• もっと見る

2022年09月19日

敬老の日 デジタル弱者への配慮も必要

シルバーウィークも退職世代には関係なし

本日、2022年の敬老の日は9月19日(月)ですが、以前は9月15日でした。
2001年の法改正によりハッピーマンデー制度が導入され、2003年から9月の第3月曜日に変更されたためです。

元々は、兵庫県の小さな村の提案が発祥のようでさだかではありません、日本の祝祭日の多くのような、中国や日本の歴史に由来するものではありません。
ゴールデンウィークの秋バージョンとされ「シルバーウィーク」とも呼ばれる、9月の連休ですが、現役時代は、12月に会社に届けられる、翌年のカレンダーの連休日を確かめ、海外旅行先を検討するのが常でしたが、退職後は、文字通り「毎日サンデー」ですから、却って連休の多いカレンダーは敬遠気味です。

カミさんはまた何か応募したいよう
日曜の朝、カミさんが朝刊の新聞を持ってきて、このキューピーの新聞広告に応募したいのだけど、私にスマホを渡しました。
「血圧高めの方へ、機能性表示食品のお試しキャンペーン」のようです。
カミさんは、けっこう、この手の応募が好きで常に10枚ぐらいの官製はがきを常備しているくらいです。
不思議に、子供の頃から姉妹三人はこれらの懸賞応募に当選している家系のようで、我が家のカミさんも無料旅行券送られてきたことがあります。
どれどれと手渡された新聞記事をみると、アクセス先はQRコードのみで、カミさん5年近くスマホを使っていますが、QRコードは初めてのようです。

カミさんのスマホでQRコード撮影し、タップしてもURLは開きません。

60才以上向けの「かんたんスマホ」では、QRコードアプリはインストールされていないのです。
私のスマホもカミさんと同じ機種・型番ですが、わたしの場合は事前に「かんたんスマホ」というものを講座の生徒さんから聞いていました。
web講座参加の生徒さんは、
「先生のようなパソコンハードユーザーは”カンタンスマホ”はやめたほうが良いです」
「ちょっとした簡単な設定も出来ないようになっており、いちいちショツプに持ち込まないと、使い物になりません」
「パソコンのディレクトリー構造が分かっているレベルの人からみると、アンドロイドは底なし沼のよで、なかなか目的にたどり着けません」
でもと私、
「カミさんと同じ機種、設定レベルのものでないと、これから先大変だから、仕方なしら使うよ」と諦めた経験があります。

私のスマホでQRコードを読み込み、URLを開いてみると、
キューピーの製品CMのページが延々と続き、応募のページにたどりつくまで、何回もタップしました。やはり・・・応募要項は全て、CGIプロクラムによるフォームでした。
カミさんにこの画面を見せて、「これら全てにスマホで入力して送ればいいんだけど、出来る?」と聞くまでもなく、こんなんじゃ応募しないと云います。
確かに、「血圧高め」「機能性表示食品」に興味のある高齢者シニアにとってハードルが高いのは分かります。
いったい、キューピーの営業・広告戦略は、どんな人、年齢層、性別をターゲットとしてこんな、広告を出したのでしょうか?
唯一の連絡先は「お客様相談室」のフリーダイヤルのみが、広告欄に表示されていました。
これらの広告を代理店に発注し、承認した担当者は少なくとも還暦前のスマホで何でも出来ると信じている世代の男性でしょう。



私の身近にも同様の問題・課題があります。
サポートしている自然環境保護団体NPOのホームページ作成会議で、ボランティア募集の記事を常設で掲載しようとの提案がありました。
現在、サイトでは「お問い合わせ」アイコンから入ると、パソコンでもスマホでも、ご自身のメールソフトが立ち上がるようになっています。
結局はバソコンでも、スマホもで宛先以外の項目は自分で入力しなくていけません。

そこをなるべく入力の手間を省けるように、リンク表示はQRコード画像にして、誘導するボランティア参加申し込みフォーム上で、入力する手間を省く為にラシオボタン式、チェックボタン式にしようという案が浮かびあがりました。
その会議の席で、休日の森林ボランティアに応募するのはどんな人、年齢・性別はどうなんだろう、子供づれがいるかもしれない。
など対象となるターゲット層についての話しがでました。
この会議に参加していた、30代の女性に聞くと、やはり、常用しているのはスマホであり、QRコードに何の違和感もないけど、フオームにいちいちスマホの画面に入力するのは大変だと云います。

では、ハガキや電話による問い合わせ、応募について尋ねると、ひとつの大きなイベントの参加者募集では、紙レベルの申込みの処理は大変だけど、私達の規模、・方向性の団体では、デジタルだけ一本に絞るのは不味い、電話・FAX・メール・ネットフォーム、或いは直接事務所に来る人、どんなにでも対応する組織・システムでなくてはならないので、特にボランティア参加募集は、全ての申込み方法を列記するのが、私達NPO団体としてやるべきだ、例え、スタッフの手間が増えても・・・さすが、鎌倉の古くから市民活動団体です。

朝日新聞の投稿ページ
こんな話しをカミさんとしていると、カミさんは前日の朝日新聞の「声 オピニオン」を持ってきて、「これ読んだ?あなたみたいに、色々な団体にたいしてプログラム・パソコンのサポートをしている人は読んでおいた良いわよ」

この記事は8月28日に投稿された「時代についていく努力も必要」にたいする、読者の意見・反論です。

元々の投稿記事は高齢者の男性が中華飲食店(おそらく日高屋と推測されますが)でのタブレット注文の仕方がわからず、外国人店員(おそらくベトナムからの実習生)と口論になったという記事が元で、投稿者はシニアと云っても”時代についていく努力も必要”と述べていたものです。

投稿記事の一部を転載紹介します。

投稿者A 女性64才
この投稿を読みながら「私のことだ」と思いました。パソコンやタブレットなど機会に疎く、学ぼうとする努力もしていません。
客の立場で、店側に強い態度にでることは嫌悪感を覚えますが、店側もタブレットを使用しない場合の対応をすることが必要ではないでしょうか

投稿者B 女性72才
時代についていく努力も確かに必要なのでしょうが、思うようにできなくなるのが高齢者だと思います。
今は亡き父が80代の頃、私にいったむ言葉が思い出されます。それは「あんたもこの年になればわかる」でした。

投稿者C 女性49才
高齢の男性客が外国人店員に怒りをぶつけた話、弱い立場の人への八つ当たりはいけません。
でも、タブレットでしか注文出来ないお店は、視覚障害者にも不便かもしれません。老眼も白内障も努力だけでは治せない病気です。

投稿者D 男性42才
”時代についていく努力も必要”というが、”時代に流されない努力も必要”ではないかと思う。
近頃は「教育の電子化」が当然であるかのようであるが、電子化をうたう人たちの利便性ばかりにを強調している。
私自身、勉強するする時は、何度も同じことをノートに書いてそれでやっと少しわかった気になった。タブレットで勉強したら理解度が増すとは、到底思えない。自分の体験をもとに時代に逆行する努力を続けたい



高齢者の「理解し、実行する力」の衰え

これらの投稿を読んで、思いおこすことが多々あります。
私が60代後半の頃、Webプログラム講座に82才の男性が参加されました。
目的は、自分がこれまで培ったきた、英語力とフラッシュアニメーションの作品を融合させて、ホームページを造り、同時にユーチューブにも掲載したい、との申し出で、NPOセンター講座ではなく、自分高齢者で参加している他の団体の皆さんに迷惑がかかるといけないので、個人授業としてお願いしたいとの申し出で、普段は絶対にしない、夜間2時間教室として、教えてた経験があります。

この方が造った「フラッシュアニメーション」はこんな高齢の男性が造ったとは思えない、繊細な色使いときめ細かい動きで関心しました。
しかし、二三ヶ月後頃になると、夜の一対一の授業についていく体力以前の問題、その場では理解出来るのですが、30分もすると、今、理解して実行できたプログラムを書けないどころか、どの部分をコピーし、何処に貼り付ければいいのか分からないというのです。
それをこの男性は、「先生、本当に自分自身が情けなくなります」といいながら、時に涙するのです。
この男性は82才、理系の大学を出ており、英語を生業として仕事をしていたそうです。
私も、いつかこの男性や、投稿者投稿者Bさんのように、「あんたもこの年になればわかる」がやってくるかも知れません。この方は、自分でも情けないと云った言葉を残した後、半年でおなくなりになりました。
私達夫婦と同じ、子供のいないご夫妻でした。

ブログ管理人のホームページ団塊世代の海外ロングステイ 関連情報がメイン
  
ブログ管理人のwebサイト2011から2019年過去のブログ・アーカイブ

定年後の過ごし方サイト読者からの投稿・体験記事ページ

ブログ管理人の動画サイトユーチューブページ

ブログ管理人のつぶやきツイッター
posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
コメントを書く
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック