ようやく、秋の風を感じるようになって、今年のこれからの旅の計画を始める気分にになってきしました。
新聞の何でもランキングの欄で、行ってみたい日本の世界遺産の特集に目がとまりました。
トップ5は国内に5件ある自然遺産が占められていました。
第一位 屋久島
樹齢数千年と云われる縄文杉が息づく原生的な天然自然林があり。国内初の世界遺産に登録された。
残念ながらまだ行ったことがありません。
私達夫婦二人の旅のポリシーとしては、原則、個人旅行のスタイルの為、関東かに一番行きづらい場所ですからです。
空路に限りがあるのと、一年に400日雨が降るという気候・天候がいけない理由に輪をかけています。
次に費用の点です。私達早期リタイヤシニアにとっての二泊三日の国内予算に全く収まらない金額であるのも、一つの障害となっていますが
最大の障害は、カミさんが全く雨の降る巨大な森林のなかを長時間歩く、それも山岳ガイドと一緒に・・・抵抗があるのです。
おそらく、この先も行かないでしょう。
読者コトメントは
「生きているうちに訪ねたかった縄文杉をやっと目にして、涙が自然にでるくらい感激した、島の人に愛されている自然が素晴らしく、山に登れなくてもまた訪ねてみたい」
(女性64歳)
「自然の悠久さに感激、人間の幼さを感じた」(男性80歳)
登録後に観光客が急増、縄文杉の前は大混雑し屋久島はいち早くオーバーツーリズムに直面した、今は観光客が落ち着いたが、環境保護と観光の両立の模索が続く
第二位 知床
流氷によって育くまれた海から陸・山とつながる生態系が見られる
高校生の時から、数年前まで何度か訪れてたことのある、地、知床。生態系と生物多様性が評価された地
投稿者コメントは
「半島の先端まで番屋以外、何も無い、道もないようなところを歩き、これぞ自然遺産だと感じた」(男性75歳)
「知床が好きで今年も旅行した、太陽光パネル群設置の計画が持ちあがつているが、中止して違う方法を考えてほしい」(女性57歳)
第三位 小笠原諸島
大陸につながったことのない海洋島には、独自の進化を遂げた固有種が多く存在
ここへは行きたいと思い、何度か計画をしたことがありますが、後期高齢者となり断念しています。
屋久島と同じく、アクセスと宿泊に選択肢が限られているのが大きな原因であるのと、海路しかなく、私は100%船酔いするからです。
特に、小笠原へは日本列島から流れの強い「黒潮」を乗り切って太平洋に出る際、必ず揺れます。
数万トンの大型客船でも揺れるのですから、小笠原へのフェリーは揺れます。
それと、内地の観光と違って、天候に関する条件を選べないことです。
一般的な小笠原ツァーは6日間です。
一日目 東京竹芝桟橋11:00(発) 〜〜(おがさわら丸)〜〜 船中泊
二日目 〜〜11:00(着) 父島 フリータイム ペンション・民宿・ホテル泊
三日目 フリータイム
四日目 フリータイム
五日目 父島二見港15:00(発)〜〜船中泊
六日目 〜〜(おがさわら丸)〜〜東京竹芝桟橋15:00(着)
現在まで断念しているは、天候・費用とカミさんの拒否です。
読者コメントは
「東京湾を出港し一晩開けと時に見えた海の色に驚いた。上陸した時の白砂の色と景気が忘れられない」(男性62歳)
「手が加えられていない自然の美しさと島民の優しい振る舞いに心打たれた」(男性76歳)
第四位 白神山地
青森・秋田両県にまたがる世界最大級の原生的なブナ林に多種多様な当植物が息づく、日本の自然世界遺産登録第一号の地
この地は、車を保たない、運転できない人には、かなりハードルが高い場所となります。
青森県側は、八甲田や奥入瀬渓流があるのでバスの便はありますが、世界遺産のブナ林はバスの車窓からとなります。一度バスを下車すると、次のバス数時間後或いは新緑・紅葉のシーズンは、バスを待っていて満員で乗れないケースもあります。
秋田県側は、人気の五能線で近づけますが、後はタクシーとなり、免許返納した高齢者にとっては、厳しい環境です。
私は、春と秋、実家の車好きの兄と一緒に、信州から4日間、桜と紅葉を撮りにこの地まわりました。
読者コメント
「美しい森林風景に感激、案内人にあなた達がみているのはたったこれだけと地図を示され、その雄大さに圧倒された」(女性77歳)
「山林はもとよりそこから流れる川の水が綺麗で海にも良い影響をおよぼしいてる」(女性68歳)
第五位 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
世界的に希少な固有種や絶滅危惧種が多く、豊かな生物多様性を守る為に重要ん地域
私達夫婦が唯一行ったことのあるのは、西表島だけです。
奄美大島も徳之島も私達が一番苦手、手強い、島であり、交通の便やらが商業観光ベース料金に反映されない、内地のリタイヤ年金シニア層には円遠い本土から離れた島部となるためです。
西表島は、退職直後、国内の終の棲家探し、調査の為に訪れた石垣島に一週間滞在している時に一度、観光で行った時だけです。
石垣からの海路、そして西表島内の公共交通である路線バスのルートと時刻表をみて、離島の厳しさを実感しました。
そして、石垣島の不動産価格と台風の規模・強さの違いを改めて感じた時でした。
終の住処に、自然環境の保護も大切であるが、これから年老いて行く、子供のいない夫婦が住み続ける環境には何が一番大切、重要なのかを、学んだのがのこの退職直後の沖縄石垣島の一週間まのお試しステイでした。
以下6位から20位読者ランキングです。
6位 紀伊山地の霊馬と参詣道
7位 白川郷・五箇山の合掌造り集落
8位 姫路城
9位 法隆寺地域の仏教建造物
10位 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
11位 古都京都の文化遺産
12位 厳島神社
13位 古都奈良の文化財
13位 琉球王国のグスク及び関連遺産群
15位 原爆ドーム
16位 佐渡島の金山
17位 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産
18位 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的移籍群
19位 北海道・北東北の縄文遺跡群
20位 石見銀山遺跡とその文化的景観
これらは朝日新聞の企画、「Be Ranking」を引用しています。
現在、世界遺産は文化遺産952件,自然遺産231件,複合遺産40件を含む1,223件に上り,そのうち日本からは文化遺産21件,自然遺産5件の計26件の世界遺産が登録されています。
このランキングにない、その他六件の世界遺産は
順不動
■ 日光の社寺
■ 富士山と信仰・芸術の関連遺産群
■ 富岡製糸場と絹産業遺産群
■ 明治日本の産業革命遺産 ※西洋以外の地域で初めて産業革命を達成した貴重な遺産
■ 国立西洋美術館
■ 百舌鳥・古市古墳群−古代日本の墳墓群
鎌倉は世界遺産を目指していましたが、断念しました。
世界遺産登録には確固たる、証明できる遺跡・遺物が必要の上、このまま保護しないと消滅してしまう恐れがあるという規定があるようで、鎌倉の場合、十分に保護されているのと、登録名目の「武家による政権」に関するものが希薄であると、世界遺産登録審査の「イコモス」から駄目をだされて、再度の登録を目指す運動はそうでなくとも、鎌倉はオーバーツーリズムの障害が市民が迷惑を受けている現状から、世界遺産には登録されないでしよう。
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