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2022年08月10日

鎌倉の夏の風物詩「ぼんぼり祭」


今年の開催期間は、立秋の前日から8月9日。2022年は8月6日(土)から9日までです。
鎌倉在住の画家、書家、学者などの著名人が揮毫した「ぼんぼり」(雪洞)が、「夏越祭」・「立秋祭」・「実朝祭」の行われる4日間鶴岡八幡宮の境内に飾られます。

大河ドラマとあいまって
2022年の今年は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送されており、ちょうどこの雪洞祭が開催されている日曜日は、このドラマの最大のピーク、二代将軍頼朝の長男「頼家」の失脚後、ドラマの主人公北条義時と関東御家人の雄「比企氏」との乱を経て、三男「実朝」が三代将軍につく日曜日8時の週に差し掛かっている時期です。
そんなこともあり、初日の8月6日(土曜)は、週末の休日とあって、数日前まで続いていた熱暑・猛暑もおさまり、夕方日差しが傾きだした時、外に出かけるにはちょうど良い気温になり、夕方から鳴き出すもセミ、ヒグラシの声も夏らしい一日となり、平年よりもかなり多くの人出で、浴衣姿の若い女性グループが目立つ、華やかな雪洞祭となりました。

鎌倉雪洞祭の歴史とは
「ぼんぼり祭り」の始まりは1893年 昭和13年です。
当時鎌倉ペンクラブの会長、久米正雄さんをはじめ とする鎌倉在住の鎌倉文士と呼ばれる名士のご協力によって始められたものです。
「ぼんぼり」の掲揚は、源実朝の誕生日に行われる「実朝祭」に書画を奉納したことに始まります。
源実朝は、源頼朝と北条政子の次男。1192年(建久3年)8月8日に誕生。
1203年(建仁3年)、兄頼家の失脚後、北条氏と比企氏の間の乱により、12歳で三代将軍となる。
実権は二代執権北条義時と母である北条政子に握られ、「蹴鞠や和歌にふけるようになる」という批判的な評価がされがちだが、将軍親裁を推進し、大江広元や北条義時らの幕府首脳部に劣らない政治手腕を発揮。 後鳥羽上皇とも良好な関係を築き上げた。
1219年(建保7年)1月25日、鶴岡八幡宮での右大臣拝賀式の際に、甥の公暁(兄頼家の子)に暗殺され享年27才。
これで源氏の血筋は絶え、以降、最有力関東御家人、北条家の執権政治が続く。

その後の鎌倉幕府

源頼朝が創設した鎌倉幕府(武家政権)その基本は、御家人の「忠誠と奉公」、御家人に対する「所領安堵」と「新恩の支給」しかし、鎌倉時代の後半になると、元寇の恩賞に関する問題等が発生し、御家人は困窮していく。
幕府は徳政令(永仁の徳政令)を出すなどして御家人救済に努めたが解決には至らず、各地で悪党と呼ばれる者が活動を始め、幕府と御家人との信頼関係も薄いものとなっていった。
そんな中、1318年(文保2年)後醍醐天皇が即位。後醍醐天皇は、天皇親政を志す。
その後、〜正中の変〜、〜元弘の変〜、楠木正成による〜千早城の戦い〜など経て〜新田義貞の鎌倉攻め〜のち1333年鎌倉幕府、北条氏は滅亡し、室町幕府の世になる。

※時代が下った戦国時代に小田原に登場する「北条氏」は、鎌倉の北条氏とは縁もゆかりもなく、領地を押し広めていくのに名前を拝借し名乗っただけ。

以上が鎌倉の歴史ですが、実際に住んでいる私達でも、「鎌倉物」は大河ドラマ特有の立身出世とは縁遠く、ジメジメした陰湿な政治ドラマ的にとらえられます。
視聴率もさほど良くないようですが、実際にここに住んでいる私たちからすると、いつも見慣れたお寺や、通いなれた通り、坂、切通しが登場し、ここにはこんな歴史、物語があったのか、気付かされる週の連続で楽しみにみています。
脚本の三谷幸喜氏の軽い現代語タッチの会話で、あの暗い話が少し癒やされれているのでしょう。

そして本番のほんぼり祭りは

「ぼんぼり祭り」の始まりは1938年 昭和13年です。 今回で84回目 を数えます。
【夏越祭】8月6日15時〜 (立秋の前日)夏の邪気を祓う神事が源氏池のほとりで行われた後、参道で「茅の輪くぐり」を行い、健康を祈願します。
舞殿では巫女により「夏越の舞」が奉納されます。

【立秋祭】8月7日17時〜 (立秋の日)
夏の無事を感謝し、実りの秋の訪れを奉告する昭和25年より始められたお祭りです。
ご神前には神域で育まれた鈴虫が供えられます。

【実朝祭】8月9日 10時〜(場所:白旗神社)
源実朝公の誕生日に執り行うお祭りで、昭和17年より始められました。
実朝公の遺徳をしのぶとともに、文芸に優れた実朝公にちなみ、例年、短歌会が催されます。
雪洞を掲揚する行事だけではなく、実は「夏越祭」「立秋祭」「実朝祭」という神事が中心に構成されています。

雪洞祭の最大のハイライト

鶴岡八幡宮の巫女さんの手による、数多くの雪洞への火入れです。
今年2022年は昨年よりも15分遅れの6時30分に境内のぼんぼりに一斉に火が灯りました。
これだけ多くの雪洞にの火入れ(電灯ではなくローソクの灯りです)は大変で、毎年、ご近所の鎌倉女子大の学生アルバイトさんが参加します。
この瞬間を狙って、綺麗な可愛い女子大の二人組には、大勢のアマチュアカメラマンが取り囲むのです。
この雪洞の撮影には、以前はハイアマチュアと自称する、撮影には節度を持った人々やら、地元の写真クラブの方々が多かったのですが、今や、全国民がスマホ時代、コンデジ(コンパクトデジカメ)時代、廻りのカメラ位置など頓着せず、無視して前へ前へと乗り込んできますし、一番厄介なのが、フラッシュを炊いての撮影で、このほのかな、雪洞のろうそくの灯が台無しになってしまうことなのですが、分ていないようです。

今年の目玉の雪洞は
大河ドラマの影響でしょう、誰でもが知っている、有名人・著名人・俳優の作品・書が沢山あり、その作品を探しあて、撮影する楽しみがありました。
今回の超目玉は、NHK大河ドラマに出演している、俳優の皆さんの作品で、これらの灯籠の前は
カメラ・スマホを手にした大勢の人に囲まれていました。



鎌倉に住む私達はこれらの著名人の他に、鎌倉に住み、芸術面やら社会福祉や市民活動に貢献する知人の奉納する「雪洞」を探し出すのも一つの楽しみとなっており、
今年も出展されているのを見て、お元気なのだと確認いたしました。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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