カミさんが映画のチケットをネットでとって、と依頼してきました。
スマホを使えるのだから、もうそのくらい自分でやれば、と、云っても「我が家にはもっと便利な、日本語音声に対応する便利な機械があるのだから」と云います。
まあ確かにあやふやなカミさんの後始末をするぐらいなら、私かやったほうが早いのですが・・・
「その便利なマシンが壊れて失くなったらどうするの」というと
「大丈夫よ、男性とちがって、女性にはちゃんと助け合うコミュニティがあるから」と云います。
確かに、カミさんのまわりは、最近、ご主人が亡くなったり、介護施設に入ったり、お葬式についても、相続の問題についても、銀行口座についても、ある程度信頼出来る相談コミュニティが形成されているようです。
男性とちがって変なプライドや、対抗心がないだけこれらの「助け合いシステム」はスムーズに機能するようです。
で、映画は何、いつ、誰と行くの
6月21日封切りの「佐藤愛子」の「90歳、何がめでたい」が面白そうじゃない。
どこのシアターを取るの、テラスモール湘南か、桜木町のブルグ13?
一緒に行くのは、毎日1時間以上のおしゃべり電話の相手、A婦人77歳。
前に一緒に「老後資金が足りません」を見にいった御婦人です。
解った二人ね、実際にネットで取れるのは四日前だから、その時の座席表をみせるから、好きな場所を指定して、かなり大きなシアター2を劇場側は設定してるから、結構混みそうただね。
そう、この手の映画「退職後、定年後の家庭の御婦人の映画、特にシリアスな内容ではなく、コミック調の映画」はカミさんたちのような年代、年齢、さして特に年金生活で困っていないレベルの女性たちに受ける映画なのです。
もっと興味があるのでは思うような映画「Plan75」のような「死」「安楽死」「老虎の老い」に関するシリアスな映画は意外に好まれないのは解っています。
そして、社会派映画・シリアスドキュメントのような、本当に深刻な,手助けが必要と思われるような、環境の奥様方は、このような集まりにもあまり参加しませんし、明らかにコミカル、喜劇とわかるような映画にお友達同士ではきません。
そういう、社会派映画は一人で見に行くケースが多いのです。
そして、そのような社会派、少数派、芸術作品は東海道線・辻堂駅前のお洒落なショッピングモール「テラスモール湘南」内のシネコン「109シネマ湘南」では先ず上映しません。
ここには、都会・湘南の若い世代、子供、そして比較的豊かなゆとりある社会層向けの、儲かる映画して上映しない・・・ので有名なシアターなのです。
どんな映画なのかは、すでにネットで大きく公開されています。
作家・佐藤愛子が日々の暮らしと世の中への怒りや戸惑いを独特のユーモアでつづったベストセラーエッセイ集を、草笛光子主演で映画化。
これまで数々の文学賞を受賞してきた作家の佐藤愛子は、90歳を過ぎた現在は断筆宣言して人づきあいも減り、鬱々とした日々を過ごしていた。
そんな彼女のもとに、中年の冴えない編集者・吉川がエッセイの執筆依頼を持ち込んでくる。
生きづらい世の中への怒りを歯に衣着せぬ物言いでつづったエッセイは思いがけず大反響を呼び、愛子の人生は90歳にして大きく変わり始める。
編集者・吉川を唐沢寿明、愛子の娘・響子を真矢ミキ、孫・桃子を藤間爽子、吉川の妻・麻里子を木村多江、娘・美優を中島瑠菜が演じる。
「老後の資金がありません!」などの前田哲監督
実際の佐藤愛子は今年たしか100歳になるはずです。
1923年大正12年11月生まれですから今年の誕生日で101歳です。
ものすごい大年寄なのですが、そんなイメージは全くありません。
と云うか、近況は全く公開サれていない様子です。
作家、作詞家のサトウハチローとは異母兄になります。
二度結婚し最初の夫とは死別、再婚相手の田畑麦彦(小説家)とは離婚
三人の娘さんがいるはず・・・
90歳を過ぎても出筆活動は旺盛
平成元年10月10日。愛子センセの娘・キョーコさんが結婚し、真面目で少々ユニークなムコさんが登場。
翌年には初孫のモモコちゃんが誕生し、賑やかになった「娘と私」の一家にまき起こる珍事件etc.心優しきムコ殿の涙ぐましい姑孝行のゆくえ。
太っただけと勘違いしたキョーコさんの妊娠出産騒動。孫をめぐってアッと驚く新旧子育て論争。疾風怒濤の超大爆笑エッセイ。
昔から遠藤周作と同年代とのお付き合いを面白おかしく、エッセイ風にまとめた、どちらかと云うと軽い作品が多く、最近では、この映画のタイトルとなった「90歳、何がめでたい」を出版、まさに「暴れ猪」佐藤節が全開。
『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです
自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。
人生をたくましく生きるための「金言」も詰まっていて、大笑いした後に深い余韻が残ります。
カミさんのチケットをとった数時間後
カミさんのスマホに新たなに「90歳何がめでたい」を見に行かない、というカミさんのお友達からのお誘いがありました。
いつも、一緒に映画にいっている三人グループからでした。
カミさんは「ゴメン、〇〇ちゃんに誘われてもうチケットとっちゃった」断っていました。
ふーんそんなに、カミさんレベルのグループ女性の間で人気のようなんだ。
でも私は、この映画は見に行きません。
もう、ネット上で予告も見ているし、こうやってブログが書いて内容は解っている・・・喜劇は見てもつまらないから私は、どちらかと云うと「社会派」シリアスな映画と、正反対の「泣ける、青春、純愛ドラマ」が好きなんです。
それだけ、団塊世代のオジサンは「ビュア」で、三人揃って、面白おかしい「九十歳。何がめでたい」を見た後、テラスモールのフードコートで2時間も駄弁るような奥様方とは、ちょっと違った世界にいるのてすから。
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