
TV報道はこの昼間の主婦向けのワイドショーニュースだけで、メインの夕方・夜のニュースでは何も伝えていないし、大新聞朝日もいまのところ紙上ではいっさい伝えていない、相手が一応国会議員なのだろうか?
現在の日本法制度のもとでは、駐車違反の罰金滞納でも自宅に押しかけて、逮捕・手錠した上でパトカーに乗せられて警察署に連行される、住民税や健康保険料金の滞納で、家宅捜索・差し押さえの映像が夜のテレビニュースでは頻繁にこのような画面が流れているのに、どうしてなのか?
ネット・SNS上ではどうなのか
いまや、世論をリードするweb・ネット・SNSではどう伝わっているのか
#(ハッシュタグ)中条きよし年金問題と同じ日、#京急蒲田駅看板でつぶやいてみました。
・中条きよし問題投稿ではたったの43PVでした。
・大相撲朝乃山の話題255PVだったのにその1/6の以下。
・翌日の#京急蒲田駅看板は私史上最高の12万PVでした。
ここで分つたのは、若者がどんなメディアから情報を得ているかです。

私達昭和の団塊世代の、ニュース・情報の得どころは、新聞・テレビ・web・雑誌だと推測しますが、若者から団塊ジュニアの世代の情報源は「Twitter」「Facebook」「Instagram」「TikTok」「YouTube」が圧倒的に多いのです。
自分たちの将来の年金問題よりも、今、今夜、今週の映画や友達の会食、来月の旅行先のほうが重要なのは、私達の若い頃とかわりはしません。
ただ、パソコン・スマホでは、どうしても自分のほしい情報だけを探しだすことになりかちで、より多くの公平な価値観のある情報に接するチャンスは新聞・TVメディアよりも少なくなります。
今、若い世代に知って欲しいのは、このアホな元歌手、同じ昭和・団塊世代に近いオヤジ(76)の発言を通じて、日本の年金の仕組み、自分のいつかは必ずやってくる老後の生活、生き方について考えるチャンスだからと思います。
年金の2023年度支給額が昨年より2%増えることが決まった。
増額は三年ぶり。
上がるという見出しに釣られてはいけません、実質目減りするのですからです。
物価高騰のか、将来の年金水準を確保するための「マクロ経済スライド」という措置がとられ、実質的な価値は目減りすると云われます。
マクロ経済スライドとは
マクロ経済スライドとは、そのときの社会情勢(現役世代の人口減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みです。
具体的な仕組みは
(1)基本的な考え方年金額は、賃金や物価の上昇に応じて増えていきますが、一定期間、年金額の伸びを調整する(賃金や物価が上昇するほどは増やさない)ことで、保険料収入などの財源の範囲内で給付を行いつつ、長期的に公的年金の財政を運営していきます。
5年に一度行う財政検証のときに、おおむね100年後に年金給付費1年分の積立金を持つことができるよう、年金額の伸びの調整を行う期間(調整期間)を見通しています。
その後の財政検証で、年金財政の均衡を図ることができると見込まれる(マクロ経済スライドによる調整がなくても収支のバランスが取れる)場合には、こうした年金額の調整を終了します
年金額は毎年、物価の動きによって改定される。
67才以下の人の支給額は、賃金の伸びにあわせて。68歳以上の人は物価の伸びに応じて金額は改定されるのが原則です。
23年度の年金額は22年の消費者物価指数を踏まえ、厚生労働省が決定している。
67才以下の人の今年度より2.2%、68才以上の人は1.9%の増加にとどまる。
厚生年金平均的な収入で40年働いた会社員の夫と専業主婦のモデル
年金平均支給額 月224,482円 年間≒270万となる
国民年金の場合 月66,250円 二人年間合計 年間≒160万
中条きよしの場合は、個人授業主ですから、この金額になります。
きっと歌手として稼いで来て、所得税も沢山払ってきたでしょう・・・
住民税も相当、固定資産税もかなり払ってきたでしょう。
ですから、中条議員の云う
月に6万なんぼの年金なんていらん、だから掛け金は払わない・・・
誰が見ても、アホな理由、日本国民、社会人としての義務も理解できない人物が、国会議員であり、そんな人物を抱える政党「日本維新会」の運営資金「政党助成金」は私達のはらっている税金なのです。
さて我家の場合はどうなっている。
我家の場合、社会人としてのスタートが日本の年金制度が及ばない海外であり、法人でした。
またその当時1969年当時、社会保障先進国アルゼンチンの企業といっても、まだ外国人であった私には、「ペンション(老後養老年金)」は義務付られていませんでした。
また帰国して、再入学、学生時代3年間はバイトの無税、日本の社会保障・年金制度が適用される企業に入社しても55才早期退職しているので実質23年しか働いていないので、昨年の二人合計の年金収入は年金機構モデルケースよりも1割ほど少ない状態です。
お陰様というか、そのせいで、住民税非課税世帯でいられ、国民健康保険・介護保険も低所得者レベル・ステージの保険料納付になって助かっています。
モデルケースの場合、本当にやっていけるのか?
夫婦ふたり、年間270万円と云われていますが、実質この金額から、介護保険料は天引きされて振込まれていいます。
この夫婦二人世帯年収270万円がベースで、国民健康保険料は決定しますし、住民税もこれがベースです。
のこりは、固定資産税になりますが、それは、年収とは全く縁がなく、ここで考える必要はありません。
年収270万円といっても、実質税金を払うと、240万円、一ヶ月20万円となります。
若い、都内で暮らすバイトが中心の若者からみれば、月20万なら御の字と思われるでしょうが、一家を構えた68才の戸建てに住む夫婦にとって月20万円は、食ってはいけるけど・・・貧困レベルではないけど・・・程度の生活です。
特に老後の生活、人生ライフには、生きて行く喜びとか、目的が必要です。
いわゆる、「ゆとり資金」が必要です。

特別、毎月旅行に行くとか、年に二度海外にでかけるとかではなく、ちょっと趣味のクラブでお友達とお話する、とか、時々読みたいと思う小説をよんでみるための出費とか、二ヶ月に一度くらい、電車に乗って話題の映画をゆったりしたシートで見たいとか、孫の誕生日に何か小さな贈り物を買ってあげるとか、そんなお金は生きていく過程では絶対に必要なお金です。
これは幾らぐらいという指針はなく、個人のお財布事情や生き方、考え方によって変わるのは当たり前です。
上記画像グラフは某生保のリフレットのものです。
これで行くと、全体の半数近くの人は年間432万円必要と考えていねようです。
この金額は公的厚生年金の上限を超えています。
年間この理想とする年金金額は、大企業の企業年金或いは官公庁・教育関係などの共済年金を貰える、恵まれた階層の人々か、或いは、自前の個人年金を備えてきた一部の人たちのみ、或いは中条きよし氏のような個人事業者でしよう。
ゆとり資金は齢を重ね、体の衰えに従って変化していきます。
でも、絶対に必要なもので、これまでの蓄えから徐々に取り崩していく「生きるための自由なお金」で、夫婦別々に持つべきというのが我家の考えです。
月々の生活費は幾らで、年間のゆとり費と臨時予備費は別会計で考えるべきでしょう。
さて中条きよし氏はどうするでしようか
少なくとも、「夢グループコンサート」には出演出来ないでしょう。
彼が出演すると解っていれば、同じシニア世代の反発は必須なのですから
ブログ管理人のホームページ団塊世代の海外ロングステイ 関連情報がメイン
ブログ管理人のwebサイト2011から2019年過去のブログ・アーカイブ
定年後の過ごし方サイト読者からの投稿・体験記事ページ
ブログ管理人の動画サイトユーチューブページ
ブログ管理人のつぶやきツイッター
【シニアライフの最新記事】
- 春の花紀行 驚きの阪急の弾丸日帰りバスツ..
- 2回目のマンション管理組合理事が回ってき..
- 定年後海外ロングステイ 海外脱出 夢と現..
- そろそろ、普通の高齢者並みにガタがきてい..
- WBC侍ジャパンチーム優勝でバズるツィタ..
- 二十年ぶりにエアコンを取り替える 最後の..
- 東京の桜開花宣言 桜とスカイツリーと水辺..
- そろそろ引き際、老兵は死なず、ただ消え去..
- 退職・老後の生活、終活の成功と失敗の境界..
- リタイヤ年金高齢者とネットとの付き合い方..
- 家の相続 これが大正解 第二弾
- これが最後の全国支援割かもしれない、出か..
- 読んでみたい ベストセラー 汗と涙のドキ..
- 地方移住 田舎を楽しめる人、溶け込めない..
- 電子マネー・ポイント・クレジットの便利さ..
- 後期高齢者のスマホ機種買い替え顛末記
- 尊厳死・安楽死の映画、「すべて上手くいき..
- 早期退職20年 ついに後期高齢者となった..
- 女性お一人様の老後、夫を見送った寡婦の家..
- パソコンの小技、便利な使い方 Win11..