かおだしたとき:2020年12月13日(日)午後1時〜3時30分
かおだしたさき:日吉町殿田区
殿田区の有志住民で組織する「殿田の歴史を考える会」が、地域の歴史と思い出をまとめた冊子『私たちのふるさと殿田』を10月1日に発行されました。それを記念し、冊子に書かれた史蹟を巡るツアーを開催されました。このツアーに、まち探検大好きな3歳の息子と一緒にかおだししました。
ツアーの参加者は49人で、そのほとんどが殿田の住民でしたが、なかには村外に住む出身者やお孫さんも来られていたようです。
ツアーはたいへんボリュームのある内容(下記の行程)で、歩行時間でいうと約2時間半。ガイド役は、同会メンバーで企画発案者の吉田正彦さんがされました。
[ツアー行程]
開会式
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@殿田大火のいくん石
A日吉神社 登り口
B住宅街
C胡麻川河川敷
D水天宮
E曹源寺
F殿田城・行者山の入口
G勝貫隧道
H大西堰
I殿田とーくほーる
J丹波猿楽・梅若家跡 登り口
K天神宮
L大火で焼け残った木
↓
閉会式
参加する前は、歴史好きのおじちゃんたちがだけが楽しんで、おばちゃんや子どもたちは退屈かもしれないと思っていたのですが、私の予想に反し、おばちゃん・子どもたちも楽しそう!
うちの息子と手を繋いで歩いてくれたおばちゃんたちに感想を聞きました。
「(河川敷からのまち並みを見て)ええとこやね。はじめて見た景色やわ」「ここの桜が咲いたら、お花見したいな」「長年殿田に住んでいたけど、この道ははじめて」「コロナで何もない年やったけど、こうやって歩きながらみんなのおしゃべりができて楽しいわ」などと言いながらニコニコ笑顔です。おばちゃん同士の会話も弾んでられました。
おじちゃんたちは、若者や子どもに「昔、ここにパチンコ屋があったんよ」「ここで
サワガニいっぱい捕れるぞ」「軒先に土壁がしてあるんは、防火対策なんよ」「なんでここに道が付いているか、知ってるか」などと、自慢げに話されていて楽しそう。
閉会後もまだ歩き足りない参加者がいて、有志を募り山に登っていかれました。
ちなみにうちの息子は最後まで自分の足で歩ききり、殿田のまち探検がとても楽しかったようで、閉会式の時に「もう終わりなん?」と言って名残惜しそうにしていました。
今回のまち歩きテーマは「殿田の史蹟」でしたが、どんなテーマであっても住民たちでまち歩きをすること自体に、楽しい会話を生む効果があるのだと思いました。
(記事:田畑)