かおだしたさき:日吉町殿田区 日吉殿田交流センター殿田とーくほーる
日吉町の殿田とーくほーるで3月6・7両日に開かれた「殿田の大火の資料展示&切り絵ワークショップ」(殿田の歴史を考える会の主催)にカオダシしました。

【大火直後の日吉橋付近(昭和16年)】
殿田の大火は昭和16年(今から80年前)、山陰線の蒸気機関車のばい煙がかやぶき屋根に燃え移ったことで発生し、100戸を越える民家などが全焼する大火災でした。大火を教訓として、殿田では「家屋を建築する際は、隣家に面する側は防火設備をする」という条件が付き、外壁の両側に“袖壁”を付けることや、屋根の軒に土を塗り込むこと、隣の家屋から二尺(約60センチ)離して建てること、数軒おきに田原川へ避難できて消防車も通れる道を付けることが義務づけられました。そうした防火の工夫の数々は、今の殿田でも見られます。

【切り絵ワークコーナを囲むように設けられた展示パネル】
大火で得た教訓を後世に伝えていくために展示会が企画され、会場では大火当時の白黒写真や体験者からの聞き取り資料、防火の工夫に関する資料などが紹介されていました。また、歴史に興味のない人にも殿田の大火とその教訓を伝える工夫として、切り絵ワークショップが行われました。
年配の人たちが村の歴史を伝えていきたいと願って何かを企画しても、若者がそれに魅力や価値を感じないということはよくあると思います。今回の歴史展示と切り絵ワークショップのコラボは、主催者である年配の方々にとってチャレンジでした。結果としては、切り絵目当てで子どもやその親が会場を訪れ、ねらい通りの成果が得られたのではないかと思います。
(記事:田畑)