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2025年03月29日

シニアの住宅問題、築年数が経過したマンション・共同住宅の今後


全国には、700万戸を超す分譲マンションがあるようで、約1,500万人が暮しているそうです。
このうち築40年以上が140万戸で今も急増しています。
老朽化で大規模修繕や再建が正念場を迎えていくのに、費用不足で頭を痛いマンションも数多くあり、加えて居住者の高齢化や無関心の問題もあります。
自分の廻りを見回しても、団塊世代はいよいよ、最終「遊行期」を迎えており、残された家族の住まいに対する心配事、懸念について真剣に考えねばならない時期にきているのは確かです。

日本人の家を持つ平均年齢は何歳か


この問い、検索によりますと令和6年の凡そのデータでは
【家を購入する人の平均年齢】
国土交通省の調査によると、2022年度に新築注文住宅を建てた世帯主の平均年齢は41.1歳でした。
住宅金融支援機構の調査によると、2022年度に家を買った人の平均年齢は42.8歳でした。
住宅の種類別の平均年齢は、分譲戸建住宅が39.7歳と最も若く、中古マンションが46.0歳と最も高くなっています。
【家を購入する人の年代別割合】
30代が最も多く、次いで多いのは40代です。
注文住宅の場合は、子どもが生まれるか、子どもが増えるタイミングで購入する割合が高いと考えられています。
東京・愛知・大阪近郊で持ち家を初めて買った年齢は、30~40代がもっとも多いです

私達の団塊世代はと自分を含めて考察すると・・・
団塊世代、昭和22年〜24年(1947〜49)生まれの第二次世界大戦後のベビーブーマー世代が結婚し、家庭を持ち自宅をもった年齢は、凡そ彼らが35歳の時と想定されます。
時代は建設バブル期、正確には1983年、昭和58年、住宅金融公庫30年ローンの金利が5.5%の時代でした。
同じ世代の方々を見回してみても、ほぼ同時代、年齢的に30代前半から40歳前後に自宅を購入あるいは新築されています。
すると、現在喜寿77歳ですからそのまま住み続けている住まいは40〜45年近くとなります。

日本の木造住宅の寿命はとAIに問うと

日本の木造住宅の寿命は、一般的に約27〜40年と言われています。
ただし、工法や設計、メンテナンスの状況などによって異なります。
寿命を左右する要因断熱材や素材の違い、国としての政策、地盤の状況、管理の状況、 木材の種類。
【寿命を延ばすには】
・断熱材を適切に選択し、隙間なく施工する
・国産の木材、特に無垢材を多く使用
・定期的なメンテナンスを行う
【税金計算上の耐用年数】
税金計算上、木造住宅の耐用年数は22年と定められています
耐用年数は、想定される通常の使い方で対象となる物を使用したとき、その価値がゼロになるまでの年数を示しています
【寿命に関するその他の情報】
住宅ローンの最長は35年です
築40年以上の木造住宅も販売されていれば、貸し出しもされています
築100年を超える木造住宅に現在でも居住している人は意外と多いです
欧米諸国と比べて日本の木造住宅は寿命が短く、フランスは約85年、ドイツは約90年、アメリカは約100年、イギリスは約140年です。
これは日本列島と他国の気候上の差が考えられます。

同じく鉄筋コンクリート(RC造)の寿命は問うと

鉄筋コンクリート(RC造)のマンションの法定耐用年数は47年です。
これは、税法上固定資産として減価償却ができる年数です。
一方、物理的寿命や平均寿命は、使用状況やメンテナンスの状況によって異なります。
国土交通省の「中古住宅流通促進・活用に関する研究会」報告書によれば、鉄筋コンクリート造の寿命は117年です。
shuken-renovation.jpの報告書によれば, 鉄筋コンクリート造の耐用年数は120年、外装仕上げで延命した場合150年です。
マンションは年月の経過によって劣化するため、状況に応じた適切なメンテナンスやリフォームが必要です。
また、法定耐用年数を超えた中古不動産の購入においては、住宅ローンの融資に影響する場合があるともいわれています。

都会に住む団塊団塊世代前後の人々が多く購入したマンションは
すでに40〜50経過しています。

私の住む鎌倉にも多くのその当時マンションが沢山あり、この法定耐用年数の47年を超えているのと別に、耐震基準に満たないものあります。
それでも、人気で中古の値段は下がっておらず、返ってリノベーションした物件は、新築並の価格で取引されています。
理由は
・鎌倉、湘南というネームバリュー
・都心からの交通アクセス1時間という利便性
・都内の新築マンションの高騰
・築年数にこだわらないリノベーション


私達が22年前に売却した横須賀線駅前マンションは

現在、築43年の中古ですが、私達が鎌倉に越して来るために売却した時よりも1,000万高い値段で取引されているようです。
その当時、私達の部屋を購入した方は独身の公務員の男性40歳でした。
築年数(その当時築21年)にこだわっていましたが、何よりも駅チカ、今発展し続ける大型開発中の駅前物件、役所定年後は故郷の鹿児島に戻るまでの仮の住まい、そして売却しやすい物件と云ってましたが、そろそろ定年どうしてるでしようか。
いずれにしても、これらのマンションに共通しているのは、大型物件であるという事です。
数百戸の住民によって管理・運営されており、きっと長期修繕計画予算積立もあって、銀行から借り入れをせずにやっていけるのでしょう。
しかし、築43年のマンションには問題点も多いです。
■ バリアフリーではなく玄関・廊下・浴室・和室に至るまで段差が多いです。
■ 40数年前のマンションは壁断熱が徹底されていません。
■ 床・天井がコンクリート直うちが多く、防音がされてない。
■ セキュリティ面でもかなり今の新築に比べて遅れています。
■ ネット、衛星放送網は自前となる。


今問題となっているのは、小中規模マンションの問題です。
メディアではこれらについて、多くの投稿で賑わっています。
マンションと云うと「超高層ターワーマンション」や、駅前開発の連続した10数階建てを思い起こしますが、実際には街なかにある、20〜30数個の小規模マンションのほうが多いのです。
そして、住民の高齢化も問題になっています。
あるマンション、5階建て住戸30数戸築50数年の現在の問題はエレベーターの更新問題です。
レベーターの寿命は、適正な保守点検を行っていれば20〜25年程度と言われています。
住民は高齢化してきており上層階にお住まいの方とってエレベーターは必須となってきています。
エレベーター1基を(5階建て)更新するには幾らかかるか?
凡そ、1,500万から2,000万かかる、相見積もりですが、30数戸の管理組合にとっては大変大きな問題となっています。
ちなみに、このマンション、これを機会に建て替えれば、各戸幾らの負担にするか、積算したところ各戸の負担は9,000万円となり、諦めたという話でした。
普通、現在のマンションを解体し新築するさいに、各戸の占有面積を保ったまま、新たな住戸を増やしてその収益で補うのですが、敷地が狭く建築基準内で建て直しても、新たに生まれる余分な住戸は確保出来ないことを住民は知りました。
駅近の立地ですが、敷地が住宅地でなく、商業用地の為建築規制でこれ以上の高さも広さも建てられない物件でのようです。

現在、私が住むマンションの高齢化・・・は

居間から、前の児童公園が見えます
今は水仙の花盛りです。一週間もすれば桜が咲き誇るでしょう。
そして、藤棚の東屋のベンチが見えますが、いつも子犬を抱いて座っている、一つ上の階のおばあちゃんの姿がここ、二三週見えません。
一年ほど前からご主人が介護施設に通っている姿を見かけしていましたが・・もしかしてご主人が亡くななったのかな。
お二人とも、80代半ばでしょうから
マンション管理人さんに、差し支えない範囲で・・と前置きしてから聞いて見ました。
ご主人は昨年末におなくなりになったそうで、おばあちゃんは、マンションの玄関先、道路までの2段の階段を踏み外し、骨折、入院中だそうです。
お近くに息子さん夫婦が住んでおり、息子さんの奥さんが介護していると話していました。

良かった・・けど、もしも私達の場合なら、子供はないし・・・頼れる姪っ子は遠いし・・・
いつか、数年先の私達二人の姿をもみるようです。
築22年の新築マンションで、私は77歳は高齢者の部類にはいります。
管理組合理事は四人で、52戸の小規模マンションでは10年に一度、理事の当番がまわってきますが、昨年やっているので10年後は、カミさんがやることになるでしょう。
カミさんは今から嫌がっていますが、何とかなるでしよう。
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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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