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2024年08月15日

龍舌蘭の開花を野次馬見物気分で見に行ってみた

テレビニュースで日本の各地で龍舌蘭の開花が取り上げられていました。

龍舌蘭とは
リュウゼツランはセンチュリープラント(和訳すると100年草)とも呼ばれる非常に成長が遅い植物です。
とは言っても、実際に種から花が咲くまで100年かかる訳ではなく、早ければ十数年で咲いてしまうそうです。
温暖な沖縄では成長が早く、開花株も比較的よく見られます。
テレビニュースのなかで、横浜市市営地下鉄上永谷駅近くの国道環状2号線の緩衝緑地帯の龍舌蘭が春先からぐんぐんと花芯が伸び始めたため、環状二号線というメイン道路でもあることで、伸びていく花芯の茎を支える、そして人が立ち入らないように柵をしたとの報道が伝わってきました。

場所は横浜市上永谷

上永谷駅は私の住む鎌倉からはすぐ隣の、横浜市市営地下鉄ブルーラインの駅でJRで一駅、戸塚で地下鉄に乗り換え3駅目と近いのです。
というよりも、横浜市営地下鉄の駅舎や、車両センターのビル・設備設計にこれまで多く関わってきており、昔から良くしっている地域なのです。
東京都のお台場ゆりかもめの駅舎・ビルの設備設計をやっていた関係で、横浜市営地下鉄の建設にもチョコチョコ関わってきました。
私の場合、図面上の取り合いサポート、指示で済むのですが、いざ本系本建築に関わると、一番大変なのは、現場までの足、ルートがないことです。
ゆりかもめの時は、全く何もない場所に新交通システムを造るですから、大変でした。
同じく、地下鉄路線もかろうじて陸地ですが、ほとんどバス便もないような場所に新駅を造るののてすから、車の運転が好きでない、そして会社として原則社用車を保たない主義でしたから、大変な時期もありました。

何十年ぶり、30年は経っているでしょう、上永谷駅周辺は大都会でした。
この日、東戸塚の歯医者さんを11時15分の予約が入っていました。
上永谷の龍舌蘭の開花状況は地元のコミュニティ紙に掲載されており、どんどん花芯が伸びていて大分、黄色い花が膨らみ始めているようで、
そろそろ歯医者さんに
いく日に寄って見ようと考えていました。しかしこの二週間以上も続く、強烈な暑さ、よる年波で熱中症も人ごとではない年齢にさしかかっていますし。
朝、東の空はいつものカーテン越しにも強烈な陽射しを感じるのに、今日はいくら曇天のようです。
電車でいくとにしても、ある程度の距離を炎天下、歩かなくてはいけませんが、そろそろ、撮影にいかないと、散ってしまう、その先100年とまで云わずとも、次の開花は絶対に見れないので
エイヤと気合を入れて出かけることにしました。

龍舌蘭の位置は事前に調べておきました。

グーグル・マップでもはっきりと写っている場所なので、全くも迷わずというより、遠目からみても大勢のシニアカメラマンや、スマホ片手の叔母様が龍舌蘭を見上げてカメラを構えてるのが見えました。
環状2号線の中央緑地帯に何歳かの大きい龍舌蘭が植えられており、今年、その一本が春先から花芯というのか、茎というのがぐんぐん伸びてきて、ちょうどその頃、日本各地の龍舌蘭が一斉に開花か?
とういうニュースが流れてようです。
識者の解説によると、今から50年ほど前から、日本でサボテンブームが到来し、手入れが簡単なサボテン各種が南九州で栽培され、それが全国にひろがり、今ちょうど50~60年目にあたり、龍舌蘭開花ブームとなっているようです。
龍舌蘭は昔、メキシコの古代遺跡がすきでカミさんと二人でよく旅しました。
私達が始めて購入したマンションのローンを3年で返済した年、それまで封印していた二人の趣味の海外旅行の最初が、メキシコでした。
それから、毎年、年に一度は、メキシコ・ガテマラ・ホンジュラス・コスタリカ・バナマの中米の国々を旅するうになるのです。
始めてのメキシコで、龍舌蘭のみを専門に栽培する農場を見学しました。
メキシコの地酒、テキーラはこの龍舌蘭を蒸留してつくる、お酒であることも知りました。

荒野、砂漠のサボテンではなく、都会のマンションを背景とした龍舌蘭

どんなカメラアングルでも、全体を描写出来ないのは解ったいたので、ビデオ撮影のみとし、次の東戸塚の歯医者の予約時間があるので、現場撮影は15分で切り上げました。
駅に戻る途中、バスターミナルを見かけ、ここからこれから向かいたい、「東戸塚東口」行のバスが10分後にあるの発見しました。
しかし、このバス・ミニバスのようで、私の知らない、〇〇台とか、バツバツ谷とかの住宅地を回っていくようで、上永谷から東戸塚まで25分、220円かかるようです。
朝来たルートでは地下鉄ブルーラインとJR横須賀線で行くと乗り換え含めて14分、420円です。
退職シニアの原則 「早い&高い」と「ゆっくり&安い」を比べてたら、通常の場合、後者を選びます。


このミニバスに乗って、かなり考えさせられました。

バスは環状2号を外れて、高台のほうには入っていきます。
そう横浜市に多い「〇〇台」という丘陵地帯に大規模開発された、戸建てや集合住宅地です。
バスはミニバスでこれら登り下りの多い坂道を先へ先へ進みます。
このバス1時間に2本のようで,各バス停には多大勢の高齢者とおもわれる人々炎天下の下、バスを待つています。
バスに乗って車窓から各地区の団地をみまてますと、おおよそ40年から50年経過したような建物のつくり、商店も医院も見当たりません。
勿論、コンビニ・銀行も見当たらず、かろうじて郵便局があった程度です。
一見、車窓からの風景は、横浜のちょっと山の手のちょっと古い、住宅街とみうけますが・・・
夫婦二人、子育てしている頃は、そんなに不便とは感じず、かえって、横浜の「〇〇台」に住むというプライドさえ、あったのかも知れませんが、足・交通の便が1時間に2本のミニバス、
子供も孫も離れ、自家用車を維持いる経費、高齢者となっての運転の不安もあるでしょうし、つくづく、今、都会に近い郊外の大型団地の抱える問題を見た思いがしました。

21年暮らした東戸塚駅前開発は今

42年前この駅前は野っ原でした、建物は何もなく駅前開発を行うもゼネコン事務所のプレハブが建っていただけでした。
この横浜から二駅の新駅開発の第一号区画の最も駅に近い街区の二号棟を購入したのは私達夫婦が35・32才の時でした。
全く日々の買い物をするお店はなく、日常の買い物はお互いの勤め先で買って帰る日々が二年ほど続き、少しづづ街の姿が出来上がっていくのを21年眺めてきた街です。
そして、早期退職と同時にここを売却して鎌倉に移り住み20年が過ぎました。
ですから、今見ている東戸塚駅前は40年過ぎているのです。
上永谷からミニバスで東戸塚に来るあいだ、車窓から眺めた「〇〇台とか、バツバツ谷」の住宅街はこの東戸塚よりも数十年前に開発された場所です。
帰りのバス停にならんでいた高齢者は私よりちょうどひと回り上とおみうけした方々です。
都会の住宅地の過疎化は思ったよりも進んでいるの目の当たりにしました。
この日の新聞紙面で神戸市内の超高層マンションの建設計画の中止の記事を読みました。
神戸市は50年後、この超高層マンションがどうなるのか見越して、中止を決めたそうです。
今日、このミニバスからみた現実から、出来るなら人の生きる環境・人生は、
「学ぶ時期、稼ぐ時期、子育てする時期、そして老後を夫婦二人過ごし逝こうとする時期、」
各々適した住環境は違うのだと、しみじみ感じました。

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posted by 西沢 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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