69連勝で有名な大横綱、双葉山が引退を表明したのは、今から79年前(昭和20)1945年、終戦の年の11月でした。
私達、団塊世代はまだ生まれていない、初冬の頃で当時の大ニュース、駅頭の号外が取り合いになりました。
それから多くの横綱が誕生し活躍してきました。
今回の朝日新聞「be Rankig 」は、読者購買層、はたまた現在行われている大相撲九州場所千秋楽間近を意識してか、大相撲横綱ランキングでした。
一位 千代の富士
北海道松前郡福島町出身1955年生まれ
1981年26歳で横綱に昇進「ウルフ」の愛称で人気に、 1988年夏場所から53連勝を記録し、89年には角界初の国民栄誉賞に輝いた。
今回の読者によるランキング投票では、二位の大鵬への投票3桁を大きく上回り、唯一4桁の投票を獲得して、ダントツの一位の人気でした。
【読者コメント】
脱臼に苦しみながら筋肉を鍛え、大関昇進後はあっというまに横綱に上り詰めた。その後の活躍に容姿の良さを加え、無双の横綱でしょう。「78歳男性」
体が大きくて思いアンコ型じゃなくても横綱になれねんだと思った。筋肉がすごく力があるんだなと思った 「60歳女性」
連勝を重ねていた頃、会社の従業員出入り口の傍らにあった管理事務所の管理員さんに、今日は千代の富士は勝った?とと聞いて勝ったと解るとうれしく、明日も頑張っていこう
と活力になった。「74歳女性」
二位 大鵬
北海道川上郡弟子屈町出身出生地は樺太。1940年(昭和15年)生まれ
1961年に横綱に昇進、「巨人、大鵬、卵焼き」が流行語になり、柏戸とならんで当時の大相撲人気を牽引した。
【読者コメント】
大相撲の観戦など縁のなかった小学生時代の頃、相撲観戦といえば白黒テレビだった。
チャンネル権を握る祖父と一緒にテレビの前で観戦していたことかなつかしい。
兄たちは横綱柏戸を応援していたが、私は横綱大鵬を応援していた。圧倒的強さはもちろんのこと、堂々たる取り口が好きだった。
大鵬がけたぐりで敗れた時は、卑怯な技だと憤慨したことを覚えている。
本当に素晴らしい横綱らしい横綱だったと思う。北海道の川湯温泉の大鵬相撲記念館も大人になってから訪れた「77歳男性」
三位 初代若乃花
1928年、青森県弘前市出身 1958に横綱に
豪快に投げ技は仏壇がえしの異名も、「栃若時代」を築く
【読者コメント】
関脇で望んだ昭和30年9月場所で横綱千代の山との一番は水入り後の取り直し、さらに水入れリの末、「引分け」となる今では想像もつかないような激闘だった。
小学校から帰る道すがら、街の電気屋さんのテレビで一回目の水が入ったのを見て帰ってところ、今度は二度目水入り両者とも疲労困憊。とうとう引分となったのだが
ランドセルを下ろすのを忘れて見入っていたのを思いだす。
それら引き換え最近の相撲は水入りはおろか、この時の相撲のように、がっぷり四つに組むこと自体が少なくなってきている。見ている方も肩に力が入るような熱戦を滅多に目にする
ことが少なくなってしまった。長年の相撲ファンとして残念至極である。「81歳男性」
四位 貴乃花
父親は元大関、叔父は大横綱の家系、兄ともに兄弟横綱「若貴ブーム」のを
作り、平成の一大相撲人気を支えた。怪我をおしていのの優勝で当時の小泉首相から「痛みに耐えてよくがんばった。感動した」と表彰され。
【読者コメント】
不器用な大横綱、流れに素直に従えば、順風満帆な生活が得られたと思われましたが、やはり正義感が先に立ちましたね。しかし、大横綱としての素晴らしい人生。流されず、素直に
正しいことを率直に表現出来た大横綱だと思います。悪しき慣習に飲み込まれない、ガチンコ勝負を見習いたいものです。「75歳男性」
貴乃花の鬼の形相は忘れられない。膝の怪我で横綱の寿命は短くなってしまったが、あの形相はわすれられない。「73歳男性」
現役時代、相撲の世界以外の芸能界で騒がれたり、女優、タレント、芸能人との付き合いが、古い体質の相撲協会のなかでは生きて行けなかったのであろう「76歳男性」
五位 柏戸
山形県鶴岡市出身、生涯のライバル大鵬と同時横綱昇進「柔の大鵬、剛の柏戸」と云われた。
【読者コメント】
柏戸・大鵬世代と云われて、テレビがないのて近くの炭屋さんに見に行った、父はラジオであぐらをかいて応援した。父親も私も柏戸びいき、大鵬が負けると、拍手喝采だった「69歳男性」
相撲好きな父と大鵬柏戸の頃から一緒にテレビに見入り、一度大阪場所にも。父がなくなり相撲を見ることは無くなりましたが、5年後に生まれた息子が、何故か相撲好きに。
息子の就職が決まり、彼の奢りで人生二度目の大阪場所で観戦したのは良い思い出です。「68歳女性」
六位から二十位のランキングは
06 北の海 13 曙
07 輪島 14 照ノ富士
08 北の富士 15 玉の海
09 稀勢の里 16 朝潮
10 栃錦 17 千代の山
11 白鵬 18 双葉山
12 若乃花三代目 19 武蔵丸
20 大乃国
団塊世代の相撲の思い出は
私たち、昭和22〜24年(1947〜49)生まれの世代にとって、大相撲はテレビの発展と結びついています。
小学校の頃の帰り道は信州一の花街を通っての帰宅で途中に大きな料亭の裏を通ると、外からでもテレビの相撲中継が垣間見えました。
まだ大関、横綱の出番ではないので、帰宅しいそいで、町中の神社の境内にかけて行きました。
そこにはNHKの街頭テレビがあったのです。この街頭テレビり数年後、商店街のデパートに電気屋がはいり、神社のテレビよりも大きく、近くで見ることができるようになりました。
その頃の大相撲のヒーローは、「栃若時代」若乃花と栃錦でした。
引用栃若時代とは、
大相撲の横綱栃錦と若乃花の対戦が繰り広げられた時代を指します。両者の激しい攻防はファンを魅了し、一時代を画しました。
栃若時代の主な対戦と出来事は次のとおりです。
昭和28年(1953年)春場所:栃錦と若乃花が6度目の対戦を行い、栃錦の左外掛けで決着する。この対戦が栃若時代の幕開けとなりました。
昭和29年秋場所、30年春場所:若乃花は栃錦に大関昇進を懸けて対戦しますが敗れます。
昭和33年初場所:若乃花は取り直しの末に栃錦を破り、2度目の優勝と横綱の地位を手繰り寄せます。
昭和34年夏場所:全勝の栃錦を1差で追う若乃花が、本割で栃錦の全勝を阻み、決定戦で寄り切って逆転優勝を果たします。
昭和35年春場所:史上初めて横綱同士の千秋楽全勝対決を若乃花が制します。
昭和35年夏場所3日目:栃錦が引退し、栃若時代の幕が閉じます
昭和33年から35年がピーク、今、あの時の自分を思い出しています。
昭和33年と云えば東京タワーが建設された年、昭和35年、小学6年生でした。
あの頃、映画「若乃花物語」を記憶があります。
両国国技館を見るたびに思い出すのは
今回のBeランキングの上位20人をみると、時代の早い順に双葉山から千代の富士の12人は蔵前国技館で横綱として土俵を務めており、私達団塊世代の思い出として、両国よりも相撲は蔵前の印象が強いのですが、大乃国より後の8人が綱を張ったのは、両国に復活した新しい国技館です。
この新しい、両国国技館は私の人生の節目として強く記憶に残っています。
現在の国技館は1984年(昭和59年)竣工、翌年1月場所より使用されてます。
私が55歳で退職した会社は、日本を代表するような大型物件の空気(温度・湿度・空気圧)を制御する外資系のエンジニアリング会社でした。
青春時代を謳歌した南米から帰国し、再度専門家学校に入学・卒業、結婚したのちに、日本の経済の主流・産業界に復帰し入社して、一応大型物件を担当するまでに成長した時に担当予定していた、現場でした。
しかし、受注にいろいろのでしょう、乗り込み直前で失注した苦い思い出のある物件で、あれから40年も経つのに今でも相撲中継であの緑の大屋根をみるとおもいだされます。建築屋の宿命でしょう。
あれから、若貴人気にハワイ勢の活躍、やがて相撲は国際化してきて、モンゴル勢の時代となり、ようやく日本力士は高校・大学からの大相撲力士へのレールが敷かれ、新しい力士の誕生で新たなる時代になろうとしています。
後期高齢者となるまでは、大相撲中継は千秋楽の数番しかみなかったのが、ここ一二年は外出する機会もすくなり、夕方4時台の幕の内土俵入りから結びの一番までみるようになっています。
昔、父親が肺結核で郊外の国立療養所に6年も入院していた時、夕方になると自分で作った星取表をまえに、ラジオを聞いていた姿を思いだします。
あの時父親は44歳、子供心に母親は子供四人と貧しい生活をしているのに、父親は夕方の時間ラジオから流れる相撲中継を楽しんでいる、可哀想な母親と思つたものてした。
大相撲の思い出・・・今年最後の九州場所が終わると、師走がやってくる。
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