かおだしたさき:ドイツカフェみとき屋 クラフト市

クラフト市は、日吉町胡麻駅近くの「ドイツカフェみとき屋」を会場に、半年に1度の頻度で行われるマルシェイベントです。手作りの雑貨や工芸品、アート作品など一点もの商品ばかりを扱う「つくる」部門や、パスタやソーセージ、炊き込みご飯といった飲食系の「たべる」部門のお店が、1日15店舗ほど出展されます。訪れる方は2日間で、延べ500人というところでしょうか。
出展者のバラエティの豊富さや質の高さ、会場全体から漂う楽しそうな雰囲気を求めて来られるお客さんが多いのかなと思いますが、クラフト市の一番の目的は「作り手の交流」です。
クラフト市が始まったのは、今からちょうど10年前。会場の「ドイツカフェみとき屋」がオープンしたのとほぼ同時期です。オーナーの井尻有香さんは、クラフト市を始めたきっかけを「胡麻周辺には仕事や趣味で面白いものを作っている人がたくさんいるのに、お互いのことを実は知らないということに気付いて、何かしたいと思った」と話してくれました。
なぜこんなにたくさんの出展者が集まるのか聞いてみると、「出展料が1,000円と安いから」と即答。「このイベントで儲けたいわけではない。出展者には、高い出展料で『頑張って稼がな!』となってほしくない。ほかの出展者と交流できる余裕を持ってほしい」とも語ってくれました。
出展者の中には、半年に一度、クラフト市で再会するのを楽しみにされている方も多いとか。確かに、横のお店同士で談笑されている姿をよく見かけました。

ドイツカフェみとき屋オーナー井尻さんの旦那さんはシャウベッカーさん。ドイツ出身の学者さんです。ドイツカフェは旦那さんの出身地が由来だそうです。胡麻は、南丹市でも特別外国人夫が多い地域。子どもも大人も、胡麻出身の人も外国人も、出展者もお客さんも、その場にいる人全員で、楽しく・ウェルカムな雰囲気をつくっているんだなぁとあたたかい気持ちになりました。
田舎の静かな町で、たくさんの出展者とお客さんが交流するイベント。そこで食べるシャウベッカーさんお手製のソーセージは、大変風情がありました。
新しく出展される方がどんどん現れ、いろいろな交流が生まれる素敵なイベントになるんだろうなと、今後のクラフト市に期待が膨らみます。クラフト市は、例年春(4〜5月ごろ)と秋(10〜11月ごろ)に開催されています。次回は2019年11月2日・3日です。
(記事:田中利彦)


