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2024年07月28日

藤沢宿 遊行の盆 西馬音内盆踊り



藤沢宿 遊行の盆 5年ぶりの開催
湘南の夏を盛り上げる恒例の盆踊り大会「藤沢宿・遊行の盆」が27、28の両日、藤沢駅周辺と盆踊りのルーツとされている「踊り念仏」にゆかりがある時宗総本山遊行寺
で5年ぶりに本格開催されそれに合わせて、藤沢駅北口では恒例の日本各地の盆踊りをご招待しています。

藤沢宿・遊行の盆は、2005年に地域資源活用事業としてスタートした。

この事業の趣旨は、長い間、藤沢市のJR藤沢駅周辺地域が湘南の中核都市の中心地として発展してきたが、近年郊外型大型店等により相対的に地位が低下の傾向となり、再び中心市街地としての活気を取り戻す対応策が求められ、藤沢市商工会議所若手メンバーの手によって開催にこぎつけて歴史があります。
近年、同じ藤沢市ですが、お隣の「辻堂」駅にあった工場が移転し、駅前の広大の跡地は、東海道沿線で一番新しく、広大な「テラスモール湘南」が現れ、藤沢駅の東西にあるデパート「さいか屋」・「小田急」の客ばなれが進みました。
湘南の玄関、JR線・小田急線・江ノ電のターミナル駅としての藤沢の活性化のために、開催されてきて、湘南の夏の名物化してきましたが、コロナ禍で中止しざるを得なくなり、漸く5年ぶりの開催となったのです。

東海道五十三次藤沢宿とは

藤沢宿は、日本橋から「品川」・「川崎」・「神奈川」・「保土ケ谷」・「戸塚」と数えて七番目の宿場町です。
一般的に江戸を立って京に向かう場合、最初の宿泊地となったのが戸塚宿、あるいはその手前の保土ヶ谷宿でした。
日本橋から保土ヶ谷宿までが八里九町(約33km)、戸塚宿までは十里半(約42km)です。
ですから1日の行程はおよそ八里から十里強(約32〜40km)といえそうです。
もちろんこれは成人男子の場合ですが、歩行速度を時速4kmとすると、単純計算で約8〜10時間も歩くことになります。
そのためには夜明け前に出発し、夕方日が暮れないうちに次の宿に着くようにしていました。
『東海道中膝栗毛』の弥次郎兵衛・喜多八の二人が江戸を出て最初に泊まったのは戸塚宿ですが、2日目は戸塚から小田原まで約40km、
3日目は小田原から箱根まで約30km強を歩いています。
毎日10時間も歩きつづけながら目的に向かうというのは、現代では考えられそうもありませんが、履物も草鞋履きであったことも考え合わせると、一般的に昔の人は想像以上に健脚だといえそうです。
現代の藤沢は東京駅から東海道線て45分、51km、新宿から小田急線で56分の55kmの距離です。

自宅から藤沢駅へはバスが便利

自宅から徒歩で大船駅まで徒歩10分、東海道線で藤沢まで4分、乗り換え含んでも20分の距離、190円てす。
或いは、自宅マンション玄関前バス停(児童公園前)から藤沢駅北口へは27分 310円です。
この猛暑の時期、120円高くなりますが、座って冷房の効いたバスに乗るは、70才を過ぎてから躊躇しなくなりました。
バスの本数は日中は1時間に3本、通勤時間帯は5本あります。しかもバスは遊行寺を通るのです。
遊行寺坂と云えば
お正月恒例の大学箱根駅伝の難所ポイントとして登場するのが、この遊行の盆のお寺前の「遊行寺坂」です。
奇しくも、退職するまで住んでいた横浜のマンションは、同じく箱根駅伝の難所の坂「権田坂」の近くだったのです。
遊行寺は昔から東海道53次の浮世絵にも絵描かれている名刹、お盆に催される「盆踊り」はこのお寺の念仏踊りが元になっているとも云われています。
このお寺境内でも、遊行の盆のイベントは昼夜、開催されますが、駅からやや距離もありますので、夜のイベントはJR藤沢駅北口広場が毎年、メイン会場となっています。

一番の見所は秋田・西馬音内の盆おどり

2022年11月30日にユネスコ無形文化遺産(世界遺産)に登録された秋田羽後町の「西馬音内(にしもない)の盆踊」に登録された「風流踊」。
羽後町は、秋田県の南部に位置する町です。
キャッチフレーズは「緑と踊りと雪の町」。
周囲を山に囲まれ、古くは小野寺氏の城下町として発展した。
県内屈指の豪雪地帯 であり、山間部の積雪量は2メートルを超えることもしばしばである。市内にはJR線の駅はなく、最も近い駅は奥羽本線湯沢となる

東京から羽後町「西馬音内盆踊り盆踊り会館」までのアクセスは
東京⇒秋田新幹線こまち⇒大曲⇒奥羽本線湯沢 4時間30分17,570円 湯沢⇒羽後町はバス30分 500円
秋田県南部のかなり山深い人口1.4万の県内屈指の豪雪地帯の町です。
ここの伝統的な盆踊りが、湘南藤沢までやってきて、披露してくれるのです。
「西馬音内盆踊り」の最大の特徴は、その衣装の美しさ! 踊りの衣装には「端縫い(はぬい)」と「藍染め」の2種類があります。
主に女性が着用する「端縫い」は4種類の絹布で作られ、パッチワークのようと称されることもありますが、その組み合わせには左右対称という決まりです。
そして踊り手は顔を黒い頭巾で覆っておどります、その理由は身分の違いを気にしないで踊るため笠などで顔を隠すようになった云われいいます。
特に 未成年女性の踊り子は、彦三(彦左)頭巾とよばれる黒頭巾をかぶります。
目だけを出して、頭からすっぽりと被ってしまうため、誰が踊っているのかわかりません(実際は浴衣とかでわかる人にはわかるようです)。
これは「亡者」の姿を表していると考えられます(西馬音内盆踊りの別名は「亡者踊」)
羽後町西馬音内地区では代々この踊りが受け継がれ、幼稚園児から大人まで皆踊れる」といいます。
この後登場する、同じ会場に登場する華やかな、軽快な盆踊り「阿波おどり」「郡上おどり」と全くちがう日本人古来の、夏の一夜を偲ぶ、盆おどりが、東京の湘南の明るいビルの谷間で接する貴重な機会でお勧めです。

徳島阿波おどりが東京に根付いた高円寺阿波おどり

阿波おどりはイコール阿波・徳島、元々は徳島県ですが、首都圏では高円寺の阿波おどりが有名です。
コロナ前の2017年に高円寺の街で行われた「東京 阿波おどり」は1万人の踊り手と100万人を超える観客が織りなす東京の夏の風物詩として知られています。
「高円寺」と言えば、個性的な商店が軒を連ねる商店街が多く、商店街連合会に登録されている商店街の数はなんと13もあります。
なぜ高円寺で「阿波おどり」なのかと言うと、昭和32年の8月に、現在のパル商店街振興組合に青年部が誕生したことを記念し、何かイベントをやろうと言う意見が出たのがきっかけだったそうです。
その頃すでにお隣の阿佐ヶ谷では、七夕祭りが開催されており、「これは負けてはおられぬ!」と、組合員たちはイベントの立ち上げを提案しました。
しかし、商店街の狭い道では、櫓を建てるわけにもいかず、神輿は高価で手が出せないと悩みました。
その時、「四国の徳島には、道を踊りながら進む祭りがあるらしいよ」という意見が出て、それを基にすることにしたのです。
隣駅の阿佐ヶ谷ですでに行われていた「七夕祭り」に対抗して、取り入れられたのが「南国ムード」の阿波踊りだったのです。
しかし、「阿波おどり」と呼ぶのは憚られ「高円寺ばか踊り」という名前になったそうです。
その高円寺阿波おどりの「連」チームの何組かを「高円寺阿波踊り本番8月お盆」の前に湘南に呼んで、本番の練習でもいいからと、始まったと云われており、子供を含め何連ものチーム
が参加しています。
その前の西馬音内の盆おどりと全く違った明るい、艶やかな雰囲気でした。

盆おどりの本道、誰でも参加出来る郡上八幡盆おどり

古い、伝統的な日本古来の「西馬音内」の盆おどりの後、艶やかな衣装、かろやかなリズム、ダイナミック踊りの「高円寺阿波おどり」の後、登場するのは岐阜・郡上八幡の盆おどりです。
郡上八幡の盆踊りの特徴は?
「郡上おどり」は、江戸時代から続く伝統的な盆踊りです。
その最大の特徴は、「飛び入り参加もOKな盆踊り」だということ。
地元民に限らず、老若男女、観光客、誰でも踊りの輪に加われることから人気を博しています。
ですから、ここ湘南藤沢の遊行の盆には、郡上八幡の盆おどりチームがくるのではなく、数人のリーダーがくるだけです。
特別な衣装や、ルールはないのですが、たった一つ重要なルールがあります。
それは素足に下駄です。
郡上おどりの魅力の一つ三種の神器は下駄と浴衣と手ぬぐいです。
特に、下駄は必須、踊りに合わせて“カランッコロンッ“と蹴り鳴らされるかん高い下駄の音色が、祭りの高揚感をより一層高めてくれます。
一晩中おどっても耐えうる強さ、蹴り鳴らされるときの音が他の下駄とひと味ちがうのが特徴です。
と云っても、本場郡上八幡でもそうですが、スニーカーにGパンでも構わないので、朝まで夜通しで、盆おどりを一緒に楽しんでくれのが、一番だとと説明してくれます。
ですから、最後は今まで周りでみていた市民も一緒に踊って、この湘南藤沢の遊行の盆はおわるのです。

近日中に哀愁あふれる西馬音内盆おどり動画を公開します。
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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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