朝夕の湘南、自宅大船周辺は、緑も多く海風が川を渡って入ってくるので、横浜・東京都心と比べると若干過ごしやすく、リビングの部屋の温度は28℃を上回ることはないのですが・・・
しかし、8時を回ると外の日射は厳しくなり、例え徒歩10分の駅までもでかけたくない気分です。
そんな外出したくない日々は続くなか、木曜日のスポーツの日「ラケットテニス」は現在後期高齢者75歳となった、団塊オジサンにとって唯一のスポーツの日、体を動かす日です。
会場となる鎌倉武道館は自宅から距離は1.35km 徒歩17分です。
便利な距離を測定する地図
アプリの徒歩時間は 80 m / min がデフォルトですが、だんだん年老いて、一歩の距離が縮まってきていますので、高齢者は75 m / minを目安としたほうが確実でしょう。
便利な距離測定アプリは距離を測定する地図
それが炎天下の跨線橋の坂道を往くと、現在20分ほどを見込んでいます。
20年間、毎週2回、鎌倉武道館やら、近くの大船体育館に通っていた頃は、最初の15年間は自転車でした。
スーパーで購入したママチャリを前カゴや、後ろの荷台をはずし、少しはスポーツタイプ・軽量化し、鎌倉市内の汎ゆる所へは自転車で行っていました。
その自転車を処分したのは70歳になってからです。
自転車が古くなったから・・
平衡感覚が鈍くなったから・・・
サドルが重く感じるようになったから・・・
からではなく、自分の下半身の筋力低下を毎朝の体重測定の時に感じ始めたからです。
毎朝、洗面所の大きな鏡に映る、下半身が日に日に細くなって行くのを目にして、自転車よりも歩かなくてはと決断したのが古希、五年前です。
60代で、週3のスポーツ、公式テニス・バドミントン・ラケットテニスが一つづつ消えて行き、後期高齢者の今は木曜日のラケットテニスだけになりました。
ラケットテニスは、鎌倉武道館の剣道場でやる室内スポーツです。
4年前まではメンバーは20人以上いました。
その頃でもメンバーの高齢化が進み、夏のまっさかり、暑い、空調なしの体育館の2時間のスポーツは、いくら軽いレジャー・スポーツとは云えきつく、体に応えるので8月は会場を押さえず、強制的にお休みにしていたのですが、徐々に体力に自身のあるメンバーも増え、8月面会場はおさえ、やりたい人だけで開催するようになってきていました。
クラブの代表は3つ年上の「山ガール」ヒマラヤにも行ったことのある筋金入り女性。
私は、このスポーツクラブのweb、IT担当。
会計は同じ団塊世代の近所に住む女性
三人でこれまでこの「大船・鎌倉ラケットテニスクラブ ガチンコ」をやってきていました。
クラブのホームページは鎌倉ラケットテニス
ほぼWebのプロの私がサイトを造っていますので、鎌倉・横浜・神奈川で一番有名なラケットテニスクラブとなってますが・・・
実態は、高齢者女性が多い、趣味の為のクラブで、鎌倉・神奈川地区の大きな大会に出れるようなレベルではありません。
サイト上でも、このクラブの趣旨をうたっており、そんな、半分遊び、趣味、一週間に一度、体を動かし、汗を流す場所、程度の趣味のスポーツクラブが欲しかったと半年に一度くらいの割合で、60代半ばから70代半ば過ぎのご夫婦で参加される方が増えており、月会費1,000円、月4回のペースをなんとか維持出来ています。
しかし、今年の暑さは地球規模の異変・異常です
メディアは毎日猛暑日日数の更新を報じています。
ラケットテニスの集まり(練習試合時間)は午前11時から午後1時の暑い盛りです。
体育館は9時から利用出来ますが、2時間単位で、まだ幾らか涼しい9時開始11時までとなると、女性の多いクラブ、9時開始ですと、近くにお住まいのメンバーでも8時半に家を出ることになり、何かと朝が忙しい女性メンバーを思い図ってこの時間帯にしたのです。
この時間帯なら、置いてきたご主人に「今日はスポーツの日、帰りは1時過ぎだから、適当に一人で食べて」と、堂々と云えますし、ラケットテニスのメンバーと、堂々とランチが出来るとの「深謀遠慮」のなせる知恵でした。
でも・・・私は8月は4回の集まりに出席したのは1回だけです。
3回休みました。
とてもこの陽射し、日射の跳ね返りのなか、跨線橋の坂の向こうの武道館まで、いっさいの日陰のない道を歩けません。
昨年、74歳の時には全く感じたことのない、「衰え」です。
9月の第一木曜日は、月に一度の月会費1,000円の集金日なので、暑い最中でかけました。
すると、体育館の前でバイクに乗った「会長」が待っていました。
手に、今日使う、ボールや、体育館入口で提出する予約表や、利用メンバー表を持っています。
彼女はマスクをしながら、
「熱が有るみたい、喉も痛い、コロナかもしれない」
「これを渡したら、病院に行くから、皆に伝えて、今月の集金は来週」
「会計のMさんにお願いしてね」と帰っていきました。
会計のMさんを待っていると
「Mさんのご主人がなくなった模様で暫く休むって連絡があった」との伝言
6月から体調不良でづっと休んでいた男性のTさんは9月から参加する予定と聞いていましたが、今日も見えていません。
7月からご夫婦二人で隣の戸塚区から参加していたお二人は今月9月初日集金日も姿はみません。
いつも車でくる、80歳未亡人「Sさん」の伝言は、もうこれ以上動けない、ランチだけは参加するけど・・・
ここ1年から2年で沢山の方が退会されました。
特に退会しますと云って退会するのは女性が多く、最後の日に皆さんへと、お菓子など置いていくケースが多いのですが、男性の場合は連絡がありません。
そして、風の頼りに聞くのは「亡くなった」です。
男性でこのようなシニア中心のスポーツクラブに参加している方は独身の方が多いです。
その方々のほぼ全てが、生涯独身ではなく「離婚」「別居」状態です。
特に多く耳にするのは、
「奥様の田舎の実家への介護生活が長くなり」
「長い場合10年にも渡り」
「亡くなった後、実家の整理、片付け、遺産相続」
「全て終わっても、都会の夫の元に帰ってこない」
というパターンがほとんどです。
確かに、長年の実家での介護生活、廻りは幼い頃のお友達や親戚、従兄弟夫の世話をしなくて良い田舎の自分だけ生活でも、離婚はしません。だって後数年後には夫(都会の上場会社)の遺族年金がもらえるのですから。
このようなケースは「稀」ではありません。
私の周辺には、現在独身生活をしている同世代ばかりなのです。
共通しているのは、鎌倉という土地柄もありますが、男性はほぼ100%、一流会社の定年退職者です。
そして、妻と別居する理由が「親の介護」が原因となっています。
特記するのは、夫も今更一緒に暮らす気持ちもなく、独身生活を楽しんだいるようです。
田舎の奥さんの生活費?と尋ねると、都会で二人で生活している時の半額を毎月振り込んでいるそうです。
こんなケースを3組知っていますが、共通しているのは、3組とも離婚は考えず、成長して大きい子どもたちは、今の状態が最良だと認めているようです。
ひとつには経済的に成り立つているのが一番で、色恋沙汰もないお年頃だからでしょう。
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