チラシは益々大きくなり、全面カラー印刷、紙なのにかなり重く感じます。
こんな状況、思い出すことがあります。
ハワイ専門店「テルミークラブ」

これまで、ハワイ専門に旅を扱っていたのが、世界中にてを伸ばしていた時期です。
一番、これは可怪しい、ヤバそうと思ったのはいつも利用していた「格安ハワイ9日間専用サイト」の接続が出来なくなった時でした。
あれ以来、ハワイに行かなくなり、案の定、「テルミークラブ」の倒産は、旅行業界だけではなく、社会面のスキャンダルネタになりました。
今、懸念しているのは、「ユーラシア旅行社」です。

その「ユーラシア旅行社」も季節ごとの冊子がどんどんと厚く、綺麗な印刷物、内部のコラムも著名人が書くようになると、少しづつツァーの値段が上がっていきました。
このコラムを書くためにネットでユーラシア旅行社を検索してみました。
この数年のパンデミックで相当の痛手を受けた、現在も受けているであろうことは想像できます。
会社はまだ健在です、がやはりお得意の開発途上国の団体ツアーはほとんどなく、個人向け手配を重点的に扱っているようなのと、なんとよせば良いののに国内旅行もやっていました。
旅行業界いうのは、昔から電話一本で独立できる業界で、今なら事務所も電話もなくてもネットだけで開業・独立できる業界なのです。
それだけ、倒産も多く30代から早期退職する55才まで25年間、本当に多くの旅行会社が消滅していくのを見てきました。
そしてここ数年のパンデミック、国内旅行に限っては政府の旅行支援策で少しは動いても、団体扱いの海外旅行はほぼ二年間ゼロでしょう。
ネット上でも辛うじて「ユーラシア旅行社」は確認できました。
昔から格安の代名詞トルコ8日間ツァー
それらを見てびっくり、連日送られてくる「阪急のチラシ」は私達の海外旅行の経験・感覚からかけ離れたお値段設定なのです。

羽田・イスタンブール直行のトルコ航空利用
ですから、私達が昔利用していた、パキスタン航空、成田発マニラ・バンコク経由南回りイスタンブール行、到着する迄機内食4~5回でるような長距離・乗り継ぎ便ではないのである程度価格が高いのは解ります。
試しにトルコの旅行に適した、日本のゴールデン明けの5月11日の阪急の基本値段設定は245,000円です。
この料金には■「燃油サーチャージ」は含まれておらず、凡そ105,000円
その他に表示基本料金に含まれないものは
■【日本国内空港施設使用料】羽田(国際線) 大人(12歳以上)2,950円、
■【旅客保安サービス料】羽田(国際線) 大人(12歳以上)100円
■【海外空港諸税等】大人(12歳以上)3,850円
■【その他諸税追加】航空保険特別料金 大人(12歳以上)3,000円
基本旅行代の含まれない金額の合計は114,900円
旅行代理店への支払い合計は凡そ360,000円也です。
私達が初めてトルコに行ったのは1990年、11日間のツアーで25万円程度でした。
その当時、このトルコツアーの25万円は驚異的な安さで、途中寄ったイスラマバードやベイルートの空港でお会いした、他のツァー団体から驚きの安い値段と驚嘆されました。
しかし、その後、日本発のトルコ8日間ツアーは驚くべき値下がりをはじめ、2010年代では10万円後半代が当たり前になっていました。
HIS主催ツアーのバスが死亡事故を起こしたのもこの頃です。
私の二回目のトルコに至っては個人自由旅行のスタイルですから、イスタンブール滞在一週間で10万円を軽く切っていました。
ギリシャ・エーゲ海ツアー9日間ツアー
同じ日の阪急の一面広告には、遺跡好きだけではなく、地中海・ヨーロッパに憧れる中高年女性が多く参加する、ギリシャ・エーゲ海ツアーの広告宣伝がありました。

世界遺産好きの私達夫婦はもちろん、一度はツアーで、二度目は個人フリーで行ってます。
試しに、トルコと同じ5月11日のこのツァーの料金は528,400円でした。
但し、この表示料金には■「燃油サーチャージ」が含まれているので、
■【日本国内空港施設使用料】成田(国際線) 大人(12歳以上)2,130円、
■【旅客保安サービス料】成田(国際線) 大人(12歳以上)530円
■【海外空港諸税等】大人(12歳以上)3,850円
■【その他諸税追加】航空保険特別料金 大人(12歳以上)1,000円
基本旅行代の含まれない金額の合計は7,510円。
旅行代理店への支払い合計は凡そ535,910円也です。
アテネとサントリーニ島・ミコノス島、各2泊づつしてこのお値段・・・信じられない
ここを旅する御婦人或いは、地中海の青い海、白壁に憧れる退職後の海外旅行をするご夫婦でしたら、この他で現地のお料理を楽しみ、お土産を沢山買い、チップも弾むのでしょうね。
ご夫婦二人の旅の総合計は凡そ130万円なりとは・・・
90年代、バブル期、クリスマスから年末休暇時期の、南米、パタゴニア・イグアス・リオ12日間
個人手配大名旅行でもこんなにかかりませんでした。
私達の海外旅行の費用・金額の常識、感覚が間違っているのでしょうか?
定番ハワイ パジェットホテルで過ごす9日間

ちなみに、私達が慣れているハワイ・ワイキキ、同じ5月11日、いつものパターンの7泊9日、宿は屋上にプールがある、ワイキキのど真ん中パシフィック モナーク ホテルで検索してみました。
基本料金 二人で414,800円 燃油サーチャージ込 手配 阪急交通社
航空機はハワイアン 羽田空港
別途必要経費
■【日本国内空港施設使用料】羽田(国際線) 大人(12歳以上)2,950円、
■【旅客保安サービス料】羽田(国際線) 大人(12歳以上)100円
■【海外空港諸税等】大人(12歳以上)3,850円
■【その他諸税追加】航空保険特別料金 大人(12歳以上)3,000円
基本旅行代の含まれない金額の合計は約10,000円
二人のワイキキ9日間の旅行社支払いは425,000円概算でしょう。
ここに一週間の滞在費、観光費、食費がかかります。
お土産代は別計算丸7泊、さて物価高まワイキキで二人で一日200ドルが納まるか・・・?
納まったとして200✗7日✗135円=189,000円 20万と見たほうが良いでしょう
ウヒァーーーー 二人のワイキキ9日間の旅は62万円ですか
退職後年二回通っていたワイキキ、同じく7泊9日、全て小遣い・食費コミコミで一滞在25~30万でやってました。
年二回でおおよそ60万、ほかのアジアの国や台湾に行くこと比べると大贅沢でした。
それが、今のハワイ・ワイキキでは一回で60万オーバーですか!
つくづく、パスポートを持っていなくて良かったと、二人で話しています。
海外旅行を卒業してから
パスポートを更新せずに切り刻んだ時、「もしかして私達二人の最後の旅行はハワイかもしれないね」と話したことを鮮明に覚えています。
今年3月に後期高齢者になります。
お金・費用の問題だけでなく、体力的にも、精神的・興味も薄れ、何処かの綺麗な風景が撮れる場所に滞在し、ゆっくりと温泉に入って過ごすほうに惹かれています。
まだそんな年齢ではない、もっとアクティブにと解ってはいるのですが・・・
今このブログを書き終えて思うのは・・・
団塊世代って確かにラッキーだった。
パプル経済の崩壊や、リーマンショックがあっても現役時代のゆとり資金で、退職後すぐに自由に動けた・・・それにひきかえ、三年前に無事に退職を迎えた60代半ばの後輩世帯の方々は、パンデミックと血迷ったロシア指導者のおかげで、これまで考えていた自分たちの老後人生が狂わされたことでしょう。お気の毒にと云うしかないが、じっと嵐が通り過ぎるのを待つしてないでしょう。こんな大型の災いでは。
何時かは嵐は通り過ぎる・・・でもその時自分は何歳なのか。
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