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2024年04月23日

東京の春4月からGW 荒川土手の芝桜と根津神社のツツジ

後期高齢者となった自分がこれほど、季節の花の撮影にいくようになるとは思っていませんでした。
全く、花の名前に興味もなく知らなかったのに、後期高齢者となった昨年あたりから、ブログに度々「お花」の話題・情報を掲載するようになってきたのを自覚しています。
「まるで暇なお年寄り」「行く場所も目的もなく」「ただ出歩くだけの日々」
まさにそのとおりかも知れません。
一番大きな理由は、時間を持て余し、暇だからです。
退職した20年前から、スケジュール真っ白恐怖症候群に突き動かされ、何かしなくては、社会・世間・地域コミュニティとつながっていなければ、取り残されるという毎日で、何かしらのタスクを自分に課していました、それがボランテイァであったり、海外旅行であったり、社会貢献活動であったり、趣味のクラブ・サークル・スポーツであったりしましたが、昨年75歳後期高齢者宣告され、余命5年を自覚すると、もうそんなに肩ひじ張って行きていく必要はないのでは、後余命5年、林住期から遊行期にはいった森に住む仙人のごとく、何も気にせずにグータラにあるがままに過ごしたら良いのではないか・・・と考えるようになりました。


しかし、そう簡単に仙人のようには成れません。
暇を持て余した外向きの人間には、外部の情報、メディア・テレビ・新聞・Webから際限なく入ってきます。
ある日、リビングで3時のワイドショーをみていたカミさんが、私の部屋にやってきて、


「ねえ、テレビで荒川土手の芝桜を紹介しているわよ、綺麗みたい」

「どうせ暇でしょうから、行ってみたら」

「私は、お友達とランチがあるけど」
暗に、あなたは食事に行くようなお友達はいないでしょ。と云っているように聞こえます。

私は、あえて、75歳後期高齢者となってから、全く新しい友人・仲間関係を新たに構築するのが面倒、嫌だからたけなのですが。
適当に答えて、一応、場所・交通手段・交通費など調べ、メモしました。
二三日たってカミさんは再び、リビングから声をかけてきました。
「ねえ、根津神社のツツジ祭りだって、今が見頃のようよ」
「もう何年も行ってないから、行ってみたら」
「はい・はい情報ありがとうございます」
と、再び、ネットで確かめ、それでは、荒川の芝桜と、根津神社のつつじを撮影いるスケジュールと、費用・予算をメモ超に打ち込みました。

私の暇つぶし外出予算は一日2,000円

予算は私の一ヶ月の小遣い予算、30,000円から捻出しています。

2,000円の根拠は、映画の入場料1,300円(以前は1,100円だったのに)プラス交通費+お昼ランチ代合計です。

足りない分は、別の家計費とは別のお財布からの出費です。


今回の赤羽荒川芝桜土手と昔新婚時代に住んでいた、根津へ自宅から往復交通費だけでも2,500円ほどかかります。
事前に乗り換え案内を調べ、Googleマップを見ていくと、一つ、気がつきました。
荒川芝桜公園はJR赤羽から徒歩18分で行く予定で、帰りの根津神社の最寄り駅は、地下鉄千代田線の千駄木、さてどうやって一番安いルートを探っていくと、この荒川土手そばに地下鉄の駅を発見「赤羽岩渕」を発見、何線かとみると全く知らない「南北線」です。
路線図をみると、都心に向かい「東大前」駅をとおります。
本郷通の東大と、昔私達が住んでいた根津のアパートの裏は、東大キャンパスですから、すぐちかく徒歩5分で行けることが判明、帰りは上野公園を横切って上野駅から、上野東京ラインて帰れば945円、50分、これで私の一日暇つぶしぶらぶら予算内に収まるので、芝桜もツツジもピークのうちに出かけようと、先週金曜日に一人でかけました。

荒川赤羽桜堤緑地

荒川は東京都と埼玉県県境を流れており、向こうは川口市となります。
久しぶりに赤羽駅に下車してびっくり、東京の端っこのイメージがありましたが、駅前の商店街、ビル街は神奈川県・湘南の田舎と違って大都会で、商店街も活気がありました。
ここの商店街を抜けて、Googleマップを開いて歩くこと、15分もしないで、荒川土手に到着しました。
東京・神奈川の境の多摩川も、埼玉との境の荒川も河川敷が広く、取り囲む土手はしっかりと整備されており、特にここの土手はいつから植えられたのかは知りませんが、土手一面、芝桜が植えられています。
対岸の川口からこちら、東京都荒川を眺めるとピンクの芝桜に白い文字で「KITA CITY」いう文字がみえるしかけになっているようで、この日強風にもかかわらず、シニアグループが芝桜の前でくつろいでいました。

河川敷のスポーツ施設

荒川の手前脇に「新河岸川」が流れており、その河川敷には多くのスポーツ施設グランド、コートが作られていました。
訪ねたのは平日、10時過ぎ、上から見ると、ハードテニスコートが10面ほど見えます。
使われていたのは、一面だけ、シニアの男女グループ4人でした。
羨ましい・・・私達の住む鎌倉では考えられない光景です。
鎌倉市内の公共のテニスコート(ダート)は4面のみです。
もちろん、毎月の抽選でなかなか倍率が高く、文化都市?鎌倉としてそぐわない状況で、数年前から横浜市大のテニスコート4面を、平日限定で一般市民も抽選で使えるようにになりましたが、この国大のコートには駐車場も更衣室、温水シャワーもなく、女性陣には不人気となっているのです。
17万都市で市民向けテニスコートそれも雨が降れば使えないダートコート全部で8面・・・なのに
ここ、赤羽の河川敷にはハードコート10面、4月のお天気の良い午前、多少風が強くても・・9面も遊んでいる。
うらやましい、流石大都市、東京と思わずにいられませんでした。
それにしても、風は強いものの、こんな広々としてしかも、芝桜がこんなに咲いている場所なのに、遠望から観光客として、カメラを抱えている人はだれもいませんでした。
鎌倉市民からみると何ともったいない風景なこと。

赤羽から文京区千駄木へ移動します。

本郷通りの東大前の出口1を出ると、大きな根津ツツジ祭りの案内立て看板があり、大勢のシニア・・・ほぼ全員が高齢者のオバサンと夫婦連れ。
そして若干のインパウンド観光客です。
元々、この近くは東大やら芸大がある環境で多くの外国人留学生の住む地域であると同時に、昔から海外旅行者向けのリーズナブルの宿、ホテルではなく、昭和の和室のおもてなしが評判の宿の人気があったり、日本の下町情緒あふれる町並みが人気の”谷根千エリア”(谷中・根津・千駄木)なのです。
この地域は夏目漱石・森鴎外の明治の文豪が居を構えていた地域でもあるのです。

前日お昼のワイドニユースのなかで、この根津神社のツツジの咲き具合をTV中継しいていました。


そのせいでもあるのでしょうが、入口の不忍通りからこのお社まで長蛇の列、お寺さんですか観光地のお寺と違って(鎌倉・京都のお寺と違い)、入場料・入山料はとりませんが、この次期のお庭だけは、500円の鑑賞料を頂いているようです。
ものすごい数、人数です。
そしてお寺さんの境内の案内人の方は、外部からのカメラによる撮影だけでしたら、入園料は必要ありません。庭園のなか、間近にツツジの道を歩きたい方だけです。
と云っているのに、門からの行列はどんどんと長くなっていきます。
今や、ネットのSNS情報は莫大な感染力、伝達力がありますが、昼間三時にニュースをみている、年金シニアのオジサマ・オバサマ方にとって、昼のワイドショーの伝達力は凄まじいのです。

夏休ここは昔、朝のラジオ体操をしていた近所のお寺なんです

カミさんと一緒になって暮らし始めてのがこの近所でした。
あの「神田川」の世界そのもの、「二人でいった横丁の風呂屋」はこのお寺の近所でした。
確かにあの頃、「何も怖くはなかった」
この根津神社のお隣にある「日本医大病院」に尿管結石の激痛で駆け込んだ朝、このお寺でラジオ体操をやっているのを知り、カミさんから、グダグダした生活をしているから「尿管結石」になるのよ、明日から毎日早起きして、ここでラジオ体操しなさい、と押し付けられた思い出が蘇る。
今思えば、「グータラな生活」と「尿管結石」は関係なかった。
でも、しかし、今の前立腺肥大・頻尿・切迫頻尿はこの頃からの影響なのかなとも思ってしまう。

このお寺に外国人観光客が大好きな撮影スポットがある。

例の京都伏見神社にある「千本鳥居」のミニ版がここにもあり、インバウンド観光客に大人気の場所となっています。
そしてツツジですが、英名でazaleaですから、海外にもあるのでしょうが・・・
この時期、うまく場所と時間を選べば、桜は枝垂れら染井吉野、今は八重桜、芝桜、ツツジそして来月からは紫陽花の季節になります。

退職する前、現役ハリバリの時代、自分が歳いってからカメラ片手に花を求めて出歩くとは考えもしませんでした。
今でもそうですが、動かない花よりも、それに興味を持って近づく「人」のほうが、断然、カメラを構える方としては興味があります。
花・・・植物図鑑みたいな撮影はしたくない。
でも、毎日が暇、少し出歩いて筋力をつけないと、もうすぐ歩けなくなるかもしれない、そんな恐怖で「明日は何処へ行こうか」と考える余命5年宣言の団塊世代おじさんです。
(まだおじいさんでは絶対ない)

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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