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2024年08月17日

身元保証が必要な入院・手術・医療とは

医療行為への同意の権利。
本来はその本人のみに認められているものだとされる。一方で、医療機関では、さまざまな場面で、本人に代わって「身元保証人」が求められるのが現実です。

これまで「1人で何でもできた」はずが・・・

ある例、カミさんの友人女性(73)は、「人に頼らず生きてきた」と話す。
14年前に母を見送ってからは、一人暮らし。結婚はしていない。「ピンと来る人」に出会わなかったからだ。世の中は結婚にこだわりすぎだ、と感じていた。
大学卒業後は、高校の教師に。30代半ばに体調を崩して退職してからは、通訳などの仕事をした。海外旅行が趣味で、留学も複数回経験した。
1人で何でもできた。
でも昨年6月、初めて「一人はしんどい」と思った。
引っ越したばかりのアパートで、壁紙を貼っていたところ、踏み台にしていた空気清浄機から転落した。
激痛が走り、立ち上がれない。そばにあったカバンをたぐり寄せ、携帯電話を取り出して、なんとか救急車を呼んだ。
左足のひざを陥没骨折して、車いす生活に。約2週間後には手術をすることになった。
入院時に求められた連絡先は、10歳ほど年上の友人に頼んだ。
困ったのは、「身元保証人」だ。
両親も兄もすでに亡くしており、頼めそうな親族はいとこだけ。
しかもそのいとこはステージ4のがんで入院中。
足の手術くらいなら、連絡が行くことはないだろう……。そう思って、いとこの名前を書いた。
病床のいとこに事前に連絡するのもためらわれ、連絡はしなかった。
入院費用の心配はなく、病院にも事情を話して「連絡はしないでください」と伝えていた。
しかし、病院側はステージ4のガンで入院中のいとこは、身元保証の条件としては的確でないと、拒否された。
そこで、紹介されたのが、民間の身元保証会社だった。

高齢者の身元保証などのサポート事業 政府 ガイドライン策定へ

高齢者の身元保証などを行うサポート事業について、現在、所管する省庁がないことから、政府は今年度内にもガイドラインを策定するなどして、適正な事業者の育成を進めるほか、身寄りのない高齢者をめぐる問題に横断的に対応していくことにしています。

身寄りのない高齢者などが入院や施設への入所をする際に身元保証などを行う民間のサポート事業をめぐっては、単身の高齢者の増加などで需要が高まっている一方で、所管する省庁や法律がありません。
全国の消費生活センターなどには契約をめぐるトラブルの相談が年間100件程度寄せられているということで、事業の健全性の確保やルール作りをどう進めるかが課題となっています。

こうした状況を受け、高齢化に伴う課題を議論してきた政府と有識者の会合は去年12月、高齢者などが安心して利用できるようサービスの質を確保する必要があるという考えをとりまとめています。
今後は厚生労働省が進めている身元保証問題などの実態調査の結果を踏まえ、契約手続きや事業者が開示すべき事項などを定めたガイドラインを年度内に策定し、適正な事業者の育成を進めることにしています。
そのうえで法的な対応が必要な論点の整理を進めるなどして、増加が見込まれる単身世帯や身寄りのない高齢者の問題に横断的に対応していくことにしています

ある会社のプランを紹介します
■ 日常生活サービス
・お買い物や受診時の付き添い、
・福祉施設入居時の立ち会い、
・難しい介護認定の申請に関する相談など、日常生活において不安に感じる時に寄り添うサービスです
■ 入院時サービス
・ケガや病気などで万が一入院することになった場合の身元保証から入退院時の手続き代行、手術の立会いなども行います
■ 介護時サービス
介護サービスを利用するときや、介護施設へ入居するときの身元保証や手続きの代行、福祉関係者や病院関係者との協議など、介護で不安になることに対して寄り添います
■ 緊急時サービス
・緊急対応は、24時間365日可能です。
・自宅にいるときや出かけ先など、どこからでも対応可能です。
・緊急時には、事前指示書の開示等を行い、家族以上に心強いサービスを提供します。
■ 連絡代行サービス
・事前指示書をもとに、家族や知人への緊急時の連絡やもしもの時の連絡を代行します。

利用料金 一度だけの支払いこれからの老後が安心
■ 安心プラン
「入院、介護施設入居に伴う身元保証(身元引受け)連帯保証」※日常生活サービスが含まれます
 税込み385,000円+入会金10,000+月額&年会費 0円

よくある質問
Q1 資産開示をしたくないです、可能でしょうか?
  可能です。
Q2 生活保護を受けています。契約可能でしょうか?
  可能です。
Q3 身元保証の範囲を教えてください
  入院時、施設入居時、サービス付き高齢者住宅等です。
  就職、一般賃貸住宅、ローンは含まれません。
Q4 医療機関受診の付き添いはしていただけますか?
  可能です。
Q5 決済方法は何がありますか?
  原則、ゆうちょ銀行へのお振込みとなります。

これらの福祉?事業を扱う会社組織を管轄する政府組織が今現在なく、野放し状態なのが現状とNHKが伝えていました。

申し込みメールの項目を見ると、如何にも高齢者一人暮らしの不安を掻き立てる、チェックボックスが並んでいました。
□ 一人で倒れたら不安
□ 入院が不安
□ 認知症が心配
□ 介護費用が不安
□ 延命について不安
□ 相続は誰が行うのか心配
□ お墓の費用が心配
□ 死後整理は誰が行うのか心配
□ 将来、身体的にできないことがありそうで不安
今現在の団塊世代夫婦・家庭ではまだ必要ないでしょうが

団塊世代・・・現在75・76・77才が中心でしょう。

真ん中の昭和23年早生まれの私は来年春、節目の喜寿77才になります。
喜寿といって思い出すのは、母親の喜寿のお祝いをした時の母親の姿です。
母が喜寿を迎える11年前に父親はなくなっています。母親は長男夫婦・孫と暮らしていました。
信州で暮らす長女の姉の企画で、善光寺境内の見晴らしの良い高級料亭で母の喜寿のお祝いをし、地元を離れていた私共夫婦も参加しました。
母77才、子供・孫がに囲まれ高級料亭の食事をもったいなさそうに食べ、姉が用意した記念品(置き時計)前に、涙していた姿を今でも思い出します。
来年、あの時の母と同じ年齢77才・喜寿を迎えます。
私の喜寿を祝う会はありません。カミさん一人だけですから。
私達、夫婦はこれまでお互いの誕生日のお祝いをしたことは一度もありません。
夫婦というよりも、友達・旅仲間、或いは人生を一緒に過ごす戦友といってほうが当てはまるかもしれません。

今回の保証人の問題はまだ二人で話し合ったことはありません。
来年の喜寿の日に現在の遺言状の書き直しを進める予定にしています。
カミさんは私が逝った後、一人ぼっちになることは解っています。
カミさんのランチ相手の鎌倉婦人は、ひとりぼっちになったら私達がいるからと、励ましてくれていますが、カミさんは全然信用していません。ひとつにはみんなカミさんよりも年上の「団塊世代から80代の女性」ばかりですからです。
埼玉・北関東に姉・妹がいますが、家庭内にいろいろあり宛にならず、たった一人の仲の良い「姪っ子」に遺産をちらつかせる戦法を考えているようですが
いさ、その時となったら判りません。

最近のカミさんの口癖
鎌倉に最後の斎場はなく、お隣の逗子市の斎場となるけど
「あんな不便なやまのなかで、私一人でお骨になっていく時間を過ごすのは耐えきれない」
「市内の便利屋さんがそんな時に女性を派遣してくれると聞いてるけどそこに頼むは」と云っています。
子供のいない夫婦、或いは女性はいつも、そんなことを考えているのです。

幻冬舎新書新刊「老後ひとり難民」発売
このブログの原稿を書いていた翌日、新聞紙面広告欄に同じ問題についての新書文庫の宣伝広告がありました。
宣伝文惹句は
・入院できない
・施設にはいれない
・死後は無縁仏に
配偶者に先立たれ頼る子供がいなければいずれ「老後ひとり難民」に。
本の内容はおおよそ、今回のブログを書くにあたって調べたネット情報とほぼ同じです。
●病気や怪我したとき初めて気がづく残酷な現実
●「老後ひとり難民」か直面する病院や施設での保証人の壁
●入院して亡くなった「老後ひとり難民」はどうなるか
●身元保証や死後の後始末をする「民間サービス」とは
●「民間サービス」の8割は従業員10人未満、継続年数も5年以下が大半
●後悔しないために老後の為に今からできること
●準備不足な”おひとりさま”の悲惨な末路

大きな文字で「どうすればそれを回避できるか」!
とかく、出版不況のなか、確実に売れるのは高齢者世代の不安に関するお金・健康に関する本は確実に売れるのです。
私もこのブログを書き上げてから、ついつい、アマゾンを「ポチ」しました。
この暑さのなか数少ない本屋さんにいかないで住みますし、映画よりも安い値段ポイント使って500円弱、ですから。
私の為といようよりも、残されたカミさんの為なのです。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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