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2022年08月22日

旅のスタイルの変化 いい宿 いいホテルとは

次の旅先の宿をネットで探していると、カミさんは云いました。

「宿は”便利・清潔”は勿論だけど、静かな緑や風景のある所、朝夕近所をお散歩して、日中はお昼寝をし、読書室で本を読み、ホテルの喫茶でなにかスイーツを食べるような、そんな所がいいわ」と云い出しました。
「何を今更・・・・」

「これまで何十年、世界中のホテルに泊まり歩いてきて、今、そんなことを云うの?」
「外観、ロビーだけ豪華で、天井が高く、広いのが良いと思うの?」
確かに、最近の私達の個人・自由旅行は団体パックと違って、運転免許を更新せず、レンタカーに乗れない私達の移動は交通機関は限られ、ロケーションは重要な要素なので、鉄道駅近くの町中、繁華街となりますので静かに朝夕のお散歩とは程遠いロケーションです。
前回、大阪難波のホテルのように、朝はビル街のセミの大合唱で起きるという状態です。

今、市中のホテルはどんどんと変化しており、昔のような豪華で結婚式や宴会、会議、或いは多人数の団体観光客を想定していたシティーホテル呼ばれていたタイプのホテルと、個人ビジネス客を中心に考えたビジネスホテルの境界はどんどん薄れています。
安いけど、狭い、味気ない、ただ寝るだけというビジネスホテルのイメージは変わってきています。
先ず、大浴場があるホテルが増えてきています。
これまで、シティーホテルといわれる都心・駅近のホテルは、個室にバスルームがあるのですか、そんな温泉旅館・ホテルのような一般宿泊客が入れる大浴場なんて、ホテルの格が下がるとでも考えていたようですビジネスホテルには、確実にニーズがあり増えております。

そして、各客室のバス・トイレも大きく変化しています
ここ数年に建てられたビジネスホテル、特に二人用のツインベッドルームのバスルームは、ユニットタイプは一切ありません。
トイレとバスと洗面所が別なのは当たり前、ほぼ常識です。
最近はバスとシャワーが分かれているものも多くなってきています。
そのシャワーもTVCMでやっている、油性マジックもおちるような超精密シャワーヘッドを売りにしているホテルもあります。
ツインベッドルームはどんどん広くなっており、最低でも22~25,6平米となっています。
もう、シングルでも、〇〇インのような単身ビジネスマン用の、ただ寝るだけのようなイメージの部屋は少なくなってなってきています。
ビジネスホテルでは半分くらいの割合で部屋に、スチームアイロンとアイロン台があるお部屋が増えており、カミさんは喜んでいます。
着替えを余分に持たなくても、洗って一晩浴室ら干して、アイロンをあてるだけで着れると重宝しています。
料金的にも駅から徒歩圏内の二人用ツインベッドルームでも素泊まり10,000円を切る料金設定は当たり前の時代なのです。
 

先月宿泊した、大阪グレイスリー難波の水回り、広く使いやすかった

どうして、そのような料金が可能か?
無駄なコストを徹底的に落としているからです。
1,豪華な広い受付ロビーはありません
 受付はクロークはありますが、基本、無人・電子カウンターです。
 ロビーに一般的な、くつろげソファー、椅子は原則ありません。
 スーツケース一時預けは、自分でホテルのロッカールームで、電子カード・キーにて
 預け入れ、取り出しです。
 朝食会場は、ホテルと直結している外部レストランというスタイルが一般的です。
2、連泊の場合ベットメイキングはありません。
 予め、連泊の際、交換して欲しい物、掃除・清掃について指定するスタイルが基本です。
 ホテルによっては、連泊の場合の掃除・清掃・アニメティ・タオル等交換を最低限すると
 ことにより、500円クーポンでる所もありました。
3,チェックアウトも基本電子化されています。
 ホテル予約サイトあるいは、直接予約の場合、全て事前決済が原則なので、チェックアウト
 の手間を省いているのと、キャンセルの減少に役立っているとの、ホテル業界の内部事情
 もあります。

大きな都市では、シティーホテルとビジネスホテルの境界はないのです。
地方のリゾート地や、温泉はまた別だと思いますが・・・・
昔、仕事で都内や横浜で有名大ホテルの建設に幾つも携わってきました。
そのようなホテルは、名前は外資系の高級なホテルイメージはあります。そして、何でこんな宿泊費という値段です。
夫婦二人、ツインルーム、食事なしで一部屋二人で最低、40,000円は当たり前でした。
その理由は、ホテル経営の二重構造にあるのです。
名の通った豪華外資系ホテルの場合、建設主は日本の資本です。
大手デベロッパー企業や、鉄道会社やらです。
建設工事も二重構造です。
大枠・建物本体の設計と建工事をA工事
内部の客室、ロビーなどのホテル部分は、別設計・別見積もりのB工事です。
そして、出来上がってものに対して、運営はかの外資有名ブランドが行うのですが、トップ、首脳だけで実際のホテル業務はまた別組織となっています。
これは、何も外資有名ホテルブランドだけでなく、日本資本でも同じで、「星のグルーブ」などがそうです。
サービスはいいかも知れませんが、コストは数倍になるのは当然です。
私たちユーザーにとっては「笑顔は無料」であって欲しいのですが。

さて、我が家のカミさんにこの事実を伝えても、納得しません。
みんな、色々な考え方があって、旅のスタイルも財布の事情も違うのだから当たり前。
私達は結婚して40数年、これまで、とにかく沢山の場所に行って、沢山の絶景を見て、他の人と違う沢山の経験をめざす旅をしてきたわ。
でも、二人ともに70代になって、これまでとは違う旅のスタイルを目指したい、と言うのです。
少なくとも、ゆっくりと寛げる宿に泊まり、前述のような「静かな緑や風景のある所、朝夕近所をお散歩して、日中はお昼寝をし、読書室で本を読み、ホテルの喫茶でなにかスイーツを食べるような、そんな所がいいわ」と云います。

いろいろな人、生まれも育ちも経験も違い、価値観も違います。
少なくとも、50年近く一緒に生計を共にしてきた夫婦ですから、解っていると思っていました。
確かに二人ともに70代になると、安宿、ただ寝るだけ、便利なだけの宿は、世間体・・・「鎌倉にお住まいの、余裕のありそうな、シニアご夫妻」を気にしないということはありません。
ですから、たびの計画・予算を担当の私は、ある程度のレベルのホテル、二人一泊食事なし、ツインの最低20~25平米、駅から徒歩圏、できれば築浅、或いはリニューアルのホテル、予算は二人一泊15,000以内としています。
この予算でしたら、地方の大都市ならどんなところでもなんとかなります。
なんとかならないのは、地方の観光客の行かない小さな都市や、温泉を中心とした場所です。

例えば、箱根とか富士五湖周辺の観光地には、いわゆる、ビジネスホテル大手は進出していません。昔ながら、個人観光客向けの温泉ホテルはピン・キリでありますが、私達の志向に合うホテルは少ないです。
数年前に宿泊した富士屋系のホテルはモデレートツイン(禁煙)【庭園眺望】ツイン 36平米/バス・トイレ付食事なし眺望は河口湖・庭園側です。宿泊日は夏と紅葉の中間期、二人一部屋22,000円と、私達の予算よりはかなりオーバーしましたが、仕方ありません。
確かに、森に囲まれ、湖は近いし富士山は真正面に綺麗にみえる環境でした。
でも、移動には不便でホテルの送迎にたよるしかありませんでした。
二人で一泊22,000円でしたら、大都市の駅近で新しいスタイルのビジネスタイプホテルの広い部屋に連泊できる値段です。

とこういう理論は、カミさんにはなかなか受け入れられないようになっています。
そして次のリクエストとしては
「一日に動くスケジュールが多すぎる、少なくして、もう若くないのだから」
「私はのんびりと、自由に旅したいの」
それでも私達の旅は団体パック旅行の半分程度しか組んでいません、タイトな移動スケジュールになるのは、移動手段が公共交通機関に限定されるためです。
特に、昔と違って地方のかなり奥地の路線バスでもネットで時刻表が事前にわかるために、滞在時間も路線バス、ローカル鉄道に合わすしかないので、とてつもなく慌ただしくなるとか、或いは長時間を持て余すことは当然多くなるのです。
カミさんが望むような旅のスタイルを実践するには、今の私達の旅行予算の3~5倍、二泊三日の旅で30万以上かかってしまうのは明白です。
となると、退職後の生活パターン、少なくとも宿泊を伴う夫婦二人の旅行を年間10回は、クリア出来ません。

でももうそろそろいいか!
来年は世間一般が認める社会的弱者「後期高齢者」らしく、大人しく高級温泉旅館食事付きで一泊パターンにするか?、でも、先日実家の姉(78)は、70才で亡くなった夫の法事で宿泊した温泉旅館の値段の高さをこぼしていました。
どんなに高くとも一人33,000円程度と踏んでいたのに、精算すると4人で192,000円だったと。
「それって姉さんが払ったの?」と私
「78才の夫の遺族年金で暮らしている私が払える訳がないでしょ、亡き夫の本家の姉さん(88才)が払ったわよ」
「80才半ばを超すと、もうそろそろお金の使い道もなくなってくるのでしょうね。」
「私もあなたも今は考えられないけど、そうなるのかもしれないわね。」

私は後期高齢者一歩手前、まだまだ、老後のお金への不安はあると云うのに、71才のカミさんは、今から、優雅な旅、ホテルの宿について注文してくるとは、カミさんの鎌倉のお友達のせいか?
あのお金持ち、健康保険3割負担の有閑マダムと較べてはいけないのに。

我が家はまだ、若い頃のバッックパッカー時代から経済的にも、精神的にも変わっていないのだ


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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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