
路面電車の走る街 高岡

富山県には人口10万を超える都市は、県庁所在市の富山市と、ここ高山の2つの都市しかありません。
と云っても富山市の人口は全国52位の41万、高岡2位といっても16万の都市です。
富山から新幹線線開通後民営化した「あいの風とやま鉄道」で20分、390円の距離です。
高岡に新幹線が通るようになりましたが、郊外の「新高岡」という駅名で、現在まちの中心は昔ながら「高岡」です。
そして、驚いたことに。この16万都市に、路面電車「万葉線」が走っていたことです。
あいの風とやま鉄道「高岡駅」から富山湾に面した射水市の「越し潟」の間、50分と市電としてはかなり距離を走っています。
日本のベニスと云われる美しい港町「内川」は川の両岸に漁船が連なって繋留されている風景は、どこか懐かしく、日本のベニスといわれており、
近年映画のロケ地としても注目されているようですが、今回は路面電車の撮影だけにしました。
高岡はドラえもんの生まれた街


高岡市は、『ドラえもん』の作者・藤子・F・不二雄氏の故郷です。
駅構内の郵便局には、トラえもんポストがあり、駅前の画像の「ドラえもんの散歩道」と名付けられたこの広場では、12体のキャラクター銅像たちが高岡を訪れた人々を出迎えています。
そして、万葉線にのって乗り約8分、志貴野中学校前電停で下車すると、高岡市美術館があり、その内部に藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーがあり、「どこでもドア」になっているギャラリーの入り口、そこをくぐると、藤子・F・不二雄がまんが家として残した軌跡の数々が展示されているコンパクトな空間が広がっています。
万葉線の電車や、国宝瑞龍寺の送迎バスにもドラえもんが登場する、ドラえもんファンの聖地となっている高岡です。
日本三大大仏のある街

大仏ではなく、観音様なら、各地に大きな観音像は、高崎・大船・牛久・会津・久留米など思い浮かべられますが、大仏となると考えてしまいます。
では三番目の大仏は何処と検索すると、近畿ツーリストのページに候補は2つ、
神戸市能福寺にある「兵庫大仏」と岐阜市正法寺にある「岐阜大仏」とありました。
また別のサイトページでは、3番目の大仏は京都「方広寺」とありますが、昭和48年に焼失したので、あるいは東京板橋の「乗蓮寺」東京大仏、または富山高岡の「大仏寺」とありました。
大きさで云うと・・・
像高15.85mとあり、確かに鎌倉の像高11.39mより4mも大きく、奈良の像高14.98mより約1m高いのですが・・・奈良の場合、屋内大仏殿にある為、見た目はとても大きく感じます。
鎌倉の場合、緑の背景のなかの露座ですが、与謝野晶子が「美男におわす」と詠ったように、目線が参拝者に向いておりとても美しい仏様です。
では、高岡の場合はどうか、像高15.85mプラス台座で、まっすぐ前方を見つめているのず、参拝客との目線が合わないのと、周りが一般の住宅街なので、雰囲気は今三なのが残念でした。
しかし、私達行った時、駐車場には2台の大型観光バスが停車しており、降りてきたのは、タイから観光客でした。
日本語の達者なタイ人ツァーガイドに聞くと、今回の日本ツアーの目玉は、黒部の「雪の大谷」で、今日は時間調整の都合できているが、同じ仏教国のタイ人は仏様のいないお寺には興味ないが、観音様や大仏のあるお寺が大好きで、評判がいいと云います。
私が鎌倉・大船から来たのを知ると、長谷の大仏より、大船の観音様のほうが、圧倒的にアジアの観光客に人気だと話していました。
確かに、お正月や連休には、大船観音は日本で留学・バイト・働いててるであろう、ラオス・カンボジア・ミャンマーらしき若者で一杯でした。
千本格子の家並み金屋町

富山市にもお城はありますが、富山県のお城というと加賀前田家2代・前田利長の隠居城として築かれた高岡のほうが有名ですが、天守閣はなく石垣のみが残っていました。
ここから、土蔵造りの山町筋をぬけて、金町筋へ向かいます。
富山はほぼ関西文化圏に属しているようで、通りとか界隈を関西弁の「筋(すじ)」と呼ばれています。
土蔵造りの町並みというパンフの説明の山町筋は、関東の「川越」を見慣れてる関東人からすると、カメラを向けるほどのものでもなく、赤レンガづくりの洋館の建物も素通りで、千本格子の家並みが残る金屋町へ向かいました。
高岡駅構内にある観光案内所でいただいた、観光マップは駅を中心にした半径500m,1km,1.5kmと表示されており、歩き易かったです。
金町とはどんな所(パンフより)
歴史と文化の香りが漂う町並みが観光客に人気の高岡市のなかでも最も古い町、金屋町は、2012年に鋳物師町として全国で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
1609年、加賀藩の藩主、前田利長が開町まもない城下町高岡の繁栄策として、領内から7名の鋳物師を金屋町に呼び寄せ、鋳物場を開設。
この地に鋳物産業が根付き、高岡鋳物発祥の地となり、高岡銅器産業の中心として大いに栄えました。
今も細やかな千本格子造りの家々が軒を連ね、およそ500mにわたって続く石畳の道と見事に調和して、美しいたたずまいを見せています。
石畳のところどころに散りばめられたハートや星型の銅片を見つけながら町を散策するのもおすすめです。
また、鋳物の製作体験ができる工房や錫アクセサリー作りが体験できるお店もあり、高岡の伝統工芸を直に味わうことができます。
旅の思い出に自分だけの作品を作ってみてはいかが?・・・・
「ううーーん、確かに千本格子の家並みたけど・・・・全国何処にでもあるような雰囲気の町並み、私達は観光ズレしているのかな」
写真を一枚撮って、次の目的、駅の南側を目指して歩きました。
ここはマップによると、駅からの距離は直線で1.2キロ圏内、歩いて15分、楽勝歩きです。
国宝瑞龍寺

瑞龍寺と勝興寺、何れも高岡市にあります。
勝興寺は、浄土真宗のお寺でこのうち「本堂」は、江戸時代後期の1975年に京都の西本願寺阿弥陀堂を模して建立され、
浄土真宗の大型本堂として破格の規模と質を誇り歴史的価値が高いと評価されたもので、越中・越前の一向宗庶民の集うシンボル的お寺です。
一方の瑞龍寺は、高岡の開祖、加賀前田家2代当主前田利長の菩提寺で、領主のお寺です。
勝興寺は高岡市内ではなく氷見線伏木駅と離れているので、この日はパスして瑞龍寺へ行きます。
瑞龍寺については、数年前のNHK特集をみて、何時かは行きたい国宝としてメモしていた場所です。
高岡駅から南へ1km圏の徒歩圏内です。
瑞龍寺の国宝指定は入り口の仁王像のある山門となかの法堂ですが、このお寺の美しさは山門と法堂を囲むようにロの字に囲まれた回廊の美しさです。
あまり歴史ものや、お寺が好きでないない「カミさん」が今回の旅で一番気に入ったと称したのが、このお寺さんでした。
高岡から次の目的地砺波へ
高岡で軽い食事をして、城端(じょうはな)線で次の目的地砺波(となみ)に向います。
一般的に、地方の旅にでたらその地の名物などを食べるのが、旅のひとつの楽しみでしょうが、私達二人はあまり食べ物、名物には拘りません。
富山にきたら、「とやま寿司」「富山湾白エビ」「鱒寿司」「富山ブラックラーメン」でしょうが、「海鮮」類は旅先ではなるべく食べないようにしています。
今年、2度お寿司・・・特にエビ・イカが原因と思われる大下痢を経験しているのと、富山寿司は、私達の食事予算を大幅にオーバーしているからです。
高岡駅前ビル内にある、「富山ブラックラーメン」を事前にチェックしておいたので行くと、改装工事中でお休みです。
交通系ICカードは使えない
近くのお店を探しましたが、次の砺波に向かう電車は一時間に一本しかないので、駅のコンピニおにぎりで、富山らしいものを駅待合室で食べて、慌てホームに向かい、スイカでタッチし入場しようとすると、駅員さんに呼び止められ、「どちらへ行かれますか」と聞かれました。
「砺波」と答えると、砺波では交通系電子カードはスイカに限らず使えませんと云われました。
富山で使えるの「富山」「高岡」「新高岡」「宇奈月黒部」でしか使えないと云うのです。
では、明日向かう予定の「雨晴」はと聞くと、「基本無人駅ですから、切符を購入して行って下さい」と言われ、タッチして入ったスイカをクリアして再び入場して、砺波に向かいました。
チューリップの街 砺波



富山のチューリップは有名で、ここ砺波が最大の球根の産地です。
私達が訪れた5月15日は、ちょうど一週間前まで開かれていた、一年に一度の大チューリップフェスティバルが終わった後でした。
事前に砺波観光協会にフェスティバルが終わった後でも、チューリップが見れるか確認したところ、「チューリップ四季彩館」で常時展示しているとの返事でやってまいりました。
でも、室内展示のチューリップをわざわざ砺波までくる必要はなく、関東の大きな公園、特にネモフィラで有名なひたち海浜公園では、広大な森の中で綺麗なチューリップの群生が見られましたのです。
もうひとつの撮影目的は「五連水車」です。


もともと、広大なチューリップ公園はすでに花がないのは解っており、期待していたのは、ここにある灌漑用の五連水車でした。
日本の水車と美しい水のある風景は、外国人観光客の間で大人気でよく使われているのは、安曇野の大王わさび園の水車の映像や、富士山麓の忍野八海の水車ですが私的には、知っている限りはここの五連の水車がNO1だと思います。もっと日本中には沢山あるでしょうが・・・
特に、動画撮影の場合この水の流れと音がはいるので気に入っています。
次回のブログで、旅の三日目、今回の大メインの、風の盆の「越中八尾」と富山湾越しに見る立山連峰の「雨晴海岸」の旅ドキュメントを掲載します。
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