
妻は云った「週三日は外に出て」と
朝日新聞の定期的なコラム「リライフ人生充実」を見ていて、20年前を思い出しています。
そっか、コロナパンデミックも何かしらの壁を超えて、新しく65才定年退職の船出にのりだした方々もきっと多いのでしょう。
もう、私達団塊世代は、退職者世代の代表格でも、戦後日本経済の立役者でも、トレンドでもなく、ただ単なる高齢者の一角に過ぎない存在となっていってるのでだと、最近感じ始めています。
退職後の男性の居場所探しは何世代前からのテーマです。
退職前から「一年ぐらい、ゆっくりしたい、自分探しの旅にでも出たい・・・」と思っていても実際に退職した翌日からづっと家にいる夫は長年連れ添った妻からみれば、

「口答えする厄介者」
「掃除に邪魔な大きな荷物」
「食事の世話をしなくていけない生き物」
「自分の生活圏への無断侵入者」
「金食い虫」
と写っている可能性は十分にあります。
実際に、退職後の男性から「週に三日は外に出て、家にいないで」と云われたいう話は沢山聞いたことがあります。
現実問題として一番厄介なのが夫の昼ごはん
というのが、カミサンが通う「カーブス」の鎌倉婦人仲間の話です。
専業主婦のお昼は、自身一人きりなら、前夜の残り物やパンやインスタント、冷凍食で済まされるのに、夫は、妻のスポーツ通いから戻って来るのを待っていると云うのです。
それも何もしないで、せめて台所の洗い物、後片付けでもしておはぱ良いものの、そのまま、夫は妻が出ていった時そのままの位置に座ったテレビを見ていた・・・という話はいくらでもあります。
そして団塊世代の夫の現役時代のお昼は、一ヶ月の小遣いのなかでやりくりしていたのに、退職後の小遣いの減額を拒む夫のせいで、二人分のお昼代と家計費も増えていくのです。
妻から見て最低限の解決策は
■夫は自分のお昼は自分で作るor従来どおり自分の小遣いの範囲で調達する。
■台所の洗い物は、積極的に手伝う。
■自分用のカレンダーに、外出する日を明記する。
というものです。
夫の言い分「外出するって何処へ、どうやって過ごせば良いの」
これまでの私の退職20年間の経験から
■図書館、大型書店、家電量販店巡り
■散歩・・近所に大型公園がない場合、グーグルマップで川沿いなど自然あふれる道を探す
神社、仏閣など有料の所は日課から敬遠する。
■映画館 月に二度程度ならシニア料金でそんなにお金はかからない
■電車各駅停車に乗って、知らない駅で降りてみる 予め予算を決めて置く
■パチンコ・麻雀など、少額でもお金がかかる遊びはしない
■車、ドライブ 家計費に負担かからないように、ガゾリン代は自己負担とする。
■何らかの週一程度のスポーツをする
長く続く、あまり体力に負担がかからないようなスポーツが良い
初心者とベテランに大きな壁があるスポーツは避ける
道具や、ウェアにお金がかからないスポーツ
身ひとつで出来るスポーツ
【例】硬式テニスは二年で頓挫、テニスコートまでの足がなかった
卓球は半年でやめ、かなりハードなゲームであり、経験の差が大きい
バドミントンは長く続いたが、経験者、ベテランの途中入会で、楽しみのクラブから
大会参加、上達を目指すクラブに変遷したので辞めた
ストレッチは、講師役への謝礼、駐車代などが負担になったのと、ただ体を動かす
のみでつまらなくなった辞めた。
現在まで続いているのは、屋内、スポンジテニスのみ 下記参考url
鎌倉・大船ラケットテニス
■原則退職後夫婦の家計費に負担をかけないようにする。
退職者世代夫婦の退職後の過ごし方について、色々意見、実際のお話などがありますが、基本となるのは「お金・余裕・財産」にたどり着くのです。
朝日新聞の記事に登場した方の話があった。
引用すると
関西出身、大学を卒業後、機械メーカーに勤務
20代で結婚、娘が二人。
長い会社員生活で今暮らす街をよく知らない
退職前は県外での単身赴任が10年以上続いた。
思えば、単身生活の間に妻のことがわからなくなっていたのかも知れない。
退職後、テレビを見ようと声をかけたら、「好みが違う」と断られた。
今後の暮らしについて話した時、妻は云った「私の年金は私が全部管理する」と。
今でも、日頃の生活費は私一人の年金で賄っている。
どんなに綺麗事を並べとしても、生きて行かねばならぬのです。
最低限、退職前から夫婦二人でお金に関することは、腹を割って話し、決めて、いつでも解るようにデータを共用しておかないと、夫より長生きする女性、妻は不安になるものです。
その為に定年退職した男性はどう生きるか、過ごすかについて諸先輩方が色々書いています。
定年後の退屈地獄を回避するおすすめの過ごし方ランキングTOP5
1,新しい仕事を始める
2,旅行する
3,趣味を楽しむ
4,スポーツを始める
5,ボランティア活動に参加する
定年退職後にやってはいけない「こと」TOP5は
1,家から出ない
2,社会との関わりを断つ
3,年金だけに頼る
4,資産運用にのめり込む
5,運動をしすぎる
これらに関して色々な官公庁データ調査があります。



長寿日本一の自治体は川崎?
健康でいたい、長生きはしなくてもせめて平均余命は全うしたい、家族に負担をかけたくない、そんな生き方をするには、お金ではなく社会との繋がり、人と人との繋がり、最終的には家族との繋がりが一番大切であると、数百年前から変わらぬことを伝えているのてす。
同じ日の朝刊社会一面にご長寿日本一は男女とも「川崎市麻生区」秘訣は坂道?
記事の要約は、長寿の地域の住まいの特徴は
・持ち家率が高く、庭も広い戸建て
・農地、山林も多く自然環境が豊か
・市などのスポーツ、文化関係の施設が多い
・坂道が多く足腰が鍛えられる
・地域医療を賄う大病院(聖マリ大病院)がある
・・・と記事は平均寿命、平均余命の長さと住まい環境について触れていますが、反対に最下位は男女ともに大阪府西成区であると述べています。
下位には、青森県むつ市、六ケ所村も連なっており、同じ神奈川でも、日雇い労働者が多かった寿町がある横浜市中区も下位でした。
記事は「医療・所得・食生活・人と人の繋がり」が、平均寿命、平均余命に大きく影響していると結んでいました。
健康、寿命、生きがいは、所得と関わり合いが全くないとは言えない・・・
というデータだと読みました。
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