
朝日新聞の毎週土曜版にフロントランナーという特集がある。
文化、芸能、スポーツ、経済……。あらゆる分野で時代の先頭を走る人たちの「今」を追い、ここでしか見られない素顔を紹介している。
好きを追求し、自ら道を切り開き努力し続ける人々を紹介する内容。
【概要】
・各界の著名な方へのロングインタビュー
・好きを追求し自ら道を切り開き努力し続ける人々を紹介する内容
・創刊から続く連載で、バックナンバーの中から傑作選も提供されている。
今月気になったのが団塊世代78歳、吉本所属のピン芸人芸名は「おばあちゃん」
若者の街、東京・渋谷に白髪のおばあちゃんは目立つ。

お笑い芸人「おばあちゃん」のネタには、シルバー川柳や病院通いや老老介護など高齢者の日常を風刺した漫談などがあります。
高齢者の目線から、生活に身近なところにテーマを探してネタ作りをしています。
【ネタの例】
膝が悪く、機敏に対応できず、ようやく玄関を開けると宅配業者の不在票だけが残っていたというエピソードで作ったシルバー川柳
病院通いや老老介護など高齢者の日常を風刺した漫談
【芸人プロフィール】
「おばあちゃん」は、沖原タツヨさんの芸名で、NSC東京校の24期生です。2019年4月に72歳でデビューし、2023年6月には東京・神保町よしもと漫才劇場のオーディションを勝ち上がり、過去最高齢で劇場所属メンバーとなりました。
【ネタ作りへの工夫】
思いついたネタをすぐに書き留めておけるようにメモ帳を持ち歩いており、薬をもらった時に渡される「薬剤情報提供書」の裏紙をホチキスで留めて使用していると云う。
得意ネタは「チャイムなり やっと出たのに 不在票」
どんな方、人生なのか、同じ団塊世代として興味を持ち、土曜の朝じっくりと記事を読んてみた。
芸名「おばあちゃん」
1947年東京うまれ、中学卒業後、事務職として働き、24歳で結婚、33歳でから造船会社に勤務
1985年、38歳で乳がん、1年後卵巣に転移、45歳で子宮に転移。
1994年、47歳で放送大学に入学、51歳で論文発表、64歳で退職
2018年、NSC東京校へ入学、翌年72歳でプロデビュー、兄の介護、夫の病重なる
2022年、「医者とおばあちゃん」コンビ名で、M-1グランプリ出場
2023年、オーデションょ勝ち上がり、史上最高齢の76歳で神保町よしもと漫才劇場の所属レギュラーに。
2024年、77歳で単独ライブ、舞台で喜寿を祝われる。TVドラマ「離婚後夜」で俳優デビュー。
自著「暇が出来ても今日も楽しい生きがいを」、
ユーチューブ「おばあちゃんといっしょ」等
還暦を過ぎると時間ができた。でも新たな壁にぶつかる。年齢制限
やる気があるのに、やる前に断られる。。

ある友人に「ここへ相談してみたら」と薦められ、何処だがわからないけど電話番号に電話してみた。
「70歳でもはいれますか」と聞くとあっさり「大丈夫ですよ」
面接で聞かれたのはふたつ「階段のほれますか」「学費払えますか」、年齢は聞かれなかった。
合格して、夫にきりだした、「私いくから」。
年だけど、いや、年だから行く、おばあちゃんは「川へ洗濯に行く」じゃなく、よしもとへお笑いを学びに行くことになる。
夫に告げると「吉本って老人ホーム始めたの?」聞かれた。
銀行の窓口で学費を振り込もうとしたら「お孫さんの?」「いいお私の、お笑い学校の学費」と答えると「オレオレ詐欺」と間違えられた。
入学式で新宿の会場に行くとスタッフが「おばあちゃん、ご家族は入れません」と止められた。
週刊文春に取材されたいったら「何を悪いことしたのか」と親戚に云われた。
チケットの手売りしているだけで、「怪しい勧誘に間違えられた」
こんびを組もうと誘ってくれる18歳は老人ホームで働いており、「舞台で倒れたら面倒をみて上げる」と云われたが、彼の将来をかんがえると、「介護になっちゃうのでやめた」
M-1には「医者とおばあちゃん」のコンビで出場、相方は本物の医者

舞台の終わりは、夜の9時、キャリーケースをガラガラひいていたら、ご近所さんに「奥さん何をしているのですか」聞かれ「ハイ仕事で」
「何の?」と聞かれ「新宿でちょっと夜の仕事を」それ以上きかれませんでした。
NSCを卒業する頃、夫のガンが解りました。手術室に入る前に夫に云われました。「俺に何があっても吉本をやめるな、笑っているのが一番、泣くな笑っていろ」と
妻は元気で留守がいいと本気で思っているようです。
初めてのギャラは、仏壇に供えています。千円、ポリ袋に入れて。
今、一日一万歩歩いています。
きっと死ぬまでいろんなことを追いかけてるでしょうね。
子供はいない、でも孫みたいな仲間がいる、皆に頼っている。
若い頃、親や世間に云われてきた言葉は「重し」だった。
「女のくせに」「女の子だから」
私が芸人になれたのは、年を取ったから。
年寄りならではのネタがそのまま受けて、そのまま舞台に立っています。
シニア自虐川柳

「あーん」して 昔ラブラブ いま介護
新党も、肩書とれば 老人会
食っちゃ寝て 豚ならとっくに 出荷済み
持病には 医者顔負けの 知識あり
つまづいた ふと見た床に 段差なし
動かない エレベーターや 押し忘れ
なぜ消える 眼鏡と鍵の ミステリー
日本語に 通訳の入る 三世代
長生きを するなと政府に 仕分けされ
脳のシワ 顔に出てると 孫が褒め

名所より トイレはどこだ バスツアー
なあ息子 孫の言葉は 日本語か
犬猫に マイクロチップ 次は俺
お年玉 持続可能か 聞くな孫
誤送金 待てど暮せど 来ぬわが家
電話口 本当なんです 市役所です
戒名に キラキラネーム 欲しい父
兄弟で ひとり薄毛の 変異株
冬の日の 一番風呂は 命がけ
団塊世代は今年喜寿だけど・・・
このフロントランナーのおばあちゃん芸人よりも、この自虐的川柳に登場するお年寄りも・・・もっとずっと若々しく、アクティブだと自負しているけど・・・
海外ロングステイサイトに集まる人達だけなんでしょうか?
見た目は別として・・・?
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