2023年春、記録的な早さでの桜開花が進むなか、テレビバラエティ番組では、4月末から始まるゴールデンウイーク時に行くべき、花の絶景スペシャルと名をうった番組が放送されました。
第六位から第一位までの発表で、第一位には想像していたとおり、茨城、国立日立海浜公園のネモフィラでしたが、昨年見に行ってます。
確かに、一位に推奨する絶景で間違いなく、では六位はとみると、名前も場所も知っています「北海道のひがしもこと芝桜公園」でした。
この芝桜公園は、個人も一人の手によって数十年以上 の歳月によって造られたことも知っています。何時かは行ってみたいと思っていた場所ですが、如何せん遠い、住所は「北海道網走郡大空町東藻琴末広」自宅から二人で行くと二泊三日節約しても12万円はかかります。
ではツァーで行くとなると「クラツー」によると何と二泊三日一人、18万もかかるところで、コロナ前のハワイ並の料金です。
自宅から日帰りで行ける範囲で芝桜の名所はないか
そこで、ネットで調べてみました。
キーワード「関東芝桜名所」でヒットしたのは以下の七箇所でした。
■東京ドイツ村【千葉県袖ケ浦市】
■富田さとにわ耕園【千葉県千葉市】
■羊山公園 芝桜の丘【埼玉県秩父市】
■市貝町芝ざくら公園【栃木県芳賀郡市貝町】
■みさと芝桜公園【群馬県高崎市】
■八王子山公園(北部運動公園)【群馬県太田市】
■富士本栖湖リゾート【山梨県南都留郡富士河口湖町】
この中で、自宅からの一番交通の便がよく、安く、最寄り駅から徒歩圏内は・・・
羊山公園 芝桜の丘【埼玉県秩父市】へ楽勝日帰りで行こう
先ずは、ネットで羊山公園 芝桜の丘にライブカメラがあるか調べると、ありました。
それも3時間前の映像を。
次に秩父の天気予報を調べました。明日、一日ピーカンの予報です。
次に、自宅からの行き方ですが、秩父は昨年は「巾着田」へ行くために、手前の飯能で乗り換えているのでルートは分かつていますし、観光協会のルート、観光マップもしっかりしたPDFでダウンロード出来る体制でした。
天気予報は月・火と良さそうで、カミさんに予定を聞くと、月はお友達と約束があるし、火は美容院の予約、最浜の奥地、秩父まで電車で行くのに乗り気ではない様子、それは好都合、一人で行ったほうが撮影目的なので好都合です、ゆっくりと撮影に専念出来ます。
ルートと交通費を計算してみます。
自宅大船から、湘南新宿ライン東海道線快速を使えば、西武線の池袋から有料特急で最寄り駅「西武秩父」までジャスト3時間、2,451円でいけます。
そして、滞在2〜3時間、帰りは飯能からの普通急行で大船まで3時間を切り、1,741円、と返って安いことが判明しました。
何よりも、二人分ではなく、一人で行くと交通費は4,200円、お昼も一人ですから適当に済まされますし、あまり乗り気ではない、カミさんのケアもせずに済みます。
月曜日朝、8時に自宅でて、10時51分に西武秩父駅に到着しました。
羊山公園・芝桜の丘は「どんぴしゃりの満開」そして青空
西武秩父駅から芝桜の公園への徒步ルートは観光マップに詳しく書かれていますが、広大な敷地の公園内部の「芝桜の丘」のルートが良くわからず、事前にグーグルマップで歩いてみてもなかなか辿り着かなかったのですが、駅から「芝桜の丘」まではルート上にはこの時期、案内・交通整理の人々がポイントなる道路には立っており、公園内には徒步専用道路がカラーコーンによって仕切られていて、記載されていた、徒步20分もかからず、12分でこのピンクの丘に到着しました。
公園内に案内ボランテイアの方々が多く配置されており、その一人のネームカードに、「撮影ボランティア」と書かれていた方を発見し、聞いてみました。
公園協会のサイトのライブカメラを見て、本日、朝、鎌倉からやって来たと告げ、ライブカメラがあるのは、観光客・撮影マニアには大変助かります。
ライブカメラの位置をお聞きして、撮影したのがこの画像です。
奥に見える山は、秩父のシンボル「武甲山」です。
武甲山は埼玉県秩父市と横瀬町にまたがる独立峰です。標高は1304mで、日本二百名山、および花の百名山に選定されています。
秩父の名山ではあるが、その姿は石灰岩の採掘で大きく変わってしまっています。
西武秩父線の車内からみても、幾段にも採掘された山容は、まるで階段ピラミッドのようです。
日本セメントと三菱マテリアルのニ社が、秩父の街の発展に大きく貢献しているのは理解できます。しかし、今、観光開発に力をいれている、秩父や、ムーミンバレーパークのある飯能地域に観光で遊びに来た人間からみると、このピンクの芝桜と、秩父のシンボルである武甲山の山容は似つかわしくはないのです。
大勢の観光客の姿が芝桜を楽しんでいました。
特急「ちちぶ」は始発駅池袋ではガラガラでしたが、所沢あたりから乗客がのりこみほぼ満席状態でした。
所沢は西武新宿線と西武池袋線が重なり合う駅ですから、埼玉北部或いは新宿の私鉄・地下鉄を利用する人たちの多くが、沿線中核都市所沢で乗り換えるようです。
所沢から先は、一気に郊外・埼玉の田舎的雰囲気になってきます。
そして飯能から先、秩父までは単線となり、特急は止まりませんが、一気に列車のスピードは落ちていきます。
その、かなり埼玉の田舎の雰囲気の秩父に観光客が多く集まる一つは、以前来たことのある冬の「秩父の夜祭」とこの春の「芝桜祭り」と観光協会のお話でした。
平日の午前ですから、観光客の客層、世代層は、私達シニアが80%近くを占めていました。
芝桜は、ある程度の上空、上から見るのが一番
ということで、ここは大きな公園の緩やかな丘の斜面を利用しているので、芝桜ほ挟む両側の丘の上に木製のベンチが置かれており、私と同じような世代のおばさんグループが圧倒的に多く、このベンチで軽食を食べながら、ゆっくりと、美しいピンクの絨毯模様を楽しんでいました。
ちょっと他のお花のお祭り会場とは違った雰囲気を醸し出していたました。
秩父市の公的公園ですが、この時期だけ入場料300円かかります。
これは、お隣日高市の「巾着田」と同じです。
確かに、これだけの規模のお花畑を維持し、集まってくれた観光客を誘導し、トイレを造り、駐車場を管理するのてすから、300円は妥当な金額です。
しかし、同じくお隣にある「武甲山資料館」は、民間企業の鉱山で現在も掘削事業が継続中にもかかわらず、入場料210円というので、興味はありましたがパスしました。
芝桜なかでは、多くの私と同世代の男性が働いていました。
この方々も公園協会の無償ボランティアなのかと尋ねると、「シルバー人材センター」からの派遣で、芝桜の手入れをしているそうです。
日中、日影のない庭園のなかで腰を屈め、雑草をとっていました。
芝桜は「多年草」で、ひたち海浜公園のネモフィラのように、花が終わったら機械車両で潰して、次の種をまくのでなく、毎年、ひとつづ丁寧に終わった花をつまみ取り肥料を与え、何よりも雑草を一つづつ人の手で取り除くが一番のおお仕事とお話していました。
そうなんだ、機械で耕し、種をばらまいて育てるのでないんだ。
この広大な敷地にこの光景は、このような方々のお陰で成り立っているのだと、知り、帰路につきました。
さて来年はどうしましょう。
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