番組の存続の話になる、ほぼ全員が必要なしと答える時代になっている。
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