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2025年02月19日

孤立する同世代シニアおじさんの一日は

生まれ故郷、信州の北信濃に住む中学時代の同級生で唯一今でも連絡をとってる友人に(昭和22年生今年の誕生日で78歳)に、今月の私の入院・手術の連絡をした。
こんな事もないないと、最近滅多に電話もしなくなった。

「どう、長野市内の雪は?」

「今年は北信(北信州)は、市内中心部の積雪はないが、ちょっと郊外は結構積もってる、そっちはどうの」

「こっちは、信州の皆さんには申し訳ないけど、連日、青空の晴天、空気が澄んでるから朝夕の富士山が綺麗」

「確かに、この雪の季節、テレビの天気予報を見る度に、うらやましくなるよ」
「で、もう仕事をやめてるだろうけど、毎日、何してる」

「毎日、朝からTV漬けさ、」
「今、長野市内は何チャンネル映るの」

「NHK総合・長野(Ch.1)
 NHKEテレ長野(Ch.2)
 TSB テレビ信州(Ch.4)日テレ系
 ABN 長野朝日放送(Ch.5)テレ朝系
 SBC 信越放送(Ch.6)TBS系
 NBS 長野放送(Ch.8) フジ系
 その他有料ケーブルテレビ系で テレ東系がみれるBSアンテナを立てれば東京と同じく見えるから、昔と違って、都会との情報格差はなくなったよ」

「パソコンどうした、使っている」
「もう全然パソコンを開けてない、ちょっと知りたいことをネットで検索する程度ところで、お前にセットUPしてもらったウインドーズ10、もう使えなくなるの?」

「一応、今年2025年の10月に終了、更新・サポートを終了」
「でも使えるだろ」

「〇〇ちゃんが、どの程度のレベルでネットを使っているかわからないけど、普通にネットをみたり、メールは使える但し、個人情報や、お金のやり取りなんかは、セキュリティの上の問題でお勧め出来ない、変なサイトに近づくとアカウント乗っ取りなどで金銭的な被害が生じる可能性がある」

「ウインドーズ11はどうなの」
「団塊世代で廻りにサポート体制がない環境ではお勧めできない。ファーストセットUPだけでも先ず素人ではかなり難しい息子さんいたっけ、今何してる」

「相変わらず、団塊ジュニアの典型さ、今年50になるのに未だ独身、結婚しする気も、付き合ってる相手もいないよう、仕事は東京の大学でていらいづっと派遣のまま、づっと実家暮らし、一度、女房が怒って、追い出してアパート住まいをさせたけど、一年もたたずに大家さんから連絡があって家賃未納三ヶ月さ。これ以上世間に迷惑をかけられないと、再び、実家にもどたけと、現在もコトオジ状態さ」
「なに、コトオジって」

「子供のいないお前は知らないかもしれないけど、団塊ジュニアの親たちの間で流行っているネットスラングさ、子供部屋おじさん、おばさん、生まれ育った家の二階の子供の頃から
育ってきた、自分の部屋が一番、安全で住みごこちの良い場所で抜けだせないのさ。洗濯も飯も風呂も全てタダなんだから」
「むすこは、家に金いれていないの?」

「前は月に三万とか入れていたけど、派遣切りの時から、一銭も入れていない、あいつの車、ガソリンも、保険も、健康保険も、全部、親が払っているのさ」
「そりぁ、これから先、心配だな、奥さんも心配してるだろうに、同い年だっけ、奥さん、元気、どうしてる」

「地元から遠く離れた鎌倉で暮している、お前だから話せるけど、女房、ここ二年、軽い認知性と云われているんだ」

「どの程度の認知なの、専門医や介護関係者に見せている」
「都会と田舎の違い解るだろうけど、今、女房は、今までいっていた、スポーツクラブや仲間の食事会にも行かなくなり、一人ぽっち。家で過ごしている」

「俺、今認知症グループホームの支援ボランティアをして解るけど、孤立させちゃ不味いよ、いつも世間・社会・人と接していないと、認知は進行するよ。何処か、市の社会福祉協議会
に相談した」


「したさ、でも何処へ行くにも嫌がるんだ」

「どの程度なの、夫婦二人の会話は成り立っているの?」

「家事は何とかこなしているけど、火をつかう時はいつも一緒、洗濯も一緒、もちろん買い物は一人じゃ出歩けないし、出来ないので車で一緒に行っている」
「前は、自宅に車3台、だったっけ

「女房の車は廃車にしたし、俺の車も軽に買い替えた、後は息子の車で二台」

「最近、遠くへは行かないの?、数年前よく二人で東北の桜・紅葉を撮りに行ったな」

「今、車は女房と一緒に近くの馴染のスーパーだけ、昔は日帰り温泉に良くいったけど、今、一人にすることが出来ないので全く行っていない」
「スポーツも辞めたの、ゴルフ・ボーリングも」

「全部やめた、一日家でテレビをみている生活、女房の世話して、炊事、洗濯、いつか施設にお世話になるまで、俺が見てやらなくては・・」

「そうか、大変だな・・としか云えないけど、俺達の年代だと、いつか自分にもそんな時がくるのだろうかな、でも行くなくともそっちには血が繋がってる息子がいるから良い、こっちはカミさんと二人きりだからな、今、手術前に万が一に備えて遺言状を書いているよ」

「お前のとこは、夫婦二人の沢山の思い出や、そして財産もあるからいいけど、俺には、何もないよ、女房の頭の中の思い出・記憶は日に日に消えていくみたいだ」

「悪かったな、そんな話をさせて」

「いいや、なかなか地元の知人や、会社仲間、ましてや近所・町内会の人には、こんな家庭の中の話なんて出来から、遠くの幼馴染、同級生だから話せて、良かったとよ
手術上手くいって、動けるうになったら、信州の桜や桃の季節に奥さんと一緒に遊びにおいでよ、家に泊めることは出来ないけど、、近くの温泉にでもはいってさ」

「ありがとう、長電話ですまなかった、ても携帯高齢者かけ放題に入っているんだろ」

「もちろん、こっちからも電話するよ、じゃ、またね」

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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