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2022年06月27日

映画 plan75 近未来の姨捨山物語


先週の金曜日17日に封切られた「Plan75」のメデイア報道は

第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門正式出品され、カメラドール特別表彰授与という快挙を成し遂げた本作。
全国90館(18日からは91館)で公開され、公開初日から日曜日までの3日間までに全国各地の劇場で満席が続出。
メイン館である新宿ピカデリーの週末動員数では、トム・クルーズ主演の『トップガン マーヴェリック』の動員を抑えて首位の座についた。
客層は30代以降の映画ファンを中心に、女性のグループや夫婦・カップルといった複数での鑑賞が多く、シネスイッチ銀座では金曜日の初回からチケットを求めて観客が長蛇の列をなし、土日も満席の回が続いたという。


カミさんとお友達は、翌日18日土曜日に、自宅から一番近い、桜木町駅前の「ブルグ13」に朝一番に見に行き、かなりの観客数だと云ってました。
それで、どお感想は、と聞くと「現代版姥捨て山物語り」ね、と云います。
「見ておいたほうが良いかな」と聞くと、貴方のブログテーマになるかもね。
「だって貴方、最近、死ぬ死ぬと、言いふらしているみたいだから」
という訳で、私は一週遅れて見に行きました。

ブルグ13 横浜で一番大きいシネコン
10時40分開演、このシネコンは13スクリーンある大きな映画館で「Plan75」は244席とこのシアターで4番目の大きさで、かなりの集客を見込んでいるようです。
10分前、10時30分に前々日にネットで購入しておいた席に着くと、びっくり。
244席の8割ほど埋まっていて、それもほぼ中高年以上女性グループです。
先週観てきた「峠」ととは真逆の観客層です。「峠」は反対に中高年の男性ばかりでした。
このオバサマ方は、あまり劇場で映画を見るのには慣れていない様子。
私の後ろに座った3人グループは座るとすぐお菓子の袋をバリバリと開く音、そして私の耳届くくらいの話声が聞こえます。
映画館の公式開演スケジュールは10:40分ですが、いずこも同じで10分以上のCMやら、予告が続くのですが、10時40分が過ぎても、次から次ともオバサン方は入ってきます、それも通路側なら許せるものの、真ん中の席へ、人の迷惑をものとせずに、入っていきます。
やがて、館内かせ暗くなり本編が始まるというのに、私の映画館の常識では考えられないように、大きな声で暗くて解らない・・・とい云ってスマホで足元を照らしながら次々と入ってくるのです。
恐らくですが、大きな劇場て映画を見ることが少ない人種なのでしよう。

オバサマ方をこれだけ惹きつける「Plan75」とはどんな映画なのか
ネットの映画評では「震えるほど感動」「頭から離れない」「“生きる”という命題を観る者に突のきつける大傑作」といった絶賛の声とともに、75歳以上が自ら生死を選択できる「プラン75」が施行された日本を舞台にしているとあり、その制度をめぐっては賛否の声があがっている。

「PLAN50や60が有れば早めに選びたい 迷惑かけて生きるのは嫌」
「制度として施行されたなら、使うかもしれない。使うことに対して肯定的で、抵抗はない」
という肯定的な意見から、
「本当にあったら選択肢ではなく “暗黙の圧力”」
「自分は申し込みたいなと思うたけど、映画を観てそんな制度は絶対に否定しなきゃい
 けないと思った」
など否定的なものまで、さまざまな議論を呼び起こしている様子
今、全世代に突きつける、
「選別されてよい命などない、否定されてよい生などないこと」を

この映画のなかのプラン75とはどんなシステムなのか
プラン75は遺言信託、生前整理、葬儀、墓の手配、死後の手続き、心のケアなど、死を選んだ人の最期を無料でサポートするプラン。
日本は団塊世代が後期高齢者となり、高齢者に対する社会保障が日本全体の財政を大きく圧迫する時代になる。
映画の中では、若い仕事にも家庭にも恵まれない若者が、銃を持って、老人ホームに乱入して入居者を殺す事件が起き、高齢者福祉に対する国民的議論をするべききっかけになればと、言い残して自殺するシーンからスタートし、国会で「プラン75」の法案が通過し、全世界がこの超高齢化の日本に注視することになる。

ストーリー展開は
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女<プラン75>の申請を検討し始める。
一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートする。
コールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン75>関連施設に転職。
利用者の遺品処理など、複雑な思いを抱えて作業に勤しむ日々を送る。

舞台はプラン75の開始から3年経ち、高齢化社会の解決策として制度の利用を推奨するような風潮が広がる日本。
倍賞千恵子演じる主人公の角谷ミチは、後期高齢者のための集団検診に訪れた際に館内で流れるプラン75への加入促進CMを目にすることになる。
CMは「未来を守りたいから」というキャッチコピーのあとに、制度の利用を決めた女性のインタビューが続く。
彼女が笑顔で「人間は生まれてくるときは選べないから、死ぬときくらいは自分で選べたらいいだろうなと思って。
自分で死に方を決めることができたら安心だなと思って、なんの迷いもなかったです」と制度を推奨する姿が収録された。

映画の結末は・・・見て下さい。
かなりシリアスな重い後味の映画、結末です。
感動とか、涙とか、共感はありません。
現代の一人暮らしの高齢者が抱える問題について、社会との接点や、高齢者が感じる生きづらさ、寂しさ、心の葛藤など、すごく丁寧に描写された映画です。

映画が終わって、桜木町駅前に戻ると、大勢の人だかりです。
岸田首相が公明党の参議院候補者の応援演説にきているのです。
廻りは、公明党婦人会が動員した、あの映画館観客と同じ世代のオバサマばかりてす。
お願いだから、この選挙の前に一度、この映画を見て下さい、という気持にでいっぱいになりました。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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