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2024年08月23日

熟年離婚増加中 その理由・原因は 役職定年とモラハラ


家庭に配達される日刊新聞も、テレビニュース・ネット・web上のメデイアも同じような話題を取り上げている。
2022年に離婚した夫婦のうち、同居期間が20年以上だった「熟年離婚」の割合が23.5%に上り、統計のある1947年以降で過去最高になった。
離婚件数自体は減少傾向にある一方で、熟年離婚の件数は高止まりしている。

離婚の原因は夫の役職定年

かつて、熟年離婚のきっかけは夫の定年退職による「家庭内の妻の不満」が大きな要素と云われていたが、近年は定年よりも早い段階で「夫婦の危機」を迎えるケースが目立つという。
大手メーカーに勤めていた55才の夫に、50才の妻が離婚をきりだした。役職きっかけは夫の「役職定年」だった。
現在の大手企業は50代以降のある年齢に達すると管理職の肩書が一律はずれ、給料も下がる「役職定年制度」を多くの企業が採用する。

妻側のl離婚の申し出理由は
夫の年収はほぼ半減、社内の一線から退いたことでモチベーションも下がり、情緒不安定になった。
老後資金を計算し、「貯金がぜんぜん足りない」と妻に激怒。
これまでの家計管理を妻から細かく聞き出し、「俺はこれまですごく稼いだのに」など暴言をはいたり、時にてを上げるようになった。
妻は、夫から渡される生活費をやりくりして暮らしてきたが、学費や住宅ローンの返済、夫の両親の病気などあり、貯蓄は思ったほど出来なかった。
夫は役職定年後も、頻繁に飲み会、ゴルフにでかけ浪費が多かった。
子供たちが独立かることになり、二人だけの生活は耐えられないと家を出た。

熟年夫婦の離婚相談は女性から7~8割、
要因で多いのが「夫のモラハラ」という。


子育てが一段落したことも離婚を決意する要因となる、退職金や年金のなどの財産分与を考える場合、「夫の定年の2~3年前から妻は準備に動き出す」とという。
バブル世代は右肩あがりの年収を前提に消費行動をしてきた。
いざ下がった給与の額をみると驚き、配偶者間の責任の押し付けあいになり、離婚問題に発展しやすい。
我が家の場合、40代後半に不動産・株バブルは崩壊し、建設業界にもその余波は当然波及しました。私のサラリーマン人生としての最高年収は48才の時でした。
我が家は団塊世代、ニューファミリー層、友達型夫婦の典型で二人共に専門職の子供のいない世帯。
家計はいつも一緒の毎月決算で、何時でも我が家の家計・財政が解る状態にしてあったことと、バブル崩壊後の毎月の基本的な給与は変わらず、た年二回だった
決算手当は限りなくゼロに近くなり、ボーナスも半分以下になりました。
前述の御夫婦のように、旦那が一方的に稼ぎ、妻に月々の家計を任せるのは良いですが、子供の将来を含めた、夫婦の一生の生き方、特に老後の生き方、過ごし方については
お金の問題を含めて、共有しておく必要は絶対にあります。

老後ライフのイメージ共有が大切、必須条件

このブログで何度も書いていますが、私達はある理由から38才の時から、子供のいない生活、老後の一定期間を海外で過ごすというイメージにたどり着きゴールとして共有して生活をスタートし、私55才、カミさん52才で完全にリタイヤしました。


その後の生活については、webサイト 定年後の過ごし方とロングステイ・世界遺産の旅に掲載しています。
今回のブログのテーマ「熟年離婚」の危機はなかったか?
小さな諍いは勿論有りましたし、今でもありますが、二人共とても一人では暮らしていけません。
その一番の理由は経済的理由なのかな
私達夫婦の好きなテレビ番組でテレ東の「家についていっていいですか?」があります。
この番組で頻繁に登場するのが、私と同じ団塊世代の「おとうさん」「おじさん」「おじいさん」です。
どこかの1Kのアパートに一人暮らしています。
部屋はまあまあ、一人暮らしに割には片付いているようにみえますが、何処か、かなり殺伐とした、寂しさのある部屋、うら寂しい70代の男の一人暮らし。
話しを聞いていると、結婚していた、まあまあの会社のサラリーマンだつた。子供も二人いた、定年後、奥さんから離婚を切り出され、まだ60代後半、新しい定年後の一人暮らし人生も
いいなと、離婚した。
しかし、かなり予定が狂ったのは、お金の問題だった。
離婚調停でそんな金銭的財産がなかったので、妻の要求通り今まで一緒に住んでいた家を明け渡した。
そして厚生年金は夫婦で築き上げたものと、相手の弁護士の言い分で、自分がもらう厚生年金と妻の国民年金合計の半分の額を妻にわたす契約がなりたった。
実際に暮らしてみると月々のアパート代を払うと、一ヶ月の生活費は10数万のみ、若干の自分名義の預貯金を取り崩して暮らしいいけるが、とても二人一緒に暮らしていた頃のレベルの生活には程遠い、元妻といえば、ずっと住み続けた家、街でパートをしながら、子供・孫・古い友人たちと賑やかに暮らしている。
自分といえば、一人暮らしの自由はほんの一瞬、残されたいたのは、年老いていく男の人生として離婚を悔いている様子。

現実に今、身の回りで一番多いケースは「老後別居生活」

私の現在の鎌倉の色々なスポーツ・NPO・趣味のクラブのなかで目にするのは「老後別居」です。
離婚して一人暮らしをにしているのかなと、密かに尋ねると熟年離婚はしていない、別居しているだけと云います。
この典型的な例は
奥さんが地方出身、田舎の両親が年老いて身近な人の介護が必要となり、都会に夫を残して両親の家で介護生活を続けます。
奥さんの基本的な食費・交通費などは当然、都会の夫の仕送り・・・父親がなくなり、母親一人だけになると、都会の家に残した次男が母親一人では不安だし、自分も都会の競争の生活に疲れたので、母親と一緒に暮らすことを選択、そして、実家の母も遂になくり、妻はその家の相続、後片付けが終わっても、都会の夫の元にも戻ってきません。
都会の戸建てには、夫と長男、田舎の妻の実家に妻と次男が暮らす、別居生活はもう10年以上続いているそうです。
生活費はいままでどおり、都会の夫が負担しているそうです。
このケースは稀ではありません。
現実的に私の周りで団塊世代の3~5才つほど上の世代で三人います。
いずれも奥様り実家は、九州であったり、四国であったりで、そe0 う簡単に新幹線ですぐいけるような距離ではありません。
この話しをカミさんにすると、解る、その奥さん絶対に戻って来ないわよ。
生まれ育った田舎には昔のお友達もいるし、ましてや次男も一緒、毎月最低限、夫からの仕送りもあるし(実際はATMからですが)そう、このケースがこれからの日本の老後夫婦の一番のモデルケースになるやもしれません。

長年連れ添った夫婦の定年後離婚は大変です。
ほとんどのケース、弁護士が登場はます。
奥さんのほうは、旦那の顔を合わすのも、一言会話も拒否します。
弁護士は今独立して営業するのは難しい時代で、離婚調停が一番の稼ぎになるようで、かなり頑張ってきます。
妻と直接電話もメールも出来ず、金だけ払って裁判は終わるのです。
こんな嫌な思いをしたくないなら、退職前からしっかりと会話を保つことでしょう。


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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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