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2022年08月30日

個人の退職後の人生プランは時代に翻弄される


感染症パンデミックとロシアの暴挙で狂わされる退職後
コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻で、現役時代から着々と計画・準備して退職後の生き方、過ごし方プランが宙に浮き、いつ実行に移せるのか迷い、悩んでいるこのホーム・ページにたどり着いた、65才前後のご同輩が多いのではないかと、推測しています。

私達、団塊世代は60才定年最後の最後の世代です、私達の後から、「生涯現役」とおだてられ、60才で一旦退職した後、65才まで再雇用という形での低賃金、中途半端な職務を課せられ、簡単に「はい、長い間ご苦労さまでした」と同年輩あるいは若い後輩から放り出された世代です。
団塊世代といえば、世間一般の見方は、日本の戦後の高度成長期を担い、バブル経済期をうまく乗り切った、比較的恵まれた社会層というイメージがあります。

団塊世代は、退職後の海外ロングステイブームの主役でした
すこし上の現在80才~85才ぐらいになる世代が火付け役となった、南スペインへの「シルバーコロンビア計画」から始まり、当初は、白人先進国のビーチリゾートのハワイ、カナダ、オーストラリア等から、私達団塊世代の間では、公的年金でも楽に生活できるともてはやされた、バリ島、マレーシア、タイ、台湾へと、定年後の夢の生活を求めて旅立っていきました。

確かに、60才から65才の団塊世代の平均的な退職金・公的年金からすれば、ハワイなどの先進国リゾート地などは無理でも、他のアジアでは、少し無理すれば可能な
状態でした。
その当時私が退職して、海外にでた当時のドル相場は、日本の銀行窓口現金・手数料込で1ドル115円程度、それから10年間毎年、2回のハワイでは100円を下回る程度で海外旅行を卒業した2014年あたりから徐々に対ドル価値は下がり続けているようです。


2003年、退職して最初に向かったのは、インドネシアバリ島に三週間、次がハワイ・ホノルルに9日間でした。
何れも旅行会社手配のホテル&格安航空券バックでした。
バリ島の場合、7日間パックを現地で離脱してのケースです。
ハワイの場合、格安旅行会社、例の潰れた「テルミークラブ」でした。
航空会社は未定、宿泊先は「アンバサダー」支払い価格は一人78,000円。当時、今のようなオイルサーチャージは存在しませんでした。
航空会社、10日前に連絡があり、台湾の「中華航空」でした。

格安航空券の仕組みは
航空会社は、まず団体用航空券を販売します。
これはブロック売りといって、年間座席数を指定するものです。
航空会社からの卸価格は、旅行会社の実績で決まります。
格安航空券は、一枚では利益は少ないですが、大量販売すれば航空会社から割戻金がもらえる仕組みです。
まとまれば非常に大きな金額となります。目標達成すれば航空会社にも自社の実績も上がりますが、販売未達の場合は利益が出ないことになります。
旅行会社も必死で企画旅行に注力します。
最終的に10日前まで自社で販売できなくなった座席は、航空会社に返却しなければならないのですが、するとバツクマージンが極端に少なくなります。
この時期を狙って、格安航空券でツアーを組む旅行会社が価格折衝して仕入れることになります。ですから、10日前までは、航空会社未定となります。


※蛇足
2017年に倒産した「テルミークラブ」は上記の商法で「ハワイ格安旅行」の大手となりあがっていきました。
なぜ、やっていけなくなったのか?
格安航空券が手に入らなくなったなったのが一番の原因です。
世の中、IT時代となり、先ず航空会社が直接、個人ユーザーににネット販売をはじめたこと。
そして、旅行企画会社もITを駆使して、旅行客のデータを積み重ね、返却ロスを失くす努力が功をそくしたこと。
もう一つはテルミークラブはこれまで「ハワイ専門店」だったものが、世界ツアーを目指し、事業拡張しすぎたことでした。
づっと長い間、テルミークラブのホーム・ページをみつづけていて、ある時期から、ハワイのページのアクセスが出来なくなりました。
「これは、おかしい、何かあるな」と思って時から半年後に「テルミークラブ」は募集を続けながら倒産し、テルミークラブでハワイにいたお客さんは、泊まっていたホテルから、宿泊料を要求され、帰りの航空券を自腹、個人価格で支払うハメになったのです。

団塊世代の真ん中が65才で退職したのは2011年、ドル安ピーク前年です。

私達二人の9日間の夫婦二人のハワイ滞在は、楽勝250,000万円で納まった時代でした。
特別何処へいくでもなく、基本の朝の散歩はワイキキ西の「アンバサダー」からアラワイ運河沿いを歩き、途中の「ABCストアー」でコーヒーとサンドイッチと果物を買いカピオラニ公園のベンチで朝食を食べ、ホテルに戻り2日に一度は市バスに乗って、郊外に行き、夕方はワイキキの海岸から夕日を眺め、スーパーで夜の食材を買ってフルキッチン付のお部屋で簡単に調理して、日系のテレビを見ながらやすみにつく、そんな毎日ですが、楽しかった。

予算的にも、この当時サーシャージなるものはなく、ドル安のピークですから、自宅から成田空港まての交通費を入れても7泊9日で予算の25万に納まっていました。
この頃、多くの団塊世代の仲間が、ペナン・チェンマイ・台中などに、数週間単位で暮らすように旅していますした。
予算はハワイよりもかなり安く上がっていたと思いわれます。

2019年の感染症と2022年のロシアの侵攻による混乱


最近の新聞紙上に掲載された、航空機燃料加算を見てびっくりしました。

JALは国際線旅客が航空券購入時に支払う燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)について、2022年10-11月発券分で大幅に引き上げることを発表しました。
4月頃から急騰を始めた燃油サーチャージは、さらなる高値圏に突入します。
燃油サーチャージは、燃油市況価格の直近2か月間の平均に基づき算定されます。
JALによりますと、10-11月発券分では、基準となるシンガポールケロシンの直近2ヶ月の市況価格が151.56米ドルで、同期間の為替平均が135.18円。
これを乗じた1バレルあたりの金額は20,488円となり、基準価格が初めて20,000円台を突破しました。
これにより、JALでは10月1日発券分から燃油サーチャージの価格を引き上げます。ひとり1区間片道あたりの燃油サーチャージは、日本から北米・欧州・オセアニアなどが57,200円に、ハワイ・インドなどが37,400円に、タイ・シンガポールなどが29,800円になります。
これは片道の金額なので、往復で北米・欧州・オセアニアなどが114,400円に、インド・ハワイなどが74,800円に、タイ・シンガポールなどが59,600円となります。
アメリカやヨーロッパへのサーチャージ往復金額が、ついに10万円を突破し、11万円台となりました。
タイへの往復ですら6万円近くになります。
格安航空券の本体価格かと見まがうような金額が、サーチャージだけでかかるようになりました。



私達が当たり前に、ワイキキ7泊9日のホテル&航空機が79,000円は無理にしても、120,000くらいなら許せるかなと思っていたのに、来月9月のワイキキはサーチャージ分だけで61,000円かかります。
私が退職後10年通い続けていた、パジェットホテル「アンバサダー」は中華資本にわたり、コロナの影響で閉鎖されています。
そして、現在の時点では日本への帰国72時間前に自前のPCR検査が必要のようで、ワイキキで陰性証明を発行してもらうと最低160ドルかかります。
この時期に、ハワイに行けるのは、大金持ちの芸能人でしょうが、団塊世代、年金生活で唯一年に一度、二度の楽しみのレベルの人間からしてみたら、一人20,000二人で40,000は、キツイ、痛い出費です。
参考 日本帰国用ワイキキPCR検査

ここ数年で65才、満期退職された方々は、私達団塊世代と同じく、退職した一年目は「気力・体力・好奇心・そして幾らかの余裕資金」があるうちに、夫婦二人で旅にでようと
計画されいた方も多いと思います。それが、感染症で全てダメになり、今回のロシアのウクライナへの侵略・暴挙で、世界の燃料資源の高騰によるインフレとドル高です。
全くの想定外の自体に陥っているのです。
色々と退職後に備えて、考え、準備してきた、自分は何も悪くない。
そう、全てそういう時代に巡り合わせたと、達観するしかないてのです。
団塊世代の私達にこう云いたいのは解っています。

「あなた方、団塊世代はついていた、子供の頃から競争・競争の世界と云いつつも、大企業に入り、バブル期で高給に恵まれ、年功序列賃金体系に守られ、60才で定年退職して、優雅な海外ロングステイを楽しみ、いよいよ後期高齢者とよばれる年齢に入っていく、後輩の私達が後期高齢者となる頃、もうあなた方、団塊世代の年寄りだらけで、ろくに医療も介護も受けられない時代になっていることでしょう」と。



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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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